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‥シーツの波間に漂う白い肌。形の良い唇を堪能した後、なぞるように首元に唇を寄せると‥切なげな吐息が聞こえる。



明るいライトの下で組み敷く身体は、羞恥心のせいなのかほんのりとピンク色に染まり‥



「くすっ、もう何度も見てるのに、恥ずかしいの?」


からかうように言葉をかけると、可愛い顔を両手で隠してしまった‥。


そんな藍を見て思う。

今は恥ずかしがるが‥いつも最後は自ら足を開き、欲しがるくせにと‥。


だが、そんな欲に溺れる藍も‥羞恥心で染まる藍も‥


どちらも堪らなく愛おしいと思える。



だがこれでは顔が見えない‥



顔を隠している藍の両手を引き剥がし、自分の指を絡め固定する。


そして‥可愛らしい胸元にもキスを散らす。

わざと中心部分を避けて愛撫していると‥物足りないのか藍の腰が‥微かに揺れるのを感じた。



「ゆう‥き、そこ‥ちがう‥」


「‥違う?どうして欲しいの?」


‥言わなきゃ分からないよと意地悪く聞き返すと、藍が涙目で睨んでいる。


その顔を見ながらも執拗に、周りを刺激すると‥





折れたのは藍の方が先だった。



「もう‥ここが‥いい‥舐め‥て///」


自ら俺の顔を両手で誘導し、胸の突起物へと誘う。


よく言えたねと唇を寄せ吸い付くと‥ビクンと身体が揺れる。

藍は‥胸が弱い。

可愛い反応にまた俺自身も酷く興奮していくのを感じた‥。


胸や首、至る所に唇で愛でると‥藍の開いていた両足が物欲しそうに俺の腰に絡みつく。

自らの熱を俺に押し付けるその姿は‥官能的で‥キスをねだる表情は恍惚としていて‥



ああ‥俺が‥喰われそうだ‥




快感に貪欲な藍に飲み込まれてしまいそうな感覚に陥る‥


そろそろかな‥。

形の良い双璧に手を滑らせ、準備していたローションを塗り込むと‥それだけで期待しているのか藍の方から抱きついてくるのを受け止め、指を中に挿入する。



「んんっ、はぁ‥」


息を吐きながら身体が身震いし‥上手に俺の指を飲み込んでいく。


よく解れているようで、あっという間に3本目を飲み込む。


「なんかいつもより‥すんなり入る気がするけど‥気のせい?」


なんとなく気になっただけだった。


だが‥


何故こうもすぐに解れたのか‥



‥‥‥‥‥‥。



「ねぇ、まさか‥小川と‥また‥」



身体を重ねていたのは知っていたが、小川が俺の家に来てからは‥もう終わったのだと思っていた‥



ドロッとした嫉妬心が湧き起こる。



ぐいっと乱暴に藍の肩を掴み、こちらを向かせると‥



藍の顔が‥これ以上ないぐらいに赤面している事に気が付く‥




「お‥小川さん‥やないよ‥ええやん‥別に///」



否定されホッとするが‥



「それなら、何でこんなすんなり入るの?‥何?隠し事?俺には全部話して‥」


じゃないと続きしないよ?と言うと‥上目遣いでさらに赤面する藍が渋々答える。



「‥‥ゆうきが‥恋しかったから‥1人で‥シてた‥だけやもん。ええやん///‥もう聞くな!///」


‥祐希のアホ!と言いながら横にプイッと向いてしまう。



ああ‥そうか、



小川とも別れ、寂しい思いをさせていたことに気付く‥



「藍‥ごめん‥俺が恋しかったの?‥もう寂しくなせないから‥


こっち、見て‥。



たくさん愛してあげる。


俺の愛は藍だけのものだよ‥



藍だけにしかあげないから‥」



耳元で囁くと‥藍がコクリと頷く。



それでも照れているのか‥耳まで真っ赤だ。



かわいい藍‥



後ろから抱きしめる‥


もう決して離さないようにと。






「あ‥‥んっ‥‥」


揺さぶるたびに藍の口から悩ましい声が溢れだす。


受け入れるために両膝を胸に着くぐらい身体を折り曲げている藍の足にペロリと舌を這わせると、泣き声に近い喘ぎが俺の耳を刺激する‥


もう喘ぐ事しか出来なくなった藍を‥上から見下ろす‥。

涙目で時折強い快感が襲うのか、ぐっと目をつぶり‥ダメ‥と繰り返す姿は‥

さらに俺の欲望を駆り立てる。



「ごめん‥らん‥止まんな‥い」


藍の腰を掴み、さらに奥へと侵入する。結合部分の卑猥な音と腰を打ち付ける音が合わさり‥脳まで溶けていくような‥感覚へと誘われる。


「や‥だ‥め‥‥とまって‥」


悲鳴のような声を上げて藍が俺の動きを止めようとするが‥


その両手を掴み、動きを封じる。これで、俺から与えられる快感から逃れられない‥


「ゆう‥き、やだ‥まっ‥て、ムリ‥」


静止する言葉すらも唇で塞ぎ、ありったけの快感を藍に注ぐ。



「だめ‥あ‥‥いく‥いく‥やぁぁぁ‥」



言葉と共に激しく藍の身体が痙攣し‥白濁が腹部に飛び散る‥




その白濁を指ですくい、満足げにお腹を撫でると‥そのたびに藍の身体が小刻みに揺れ、俺にしがみつく。



「らん‥きもちいい?」


俺の問いに‥乱れた呼吸の中、藍が小さく頷く。



紅潮した頬に唇に‥キスをし‥

またさらに侵入している自分自身を深く上下に打ち付ける。



「やだ‥また‥も‥いく‥いっちゃう‥あ‥」



打ちつける度に、藍の身体が震え、止まらない‥



「らん、またいったの?かわいい‥」





愛おしさがこみ上げ髪を撫でると‥涙目の藍が頭を擦り付ける。


もっとしてというように‥‥





そうだね‥



離れていたから‥



その時間を埋めようと俺達は交じり合う。




「好き‥ゆうき‥」



上擦った声で俺を呼ぶお前を‥



もう離さないと‥力強く抱きしめる‥




「やば‥俺も‥いく‥」



藍の身体を抱きしめながら‥最奥で果てる。



どくん。


どくん。



これは‥俺の鼓動なのか‥


それとも‥。






深呼吸をして‥藍をみつめる。



涙で濡れる瞳は‥




確かに俺を見つめていた。





「藍‥





愛してる、





もう離さない」





真剣に伝えているのに‥




何故か藍がクスクス‥と笑う。






笑うなよ‥




そう言うが‥藍があまりにも笑うから‥





まぁ、いいか‥




やっと‥2人になれたのだから‥





もう夜に隠れなくていい‥








ねぇ、藍‥





もう寂しくはないよ‥。






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