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俺は気がつくと無数の死体の真ん中に立っていた 。
遠くには懐かしいあいつらの顔 。
両手には乾燥した血がこびりついている 。
俺は 、 もしかして 、 暴れたのか ?
そう混乱しながらその場に立ち尽くしていると 、 ズンズンと周りの制止を振り切って近づくグルさんの姿が見えた 。
相変わらずのギラギラした笑顔で 。
「 なぁ 、 そこの君 !! 」
そう言いながら近づく彼と後ろの皆を見れば 、 安心したのか 、 安堵したのか 、 俺は力が抜けて意識を手放してしまった 。
おかしな事が起こった 。
急にl国とn国の左翼が大崩壊し始めた 。
後ろの方にいる俺もハッキリと分かるぐらい隊形が乱れている 。
しかも 、 何かに乱されてるように崩壊が徐々に広がっている 。
「 何かがあったのか 。 」
何があったかは分からない 。
ただ 、 今がチャンスだと思った 。
「 今だ !! 左翼を中心に攻めろ !! 」
そうインカムで前衛に指示すれば 、 どんどんと俺らが攻めていけてる 。
ただ 、 おかしな事に俺らの兵も一部分が進まない 。
あそこに何かがあるんだな 。
兵が進めないその場所を望遠鏡で見れば 、 相手の兵隊が一秒に二人 、 首から血を出して倒れている 。
俺らの兵も危ない 。
そう思えば 、
「 左翼撤収 。 右翼を潰せ 。 」
そう指示する 。
___しばらくして
相手の二国が負けた 。
俺らの勝ちだ 。
ただ 、 俺を含め 、 幹部や兵たちの視線は一点に集中する 。
「 なぁトントン 。 俺 、 アイツ勧誘してきていいか ? 」
周りが唖然としているなか 、 グルさんが俺に声をかける 。
「 はぁ ?! 危ないに決まってるやろ ?!
今はやめとけ ! 」
グルさんはそんな俺の制止を無視し 、 俺らの方を見て立ちすくんでいる小さな姿のヤツに近づいていく 。
周りの幹部 、 特にロボロが強めに制止するも 、 それを振り切ってヤツに声をかける 。
その瞬間 、 そいつが崩れ落ちた 。
グルさんは慌てて駆け寄り 、 ペ神のことを呼ぶ 。
幹部ら皆もその姿を一目見ようと集まり始める 。