前回の続きです!
ナチ日帝NLです。
夫婦です。 ナチ→夫側 日帝→妻側
イチャラブしてます。あと少しモブが出てきます。
それでも良ければゆっくりしていってね!
腰と喉がだいたいよくなってきた平日の朝。その後妊娠が発覚したので仕事が終わった後、夫と二人で産婦人科に行くことに。私は先の行為の痕を隠す様に軍服に袖を通す。その痕は手の指にもついているので黒い手袋をして周りに絶対バレないようにする。そして磨きたての乗馬ブーツを履き、ピシッと仕立てた軍帽を被って玄関にて夫を待った。十数分後奥から親衛隊の軍服をきっちり着こなした夫が出てきた。
「それでは行きましょうか。」
「少し待て。」
待ったが掛かった。なんだろうと夫の言う通りに待ってみた。
「日帝ちょっとこっちを向きなさい。」
夫が笑顔を浮かべながら体をこちらに向けて言った。私も夫の言った通りに体を相方の方に向けた。すると夫が私の顔に手を添えたと思えばこちらに顔を近づけて口付けをしてきたではないか。
「いってきますのキスな♡まあどうせ一緒に行くのだがな!」
どうせ行くならなぜ口付けをしたのか。少し恥ずかしいと言うか照れるというか、とにかく顔が赤くなって行くのが自分でも分かる。
「それじゃあ行くか!」
そう言いながら夫が元気よく玄関の扉を開ける。私は扉の鍵が掛かった事を確認して夫の車に乗せてもらった。そして仕事場について自分の席に座れば憂鬱の仕事の始まりだ。仕事している間は休憩中しか夫と会えないのできつい。なんやかんや仕事を進めていって昼休憩に入った私は早速夫のいる部署に訪ねる。
「お!仕事お疲れ様!それじゃあそこいくか!」
誰も滅多に来ない狭くて暗い休憩室。だが其処は唯一夫と二人きりになれる空間でもあった。
「ふふっ、やはりここは落ち着くな、」
「ええ、本当に。」
夫とそんな日常的な言葉を交わす。夫の大きく骨張った手で私の腹を撫でてくる。それはとても心地いいものだった。
「そういえばお弁当食べましょうか!」
「そうだな。」
今日は夫の為に少し一手間加えてキャラ弁を作ってみた。前からキャラ弁の雑誌を興味深そうに眺めていたのでね。夫が弁当の蓋を開けると今までに見た事ないくらい目をキラキラ輝かせていた。
「、、これ、日帝が作ったのか、、?!」
「はい!気に入って貰えたならよいのですが、、」
「凄く可愛い!まるで芸術品だな!勿体無くて食べれない、!」
「それは何より!でも食べて下さいね!」
「そうだな!いただきます! 」
すごく美味しそうに食べてくれるのはやはり嬉しいものだ。夫のその表情はなんというか、、とても可愛らしいものだった。ずっと見つめていると夫から喋りかけられた。
「どうしたんだ?なんか私の顔に何か付いているか?」
「いいえ。美味しそうにお弁当を頬張っているのが可愛くてつい、、」
「可愛いとはなんだ。かっこいいと言えよ。」
「これは失礼しました。」
その後に夫はへにゃっと笑って満足したように食べ終わった。
「にしてもここの休憩室暗いよなー。本当に今は昼なのか分からなくなってくる。」
それくらい暗いのだろう。確かにこの部屋には窓が無く、おまけに天井についているのは常夜灯の様な灯りが一つがぶら下がっているだけ。だがそれがこの休憩室のいい所といえるだろう。そろそろ休憩時間が終わる頃。夫が名残惜しそうに仕事に戻った。あぁ、夢の様な休憩時間が終わってしまった。私は渋々仕事場に戻って書類作りを再開した。あれから何時間経ったのだろうか?気づけば七時を回っていた。今日は検診に行く日というのも相まって、流石にあまり夫を待たせると申し訳ない。急いで帰る支度をして夫の部署に行こうとしたら既に私の部署の前に立っていた。
「あ、申し訳ありません。待たせてしまって、、」
「いやいやそっちも大変そうだからな。あと絶ッ対に無理だけはするなよ。それで日帝が倒れたらッ、、私は、、!」
「わかりましたから!まぁ、今日は早い所病院行って帰りましょう。」
「そうだな!」
そして私達はタイムカードを切って会社を後にした。病院に車を走らせてくれている間に仕事の話や嫌な上司の愚痴、将来の話などをして着くまで暇を潰した。
「はぁ、やっと着きましたね、、」
「男の子かな〜?女の子かな〜?楽しみだな〜♪」
そして待合室に入ってソワソワしながら待ち続けること大体二十分、ついに呼ばれた。
「男の子ですね。おめでとうございます!」
「そうですか、!」
どうやら生まれる赤ん坊の性別は男の子なのだそうだ。夫は後ろから抱きついて嬉しそうにニヤニヤしている。意外にもイマイチ私は母親になったという自覚は無かった。責任感は強い方だとよく言われる方なのだが。それでもこんな世界でもまだ未来があるという安堵と希望を胸に秘めて、その後は帰宅してシャワーを浴びてソファーでゆっくりした。
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