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「皆…ほっ…本当に…僕の事…」




彼は、鈴木入間。今日も普段と何ら変わらない生活を送ろうとしていた。



「おじいちゃん、オペラさんおはよう!」



僕の朝は、いつも2人の優しい声色で始まる。当然今日もその予定。しかし毎日が、思う様にはいかない。




「誰だいキミは?」


「誰ですか貴方は?」



優しい声色どころか、2人からは冷視が送られて来た。





「えっ…嘘だよね…」




戸惑う僕を差し置き、2人の警戒心は止まらない。そこで僕は危険を感じ、急いでバビルスへ向かうことにした。




「今日は…クララも、アズくんもいないのか…。おじいちゃんも、オペラさんも、いつもと様子が違ったし…。もしかして2人も…いいや皆も…」





「あんな子バビルスにいたっけ?」


「いいや、わかんなーい」




僕の予感は当たっていた。だがやはり、どうしても信じられない。当然だ、突然おきたのだから。そして僕は急いでクラスへ向かった。その先には…




「誰だ貴様。バビルスへ何の用だ。侵入か?」



担任、また使い魔であるはずのカルエゴ先生も忘れていたのだ。




「あれ、僕はこのままだと人間界と同じく1人に…いいやまだクラスの皆がいる。」



そう強気に述べるが、既に僕の目は涙でいっぱいになっていた。その時、後ろから声をかけてきたのはアメリ会長や生徒会の皆だった。


「何をしたんだ?」



アメリ会長は僕の事を、忘れていないと思い口を開こうとしたときだった。



「会長…こんな悪魔…バビルスにはいませんよ」

「では不法侵入者か、?」



僕の胸はとても苦しかった。その時、丁度良くクラスメイトが来たのだ。



「皆は僕の事…」


「えっと…誰?」



僕はその瞬間涙が零れ落ちた。何よりも単純な言葉であり、また、いつも一緒にいて、楽しんだクラスメイトからの一言なのだから。そんな中、僕の周りには大勢の悪魔集りができていた。その悪魔達の会話は




「バビルスの生徒じゃないんでしょ」


「まじ〜?やばすぎ」




などと僕の心に釘を刺すようなものばかりだった。その中で、1人…いいや2人の聞き慣れた声があった。その声はこちらに近付いて来ていた。



「イルマ様!」


「イルマち〜!!」



そう、親友の2人だ。2人は僕の事を覚えていたので僕は胸が張り裂けそうなほど嬉しくなった。しかし僕の名前を呼んでいても、周りの悪魔達はピンと来ていないようだった。そんな悪魔達には目もくれず、一直線に僕の目の前に来た2人。僕の目を見て述べた言葉は




「一緒に行きましょう!」


「一緒に行こう!」





と暖かい言葉だった。そして2人は僕に手を差し伸べてくれたのだ。



「うん!」



そう一言僕が述べようとした時に目が覚めたのだ。僕の視線の先には、おじいちゃんとオペラさんがいた。2人は僕と手を繋いでいる。そして2人が放った言葉は



「おはようイルマくん」


「おはようございますイルマ様」



と、いつもと同じく優しい声色の2人だ。



「唸っているようでしたので、何か悪い夢でも?」


「悪い夢?おじいちゃん心配だよ〜…」



本当にいつもと変わらない。僕が見た悪夢は、本当にならなければ良いと願った。そんな事を願いながら、2人にかける今日最初の言葉は



「おはようおじいちゃん、オペラさん!」




僕は、今日も普段と変わらない、いいや幸せな一日が始まりそうです

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