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気が付くと見慣れない天井が視界に広がっていた。白い天井。微かに漂う薬品の匂い。規則正しく刻まれる時計の音。どうやら医務室に私は居る様だ。
紗那「 うっ ⋯ 」
重たい身体を起こそうとしたが、相当重症の様だ。昨夜、舞踏会で襲撃があった。正体不明の白雪ファミリーと黒百合。戦った筈だ。しかし、誰と?勝ったか負けたか。大事な所が記憶から抜けている。
私は額に手を当て、小さく息を吐いた。
紗那「 ⋯⋯ れな 、 」
セシリア「 あら 、 昨夜の記憶がありますの ? 」
紗那「 セシリア ⋯⋯ 否 、 今呟いたのは無意識で ⋯ 」
セシリア「 ⋯ 其の名前は 、 覚えていて損はしませんわ 」
紗那「 ! ⋯⋯ そうか 」
麗華「 紗那嬢 、 大丈夫ですの ? 」
紗那「 えっと ⋯ 」
麗華「 もう忘れましたの !? ほら、私は闇医者の八雲麗華ですわよ ! 」
紗那「 あぁ 」
麗華「 反応薄いですわね !! 」
セシリア「 其の辺にしてあげましょう ? 今紗那嬢は自分を失っているんだから 笑 」
紗那「 失ってねぇよ ! 覚えとるわ !! 」
セシリア「 あら 、 ツッコミの腕は落ちないんですわね 」
紗那「 だから失ってねぇよ ! 」
麗華「 色んな意味で失っていませんのね 」
紗那「 で 、 昨日は何が 」
セシリア「 そろそろ診察の時間ですわよね ? 麗華嬢 」
麗華「 あら 、 左様で御座いますけれど 。 何か心ゆく迄語り合いたい御話でも 、 御ありでして ? 」
紗那「 否 ⋯ 何も 」
麗華「 其れなら宜しいですわ 」
セシリア「 では御機嫌よう 笑 」
医務室を出て、広場に来る。この広場は仕事から逃げてきた奴が集ったり、人を探している時は此処に集合しなさいと言われるのも多い場所だ。
カラス「 せしりあ ~ ! 」
セシリア「 あら 、 どうして貴方が此処に ? 」
カラス「 柚木さんのお手伝いやってるんだ 、 殺し屋のお仕事来ないから暇で暇で 」
セシリア「 そう ⋯ 」
〃「 執事 、 カラスは使えるかしら ? 」
柚木「 えぇ 。 カラス様は頑張り屋さんで役立ってくれています 」
カラス「 でしょー !? やっぱ僕って優秀 ( ˶ー̀֊ー́˶) 」
セシリア「 へぇ ⋯ カラス 、 貴方私と共に戦場を駆けたくありません事 ? 宜しければ 、 私の組織 へお越しになりません事 ? 」
カラス「 ⋯ えっ 、 良いの !? 」
〃「 だって僕 、 皆を傷つけちゃったし ⋯ 此処で御手伝いしてるのもちょっとは償えたらなぁ ⋯ って 」
セシリア「 償う気があるのならうちに来なさい 」
カラス「 うっ ⋯ せしりあが其処迄云うなら ⋯⋯ 」
セシリア「 良い子ですわね 。 じゃあ柚木 、 後は宜しく 」
柚木「 畏まりました 」
セシリアが去った後、柚木はカラスを連れて作業部屋に向かった。
柚木「 はぁ ⋯ カラス様 、 セシリアお嬢様が適当で申し訳御座いません 」
〃「 あれでもカラス様の事を思ってやった事なのです 」
カラス「 嫌々 、 償うチャンスをくれただけでも嬉しいよ ! 」
〃「 せしりあったら 、 優しいのは変わんないんだなぁ ⋯ ᡣ𐭩 」
柚木「 貴方には執事としてセシリア様の側近をやってもらいます 」
〃「 服は此方です 。 今着ている服が良ければ其れで良いのですが 、 表に出る時は此方に着替えてもらいます 」
カラス「 普段からこれで良いよ ! この服は別にお気に入りって云う訳じゃないし 、 着る服無くてこれ着てただけだから 」
柚木「 そうですか 、 では早速此方に着替えて作業に移行しましょう 」
カラス「 はーい ! 」
名前:エヴァ・ローゼンベルク
性格:狂っている
年齢:?
立場:黒百合ファミリー幹部
好物:信仰深い人間
嫌物:自分を否定する者
得意武器:大型のリボルバー
苦手武器:?
CV:加隈亜衣
備考:自分を信仰出来る者を取り込むと云う不思議な力を持っている。
コメント
1件
「♡ ・・┈┈エヴァ┈┈・・ ♡」第9話、読み終わったよ〜!✨ 紗那が目覚めたところから始まって、記憶の欠落に悩む姿が切なかった( ; ; )でもセシリアと麗華との掛け合いで一気に空気が和んだね!麗華の「忘れましたの!?」連呼、めっちゃ可愛くて笑ったww そしてセシリアがカラスをスカウトするシーン、あれは胸にきたよ…「償う気があるならうちに来なさい」って、セシリアなりに優しさを隠してカラスに道を示してる感じがすごく良かった🥺 最後に登場したエヴァ・ローゼンベルク、CV加隈亜衣って書いてあって勝手に声が脳内再生されたw「狂っている」って性格設定に震えた…次回がめっちゃ気になる!続き楽しみにしてるよ〜🌸