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ああ、心にぽっかり大きな穴が空いているみたい。
これは、Ayano-Aishiの複雑な恋愛模様を画いた物語。
⚠️ヤンデレシミュレーター二次創作 残虐シーン⚠️
何も感じることができない。楽しいとか、悲しいとか。そんな感情、今まで持ったことがなかったのに。
なんだろう、この胸のざわめきは。あの人がずっと頭から離れない。
私の心がそうなってしまったのは、高校一年生の時だ。
今日も同じように、廊下をぽつりぽつりと歩いていた。何か考え事をしていたわけでもなく、ただひたすらにぼうっとしていた。
そんなとき、曲がり角で誰かとぶつかった。
『痛い…』と一言だけ言葉を放ち前を向くと、そこには華やかで奇麗で、一目見たら何もかも吸い込まれてしまいそうな男子高校生の姿があった。その瞬間、私の世界にはじめて色がついたような気がした。
『ああ、ごめん…余所見をしていたよ、怪我はない?』
そんな声が聞こえてきたけど、体が燃えるように熱い今の私には声なんか届かなかった。
多分、これが私の初恋だったんだ。この人を手に入れたい。絶対に。
『じゃあ僕はこれで!』と言い放った彼は、長いツインテールの女のところへと向かった。
あの女は、私たちの楽園へは絶対入れさせない。
その後、私は帰り際に彼を追いかけた。見つからないように、こっそりと。
彼の家はとても奇麗。奇麗な人に似合う、素晴らしい家。
そんなことを考えているうちに、無意識のうちに声が出てしまっていた。危ない、彼に見つかってしまう。今日は早めに帰っておこう、と考え、早く家に帰ることにした。
家へと帰ると、不思議なアプリが携帯へと入れられていた。
ここ最近はアプリを入れていないため、不思議に思いながらそのアプリを開いた。
『Info-Chan…?』
そう書かれたアプリだった。そこには一通のメールが届いていた。中身を確認すると、
『こんにちは。私はInfoちゃん。貴方の手助けをするわ。 』
『ところで貴方、想い人がいるでしょう?』
なんとまあ失礼な。人の心の中に土足で踏み入っているとしか考えられない。
『用件は何?』
『私は貴方の手助けをするだけ。
____ねえ貴方、Osana-Najimiに心当たりはない?』
ああ、今朝彼が話していた女だ。彼が女の名前を呼んでいたため、すぐ気がついた。
『ええ、知っているわ。』
『私はあの人に仕返しをしたい。貴方はあの人からSempaiを取り戻したい。
…とてもいい関係だと想わない?』
『ええ、全く。貴方は何がしたいの?』
『そんな事はどうだっていいの。あの人を排除してちょうだい、”どんな手”を使ってでも、ね。
刺殺、撲殺、失恋、感電、溺殺。なんだっていいの』
『それって、私に罪を肩代わりさせるってこと?随分シュミが悪いのね。』
『ふふ。さあね。
このアプリの使い方を説明するけど、聞いていく?』
『勝手にして』
『このアプリは、ポイントを貯めると自由にショッピングができるの。薬だって制服だってお金だって、なぁんでも買えちゃう。
でもそのポイントが厄介でね。女子生徒のパンティをこのアプリのカメラで撮って私に送ってちょうだい。そしたら自動でポイントに換算してあげる。』
『アンタってほんとシュミ悪いわね、なんでそんなこと?』
『この世界には物好きも居るの、パンティの写真を大金で買わせることだってできるのよ、フフフフフ…』
『犯罪の匂いがするわね、最低。
もう説明は終わり?早くしてちょうだい。 』
『ええ、もう説明は終わり。
最後に重要なことを言うけど、あの人は今週の金曜日にSempaiに告白しようとしてる。だから、金曜日までに完全にライバルの動きを止めるの。わかった?
それじゃあこの一週間、頑張ってね♪』
そんな簡単な説明だけして、彼女は消えていった。メッセージをミュートされたらしい。
困ったものだ、金曜日までにライバルの動きを止めろだなんて…
でも、Sempaiは私のもの。誰にもあげない。
待っていてね、Sempai♡