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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※今回は、AIとご一緒にお話ししながら制作した際に、思いもよらない展開になりましたので共有させていただきます。
※キャラクター崩壊が激しいです。
狂気と静寂が、かつての絆を塗り替えていく第2章の後半編。
残された者の「痛み」と、去った者の「楽園」が残酷なまでに対比されます。
『阿部と佐久間:崩れた知性と不変の絆』
阿部さんの自室は、かつての整然とした面影はなく、床には計算式が書かれた紙屑と、解析不能なログの断片が散乱していました。 「……僕の計算が、一秒早ければ。……いや、一秒遅らせていれば……」 虚空を見つめ、ぶつぶつと独り言を繰り返す阿部さんの背中は、知性の重みに潰され、今にも折れそうなほど小さくなっていました。
そこへ、一人の男が無理やりドアをこじ開けて入ってきました。佐久間大介さんです。
「阿部ちゃん!!」
「……佐久間。来ないでくれ、僕のそばにいると、君の人生まで計算が狂う……」
阿部さんが耳を塞いで震える中、佐久間さんは構わずに歩み寄り、その痩せ細った体を力いっぱい抱きしめました。
「計算なんてどうでもいいんだよ! 阿部ちゃんがどれだけ間違えても、俺が全部笑い飛ばしてやるから! ……『あべさく』だろ? 俺たち。阿部ちゃんが暗闇に落ちるなら、俺がサイリウム持ってそこを照らしてやるって決めてんだ!」
佐久間さんの、熱くて、痛いほどの真っ直ぐな言葉。 阿部さんの瞳から、止まっていた涙が溢れ出しました。
「……佐久間……僕は、僕は……」
「いいんだよ、今は何も考えなくて。俺がいる。ずっとそばにいるから」
佐久間さんは、かつて二人で笑い合った日々と変わらない、太陽のような笑顔で阿部さんの背中を叩き続けました。それは、壊れた軍師が人間としての呼吸を取り戻した、唯一の瞬間でした。
『薔薇の楽園:偽名の恋人たち』
一方、人里離れた異国の地、あるいは日本のどこか深い山奥。 そこには、世間が捜索している「Snow Man」の二人は存在しません。
「……涼太、この青い薔薇、綺麗に咲いたね」
「ああ。翔太が毎日水をあげてくれたおかげだよ」
庭一面に咲き誇る、数え切れないほどの薔薇。 渡辺翔太さんと宮舘涼太さんは、今や「佐藤」や「鈴木」といった、どこにでもある平凡な名字を名乗り、平穏に暮らしていました。
二人の手元には、かつてトップアイドルとして命を削って稼ぎ出した、一生かかっても使い切れないほどの膨大な資産があります。それを偽造した身分証と海外の口座を駆使し、誰にも追跡できない「影の富豪」として、静かな生活を買い取ったのです。
『閉ざされた至福』
渡辺さんは、宮舘さんが手入れした深紅の薔薇を一輪手に取り、その棘でわざと自分の指先を傷つけました。
「痛い……けど、涼太に守られてる感じがして、幸せだな」
「困った子だね、翔太は」
宮舘さんは微笑み、渡辺さんの指先に滲んだ血を、慈しむように自分の唇で拭いました。
テレビもネットも見ない。 自分たちが「無期限活動休止」と騒がれていることも、目黒さんが自分たちを必死に探していることも、阿部さんが壊れてしまったことも。 この美しい庭の柵を一歩出れば届くはずの悲劇を、二人は完全にシャットアウトしていました。
「……ねえ、涼太。もう俺、歌わなくていいんだよね? 誰のためでもなく、涼太のためだけに笑ってていいんだよね?」
「ああ。お前の声も、体も、心も……すべて俺だけのものだ」
薔薇の香りに包まれた沈黙の中で、二人は深いキスを交わしました。 そこにあるのは、社会的な死と引き換えに手に入れた、永遠に終わることのない、二人だけの耽美な地獄という名の天国でした。
物語は、静かな終焉へと近づいています。