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はっきり言って俺の親は屑だった
金に汚く裏でヤバい事もしていたようだ
子供の頃は俺に踊りや歌を習わせてくれたいい親
だったが爺さんが死んで店が自分達の物になると
変わった
「お前は今日からここの花魁だ」
何を言ってるのか分からなかった
髪を伸ばし、化粧をされ女として過ごすよう言われた
日に焼けると駄目だと外へ行く事も禁じられた
翔太 涼太…何してるかな
踊りを習いに歌舞伎の家に習いに行った
そこで同い年の涼太と出会った
歌舞伎の跡取りの癖にぼんやりして、入るなと言われている台所に行って変わった料理を作り俺に食べさせていた
翔太 最初は不味くて食えなかったよな…
それから大きくなり、舞台に立つ涼太は凄かった
観客を魅了し、人気者に
それでも俺の前ではいつものぼんやりした涼太
涼太 翔太が俺の所に来て女形してくれたらな
翔太 血縁でもない奴が無理だろ
歌舞伎は血筋を重んじる、でも涼太の隣で踊ってみたいとは思っていた
だけど爺さんが死んで家に閉じ込められた俺は
涼太に会う事は出来なくなった
何度も店に来て翔太に会わせろと頼む涼太を奥の部屋から覗き見る
だが花魁の俺に会うには高い金を払う必要がある
男とバレないようにとんでもない値段だ
まだ舞台に立って何年もしてない涼太には払えるはずがない
翔太 こんな遊郭、潰れちまえばいい…
そしてあの日
下働きの大介の親父がチンピラと店にやってきた
確か証文で会わせるなと書いてあったはずだが
母ちゃんは金の為にそれを破った
暫くして洋剣を持った男が駆け込んで来て
その後母ちゃんを刺した
そして父ちゃんは命乞いして逃げた
親が殺され、俺を置いて逃げたのに何とも思わなかった
それどころかやっとこの屑から解放される
悲しさより嬉しさが上回っていた
店の窓から洋剣の男に抱かれ店を出て行く大介を見て羨ましいなと思った
翔太 お前だけは幸せになれよ
俺の親も屑だったが大介の親は更に屑だったから
翌日、店主がいなくなって、 いきなりヤクザもんが取り仕切る事になり店は混乱した
逃げようとしたら殺されるかもしれない、女達は
怯えていた
もう花魁の格好をする事が無くなった俺は男の姿で女達の世話をした
酷い扱いをした親の罪滅ぼしもあったから
花火の日、窓から見ると騒がしい街に刀を持った男達の集団
中には親を殺した洋剣の男もいた
聞いた話じゃ親が殺られるきっかけを作ったゴロツキ達を潰す為らしい
翔太 どうでもいい
窓に腰掛け花火が上がるのを待っていると
涼太 翔太!!
下を見ると着物を乱し、汗まみれの涼太がいた
翔太 涼太…どうして…
涼太 やっと…やっと会えた…
真っ直ぐ俺を見つめる涼太の目から大粒の涙が
俺は急いで階段を駆け降り涼太の元へ
翔太 涼太…俺…
涼太 翔太、会いたかった
涼太に抱きしめられたその時花火が打ち上がる音がした
コメント
3件
次は しょた💙が幸せになる番! りょた❤頑張っていただきたい♪
え〜っ…!翔太くんの過去が重すぎて胸がぎゅってなったよ…😭💦 親に花魁にされて閉じ込められて、それでも涼太がずっと探し続けてたんだね…「やっと会えた」の一言に込み上げるものがあるし、花火の音と重なったラストがエモすぎる…!涼太の一途な想いが翔太を救ったんだなって思うと泣ける🥺✨ 次が気になりすぎるよ〜!