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心がなんかッ………… 涙出るぅッ……この作品ッ
うおぉ…こっちだと、本当にめちゃくちゃ久しぶりですね!
久しぶりすぎて、自分がどうやって書いてたか忘れました!!()
ちなみに、前作品なんですが…中編を予想してたんですけど、最初にEND数を決め終えた時、察したんですよ…
これ…長編になるぞ、と((((
ということで、なんと前作品は長編に変更されました()
そして今回は悩みに悩んだ末、ROFーMAO全員の闇深い青春物語にしようと思います!!
Fooooooooooooo!!!!!((((え??
てわけで、早速どうぞ!
※一部呼び方や口調が変わってる部分があります
朝 通学路 剣持視点
あぁ…今日もまた、うっとおしい学校生活の1日が始まる…
僕、剣持刀也は今年度から高校1年生になり、今はその冬…いわゆる、2年生になるための0学期中なのだ
さっき、うっとおしい学校生活なんて言ったが、別にクラスメイトが嫌すぎるわけでも、先生が酷すぎるわけでもない
普通の人達から見れば、”普通の学校生活じゃないか”と言われそうだし
いじめられてる人達から見れば、”羨ましい”と言われそうなぐらいだ
ty[……はぁ…]
僕は、周りに誰もいないことを確認して、ため息を一つついた
…はずだった
hr「__ため息なんて珍しいね?刀也くん」
ty[…っ!?ビクッ]
hr「あ、驚かせちゃったかな…?ははっ、ごめんね?」
ty[い、いや、全然大丈夫だよ?というか、さっきのはため息じゃなくて、手を暖めてただけだし]
hr「そっか、最近寒いもんね〜?」
ty[うん、てか、晴くんそれだけで大丈夫?僕のマフラー貸そうか?]
hr「ううん、大丈夫だよ」
hr「それより、早く学校行こ?もっと寒くなりそう…」
ty[あははっ、仕方ないな〜…良いよ、行こっか]
hr「うん!」
…あ〜、危なかった……
あともう少しタイミングがズレてたら、取り繕っても取り返しが付かないことになってた…
僕、剣持刀也は”いつでも笑顔で居続けること”を心に、人前ではどこでも笑顔を絶やさず、笑っている__
1年教室 甲斐田視点
…そんなことなんて、もうずっと前から知ってるよ、刀也くん
刀也くんが、僕の知らないところで悩んで苦しんでることなんて…とっくに知ってる
だからこそ、僕は誰よりも長く刀也くんの傍に居たし、誰よりもずっと刀也くんの事を気にかけている
誰よりも早く刀也くんの事に気づいた僕だからこそ出来ることを、僕なりに考えて、刀也くんのために尽くしてきた
…なんて、こんな言い方だと、まるで僕が刀也くんに依存しているように見えるかもしれない
でも、あながち間違ってはいない
僕は、刀也くんのことが大好きだ…もちろん、友達としてだけど
ty[……っ]
hr「………」
早く、僕に話してくれないかなぁ…全部、全部全部、なにもかも全て
僕に話して?さらけ出してくれたっていい、なにもかも全て、僕に委ねて?そして……
楽になって、幸せに生きていて欲しい
その刀也くんの幸せな未来に、僕という存在が居なくなったとしても…
遠く離れた何処かだとしても、僕は、君のこと見守ってるから……
hr「本当は、僕も刀也くんと一緒に幸せに生き続けたいんだけどね……」
なんて希望混じりの僕の言葉は、授業終わりの鐘の音によって、かき消された
hr「…刀也く〜ん!次の授業は移動だから、一緒に~~~~~~……」
僕、甲斐田晴は”余命が来る前に刀也くんを助ける”ことを目標に、今日もまた、刀也くんの傍に居続けている__
2年階段前 不破視点
hr「__あ…!不破さん!」
fw『お、晴に刀也やん!』
ty[おはようございます、不破先輩]
fw『はよ〜、2人は移動教室か?』
ty[はい、不破先輩もですか?]
fw『あんや、俺は晴に言いたいことあってな』
hr「僕に…?」
fw『…晴、今日の放課後なにがあるか…覚えとるよな?(ボソッ』
hr「えっ……あ………」
hr「あ、あぁ〜…ぁ、あは、あはは〜……」
fw『俺も一緒に行くから、な?』
hr「ッは、はいぃ……」
ty[晴くん、どうしたの?顔色悪いけど…]
hr「ぁ…い、いい、いや〜?ははっ、なんでもないよー(棒)」
ty[…???]
