一生一緒にいたい

桃青

時刻は 23時45分 。 日付がまわるな、とも考えつつ同期がたくさんいる 真っ暗な仕事場で 簡易ライトをつけて仕事をする。

本当ならもっと早くに帰れていたはずなのに。

有給を取ろうにもライブのために多く取ったためもう取れない。

もう頑張れない。

もう無理、かな 笑

嘘、俺にはね だーいすきな仲間が居て

その中でも特にだいすきな おれの相方がいてね

“ないこ”っていうんだけど、

いい名前だよねほんとに

たまにすごく甘えてきたり、びっくりするほど泣いたり、とってもにこにこで笑ってたり、

毎日かわいいなぁって思ってる

でもすぐ壊れるところとか、頑張りすぎて体調崩すところ 直して欲しいよね、本当にばか。

でも、熱出したら甘えてくるところ

大好きだよ。

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桃 「 けほっ、 」

青 「 ないこーそろそろ休もーう 」

桃 「 あとちょっとだけ、やる 」

青 「 じゃああと10分ね 」

自分自身も仕事をしている身として

あと5分だけ、なんて言われたら少し苛立ってしまう、

でも10分、そう言われたら頑張ろう、そう思える気がした。

だから ないこにも。

俺と同じ気持ちかどうかは分からないけど

少しでも ないこにストレスが貯まらないように。

ないこが幸せであれるように。

そう願って、

桃 「 けほっ、げほ 」

青 「 ないこ終わりだよーぉー 」

桃 「 んー、 しんどーい 」

青 「 やすもう、ゆっくりまろと 」

桃 「 そーする、 」

青 「 えらいふ！！ 」

桃 「 まろも！！！ 」

青 「 そんなに急におっきな声出さないの！！ 」

青 「 まろぐらい元気じゃないと大きな声は出さないこと！！ないこたん壊れちゃうよえーん 」

桃 「 えっへん！ 」

ああ、かわいいな、ないこ

俺すごい好き。