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黒名「最後の潔のゴール、すごかったすごかった」
潔「黒名、それずっと言ってね…?それで何回目だよ…」
凛「12回」
潔「そんなに!?ていうか、数えてたのか?」
凛「うん、面白いから」
潔「すごい単純な理由…」
黒名「でも、ほんとにすごかった」
潔「もぉ…それで最後な、言うの」
黒名「分かった分かった」
凛「…」
教えてくれないのかな、
まぁでも、今日は忙しかったし。
しょうがないか。
潔「あ、ごめん、黒名」
潔「俺、凛と行かなきゃいけないとこあって」
黒名「そうなのか?またな、早めに帰ってこいよ」
潔「あぁ!!凛、教えたげる」
凛「!!、ん」
潔「じゃぁ、いいか?」
凛「うん」
潔「その声の犯人」
潔「お前の、”実の兄”なんだ」
凛「…は?」
凛「なに言ってんだよ、俺はずっと産まれたときから1人だった…」
…、アイスいるか?
うん。
凛「ッ…」
潔「、俺ら、ブルーロックのやつらほとんど全員」
潔「生まれ変わったんだよ」
凛「どういうこと…?」
潔「あぁ…転生した…?みたいなかんじ」
潔「まぁ、つまり」
潔「お前も生まれ変わってんだよ、凛」
凛「…その、前の俺に兄がいて、その時の思い出とかがよみがえってきてる…」
凛「ってこと?」
潔「あぁ、」
潔「だから、もとから氷織たちと俺は兄弟じゃなかったんだ」
潔「今世で兄弟になったってだけ」
潔「けど、…凛は」
凛「俺がどうかしたの?」
潔「その兄に捨てられて、」
潔「病んだっていうか、まぁ…」
潔「そんなかんじ、」
潔「それで、凛もTVで観ただろ?」
潔「ブルーロックVSU20日本代表」
凛「観た」
潔「それ、前世もあって、凛も出場してたんだ」
潔「俺らが勝ったんだけど、U20の1人に凛は」
潔「”殺された”」
潔「だから、俺らより…先に死んだんだ」
凛「ッ…」
潔「それからは、俺らは普通に人生歩んで普通に死んだ」
潔「その生まれ変わった先で、凛はあの親父んとこに産まれて、運良く俺らと再開、」
潔「そんなかんじ」
潔「俺、こんくらいしか説明できねぇけど」
凛「まったく記憶ないや」
潔「だよな」
凛「でも、いつか思い出すといいな」
凛「…なんか、忘れたらいけないような気がして」
凛「そういえば、その兄ってだれなの?」
潔「…冴だよ」
凛「…へ、?」
アイツが…?
潔「…みんな、お前の葬式で泣いてて、冴も」
潔「冴が、欠陥品とか言ったから凛が死んだって、自分のこと追い込んでた」
凛「早く思い出したい…な」
潔「、あぁ、思い出してくれよ、凛!!」
凛「うん、」
…、ッ!!
、…君!!
…さん!!
死んだらだめやッ!!
あんなやつが居たから、俺らは負けたッ!!!
俺が誰を選ぼうと俺の勝手だろ?
俺はただ、、ん、お前を選んだだけだ。
凛「ッ…?」
潔「?どうかしたか?」
凛「いや…」
潔「さて、戻るか!!」
凛「うん」
潔「ただいまぁ」
氷織「あ、おかえり」
雪宮「じゃぁ、もう寝ようか」
黒名「おやすみ、おやすみ」
凛「おやすみ、」
潔「…凛寝たな」
氷織「うん、凛君、思い出したん?」
潔「あぁ、けど、冴が凛の名前を呼ぶところだけ欠けてる」
氷織「思い出すのも時間の問題やね」
潔「そうだな」
凛の夢
ん、アイス食うか?
うん。
ん、俺とサッカーしろ。
行ってきます!!世界一のストライカーになるために。
ん、お前は俺が居ない4年間、ここで、なにをしていたんだ?
ぬりぃな、なにが兄ちゃんの代わりだ、クッソ反吐が出るぜ。
もう二度と俺を理由にサッカーなんかすんじゃねぇ。
お前なんかいなければ…
ッ!!!
君ッ!!
さんッ!!
死なんといてやッ…
まだ、助けられとらんのに…
ごめん… 、あの日、酷いこと言ってごめんな…
謝るから、起きてくれッ…”凛”ッ
凛くんッ!!
凛さんッ!!
凛ッ!!
凛…