fw『んはっwとりま、俺はもう教室戻んなあかんから、またな〜』
ty[あ、さようなら!不破先輩]
hr「また〜…」
fw『………』
…晴、やっぱり今日のこと忘れとったな〜……
まぁ…今日のことと言っても、遊びに行くわけとかではない
晴は余命のこともあって、定期検診みたいなんを毎月のように受けているのだ
大切な検診だと言うんに、晴といったら昔っからど〜も、その検診の日のことだけ忘れるのだ
fw『…でもまぁ、晴は余命の日が来ても、死なんから大丈夫やで』
fw『……幸せに…なってな』
そう…段々と遠くなっていく愛おしい晴の背中に向けて、言い放った
俺、不破湊は”好きな人に生き続けて欲しい”という願望を叶えるべく、晴の余命の日が来る前に自分の命を渡すことを決意していた__
数十分後 屋上 加賀美視点
ガチャッ
kg〔…おや、今日も勢揃いですか?〕
fw『んぁ…!ハヤトせんぱ〜い!』
hr「こっちですこっち!一緒に食べましょ!」
kg〔はいはい、まったく…仕方ないですね〕
ty[こんにちは、加賀美さん]
kg〔はい、こんにちは、剣持さん〕
fw『聞いてくっさいよ、ハヤト先輩!さっき晴が〜…』
hr「ちょっ…!言わないって、さっき約束したでしょ!?」
fw『あぇ、そやっけ?』
hr「そうなの!!大体不破さんは、いつもいつも~~~~~~~~~……」
fw『!?!~~~!』
hr「~~~~~~~~!」
ty[…、~~~~~~~~~……]
kg〔………〕
生徒《~~~~~~~~~~~~~~~~!!》
生徒《!~~!!》
……良い、なぁ…
きっと放課後も、クラスメイトや友達を誘って、ゲームセンターや、どこかに遊びに行くんだろうな…
…私も、1度だけでも良いから…そんな楽しいことを……
ty[__ッ加賀美ハヤト!!!]
kg〔…ッ゙!?!?ビクッ〕
ty[っあ、ご、ごめん…急に大声出して……]
kg〔いえ…ボーっとしてた私が悪いので…〕
hr「なにかあったんですか?校庭に居る人達を見てたっぽいですけど…」
fw『もしかして、アレやりたいんすか?』
kg〔い、いえいえいえいえ!そんなそんな…なんでもないですよ〕
fw『…?そか、ならええわ』
ty[あ、てか時間ヤバいじゃん!早く行くよ!晴くん]
hr「え、えぇ!?も、もう!?ヤバい、まだ食べ終わってないよ〜…!」
fw『んははっw急げ急げ〜w』
hr「うぅ〜…っ!」
kg〔あははっ…〕
kg〔………〕
…私、加賀美ハヤトは”高校卒業前に友達となにかする”ということを目標に、日々、友達とならなにをするかというのを観察している__
数十分後 通学路
ty[加賀美さん、今日もボーっとしてたけど…本当になにもないの?]
kg〔本当になにもないですよ、剣持さん〕
ty[でも、最近やけにボーっとする頻度高くなってない?]
kg〔そう、ですかね?すみません…控えます〕
ty[いやっ、別に謝ってほしいわけではないんだけど…]
kg〔…??〕
ty[ッぁあもう、!モヤモヤするから話して欲しい…って言ってんだよ……(照)]
kg〔…!!〕
…本当にこういうところは昔っから、相変わらず”剣持刀也”なんですね
でも……それでも…私は………
kg〔……大丈夫ですよ、剣持さん…〕
kg〔私は__今が1番、幸せなんです〕
kg〔これ以上、望んでしまったら…叶えてしまったら、もうダメになってしまう気がするんです〕
ty[ダメに…?]
kg〔はい、私自身も、他の人達も…なにもかも全て……〕
kg〔私の手で、全て壊してしまいそうで…怖いんです〕
ty[怖い……か…]
ty[…その気持ち、ちょっと分かるかも]
kg〔え…?〕
ty[僕も…なにもかも全てまでとはいかなくとも、壊れちゃいそうで、怖いことがあるんだ]
kg〔それは…私も知らないこと、ですか?〕
ty[…うん、そう]
ty[それを表に出すと…みんなが、僕の目の前から消えて居なくなっちゃいそうで……]
ty[本当に…怖い……ッ]
kg〔……っ〕
こんな…剣持さんの、怖がってるような…苦しんでるような顔、初めて見た…
今まで長く付き合ってきた私でも、初めてと思うような…珍しい顔
あの志の高い剣持さんが、こんな顔をするようなことが、あったのだろうか?
