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若き覇王に、甘くときめく恋を

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若き覇王に、甘くときめく恋を

196 - 第五章 彼と共に育む、真愛の形 EP.3「温かに育む、家族の形」①

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2025年06月14日

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会社で、ふと手すきになった際に、


「──ねぇ、さやちゃん、新しい香水を作ってみない?」


菜子さんからそう声をかけられて、にわかに色めき立つ気持ちを隠し切れずに、


「えっ、いいんですか⁉」


と、とっさに問い返した。


「いいも何も、あなたの企画した猫の香水──『陽だまりの猫』は、大ヒットだったじゃない。今は主力商品にもなっているし、ぜひまたその企画力を活かしてもらえたらって」


「そんな……うれしすぎます!」


私のお母さんと共に”KATZE”を立ち上げた、調香師のプロフェッサーでもある菜子さんに、自身を認めてもらえて、まるで亡くなった母にも褒められているような気がした。


「社長の方にはもう話を通してあるから、さやちゃんが自由に作ってくれていいから」


「はい!」と、感無量で答えて、「全力で頑張りますね!」と、拳をぐっと握り締める。


「気負いすぎないで、頑張ってくれればいいのよ」


菜子さんが笑顔を向けて、私の肩をぽんと叩いた。


「あまり急がなくてもいいのだけれど、新しい香水の案は、何かあるかしら?」


菜子さんから尋ねられて、「そう、ですね……」と、しばし考え込む。


頬杖をついて頭を巡らせていると、ピコンと閃いたことがあった。


「一つ、作ってみたいものがあって……。ブランド名も、今思いついたんですが……」


「まぁ、もうブランド名まで?」


驚いた様子の菜子さんに、


「男性向けのトワレで、『オリエンタル・プリンス』と──」


とっさの閃きを伝えた。


「あらそれって……やっぱりモデルさんがいるわよね」


ふふっと笑われて、「はい……」と、はにかんで肯定をした。


以前、貴仁さんにオリジナルの香水を作ったことを思い出して、メンズトワレを精製してみたくなった。


「いいわね、あの彼のイメージなら、とても素敵な香りになりそうだもの。私も楽しみにしてるわね」


発破をかけられて俄然やる気が湧いてくるようで、もう一度「ハイ!」と、勢いづいて返事をした。

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