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コメント
1件
希さん、番外編読ませていただきました〜! ライの過去を思わせる夢のシーン、すごく切なくて胸がぎゅっとなりました。機械と違う“動物のぬくもり”に触れて、ぼんやりと昔の温かさを思い出す流れが本当に繊細で…。猫たちが家族みたいに寄り添ってたのも、ライの心に優しく響いたんだろうなって思います。 あと、星導が髪を解いてる姿とか、ミルクティーの話とか、日常の柔らかい空気がすごく好きです。空白の詰め方、私は読みやすかったですよ〜!
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希
1,595
※誤字脱字・年齢操作・微猫化
※番外編
ぬくもり 伊波ライ
昔の夢を見た。遠い遠い、自分の記憶かも曖昧な…そんな夢だった。
小さな自分を包み込む大きな腕。その腕の中はとても暖かく落ち着く。ふと目線を手元へ向けると、自分の手には小さな機械が握られている。
外から罵倒する声、喧嘩をする声、汚い笑い声そんな日常茶飯事だった声は一つも聞こえず、聞こえるのは聞き馴染みのない優しい鼻歌。こんな暖かい平和が続けばいいな…そんな叶いもしないことを願いながら、大きな腕の中で眠りにつく。
「ライ…?ライ~…」
体を揺さぶられる感覚で目が覚める。重い瞼を開けると天井にはいつもは編んでいる髪を解いた星導がいた。
「おはようございます、こんな時間まで寝てるなんて珍しいですね。夜更かしでもしたのですか?」
「別に…夜更かしなんてしてないけど……ごめん、なんかうまく思い出せない…。」
思い出そうと頭を働かすもぼんやりとした情景しか頭には浮かばない。きっとさっきの夢は時間と共に忘れてしまうだろう。
「そうですか、別に無理に思い出さなくても良いですよ。あ、準備が出来たらちょっといいですか?少し手伝ってほしいことがあって。」
そう言うと星導はベット横に置いてあった椅子から立ち上がり部屋を出て行こうとしていた。
「うん。ってあれ…カゲツは…?」
いつも横ですやすや眠っているカゲツの姿がない。
「朝早くから小柳くんと仕事へ行きました。全く小柳くんは…まったく…あんなに小さい子供を朝から…。」
心配そうに俺を見ながら星導は部屋から出て行った。
「お~い星導…」
店に向かうと星導が困った顔をしてドアの向こうを眺めていた。
「あ、ライこっちこっち」
そう手招きされドアの向こうを見るとそこには数匹の
「猫…?」
「そうなんです…小柳くん達を見送ろうとしたら寝てて、俺が手を出そうとすると威嚇されてしまって…」
「それで…?」
「少し相手をお願いしてもいいですか?」
「りょ~うかい…」
店のドアを開け、店裏の方へ向かう猫達を追う。
「ちょっ、そこ行き止まり…」
少し歩くと店裏の行き止まりまで来てしまった。橙色の毛並みをした大きい猫が他の猫を守るように威嚇している。
「わっわっ、大丈夫だから、俺は何もしないよ…」
猫に触ろうとそっと手を近づける。
「おっ…」
手を近づけると黄色と水色のメッシュが入った毛並みをした華奢な体系の猫が寄ってくる。それに合わせて一緒に他の猫も俺の方へ寄ってくる。どうやら俺は安全な人間の部類に入れたらしい。
「…ふわふわだ。」
これが動物の温もり…機械と全然違う…。
「あったかいなぁ…」
少し撫で続けていると、猫たちは満足したようにみんな仲良くまとまって高くジャンプし、店の塀を超え路地裏へと消えて行ってしまった。
「あの子達家族なんですかね?」
様子を伺いに来た星導が俺に問いかけた。
「…分からない…でも家族なのかな?」
そうだったら家族ってきっとあったかいんだろうな。
「さ、お店に戻りましょう。昨日西洋から取り寄せた紅茶が届いてるんですよね~早速淹れましょ」
「うん」
「あ、牛乳入れてミルクティーとかにしてみます?」
「ミルクティー?なにそれ」
「そうですね~…いい香りのするお茶に牛乳と………」
さっきまで触れてた猫たちの小さなぬくもりが手にじんわりと残っている。さっき見た夢をぼんやり思い出した気がする。響く穏やかな笑い声、優しく包み込む暖かい腕。そのあたたかさは、なんだかあの猫たちに似ていた気がする。
番外編です。こちらの作品が途中だったので、先に執筆し投稿させて頂きました!
作品について少し皆さんにお聞きしたいことがあります。
私の作品は基本的に空白部分が少なく、つめつめなんですけど、読みずらいな…とかあったら教えてくださると幸いです!なければこの方針のままで行くので大丈夫です!
作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!フォロワーの皆様もいつもありがとうございます!