…きっと、剣持さんが抱えている悩みは、とっても重大で繊細なことなのだろう
一歩間違えてしまうと、剣持さんの心を粉々に崩し、全てを狂わせてしまうのだろう
それくらい…壮大な悩みを、私よりも小さい身体で……
kg〔…っッ゙〕
ty[…空気が重くなっちゃったね……ごめん…]
kg〔いッ、いえ!そんな…剣持さんが謝る必要なんてないです!そもそも、私がちゃんと答えなかったから…〕
ty[そんなことないよ、加賀美さんは少しだけだけど…僕に話してくれたじゃん]
ty[”怖い”ってことも…今が”幸せ”だってことも……]
ty[まぁ、僕からしたら、本当に幸せだって思ってるのかどうかは怪しいところだけどね]
kg〔…ははっ、そうですね……〕
kg/ty〔[………]〕
あぁ…どうも、私の願望は、近いうちに叶ってしまうのかもしれない…
と…そう、私の勘が言っていた
数分後 病院 不破視点
hr「__不破さぁ〜ん!終わったよ!」
fw『お!今日は随分と早かったやん、偉いぞ〜っ!ワシャワシャ(撫』
hr「わわっ…!え、えへへ〜っ 」
hr「不破さん!今日、僕の両親夜遅いから…一緒にご飯でも食べない?」
fw『めっちゃ、ええやん!久しぶりに行こか!』
hr「…!やったぁ〜!」
hr「僕、不破さんと一緒に行ってみたい店があって…えっと、これなんだけど……」
fw『おぉ〜、ええなぁ!ここ行こか!』
hr「うん!!」
数分後 ファミレス
fw『なぁ、晴…死ぬ前にやりたいことって、あるん?』
hr「…えっ?」
会話が一段落着いた時、俺は、気づけばそんなことを口走っていた
fw『っあ、ご、ごめんな?急に変なこと……』
hr「いや!全然そんな…!それに、やりたいことなら、たくさんあるよ!」
fw『た、たくさん…?』
一瞬、聞いちゃいけないことを聞いてしまったと思って謝ったが、どうやら大丈夫なようだ
ていうか、たくさんって…そんな時間n……
…いや、やる。やりきるんだ不破湊
好きな人の要望だぞ、全部やりきらないと格好がつかないぞ
hr「うん!といっても、10個だけなんだけど…」
fw『ええやん、10個だけでも結構やで』
hr「そうかな…?それで、そのやりたいことなんだけど…」
数分後
fw『ほうほう…で、最後は?』
hr「最後は………」
fw『…?どうしたん?晴』
hr「あ、い、いや、その……」
hr「…言っていいことなのかどうかが、分からなくて……」
fw『なるほど…それって、他の誰かが関係してたりせぇへん?』
hr「誰かが関係…は、してるかな」
fw『そか〜…せやったら、聞かない方がええな』
hr「え…?き、聞かなくていいの?」
fw『おん、ホンマは聞きたいけど…プライバシーっつ〜もんがあるし?』
fw『勝手に話して、その子と晴の関係が崩れてもうたら、それこそ元も子もないやん?』
fw『やから、無理に言わんでええよ』
hr「…!不破さん…!」
fw『でもまぁ、もし困ったことがあったら、遠慮なく言えよ?』
hr「うん!ありがとう、不破さん!」
fw『…あぁ』
fw『んじゃ、そろそろ帰るか』
hr「あれっ!?も、もうこんな時間!?」
hr「不破さんと喋るの楽しすぎて、時間見るの忘れてた…」
ゔっ…随分と嬉しいこと言ってくれるやん…ッ
fw『外、結構もう暗いし…近くまで送るで?』
hr「えっ?い、良いの?」
fw『もちろんやで!』
hr「ありがとう!」
数分後 甲斐田家前
fw『そんじゃあな〜』
hr「また明日!」
fw『……?』
あれ?あそこに居るのって……
…いや、俺の気のせいか?暗いから、それで見えずらいから……
ty[………]
んや、あれは絶対刀也や、確信できる、街灯に当たっとるからめっちゃ見えとるし()
てか、刀也って夜に散歩するんや…なんかイメージになかったわ
んまぁ、夜の外って涼しいからなぁ〜…といっても、今冬やから涼しいというより寒いけどな
ty[……ッ]
fw『………』
…今の刀也、なんか雰囲気が学校ん時とちゃうような……?
つかさっき、少し表情歪んどらんかったか…?
苦しいような……なんとも言えないような…そんな感じの……
ty[……ッッ!?!?]
fw『…あ』
やっべ、刀也の方見すぎたか?
めっちゃ驚いとるし…不審者やと思われとるかもしれんし、とりま、挨拶した方がええか
fw『あ〜…!刀也やん!刀也も散歩中なん?』
ty[…!不破先輩!こんばんは]
ty[僕”も”ということは、不破先輩も散歩中ですか?]
fw『俺は散歩中ってよりか、帰り中って感じやな』
ty[帰り…?塾かなんかですか?]
fw『んや、晴を家まで送ってたんよ』
ty[あ〜…なるほど、そういえば今日、階段で話してましたよね]
fw『そうそう、それや』
ty[あ、そういえば先輩、時間大丈夫ですか?]
fw『ぁ…!ヤバいかも、はよ帰らんと!』
fw『また明日な!刀也』
ty[…はい、また明日]
fw『………』
そう言った刀也の笑顔は__無理に作った感じがした
それでは、次回!