テラーノベル
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るる
「違う、あまりにも弱すぎる。」
ドサッ
首が地面に、叩きつけられる。その首には目がなかった。
「溜まってきたな、ここまで殺しても、出会えぬか、運命というものは、あまりに致し難い。」
最後に残るはこの学園。
「強い男になっているといいが。」
「やっぱりきついよ訓練は、」
疲れ果て食事をとる気力もない。
「だろうな、俺だって元々軍に入ってたけど。ぜーんぶ壊されてここに辿り着いた。それまでキツキツの訓練受けてたが、ここは異色だな、」
カレーを丼のようにかっこみながら。話していた軍だなんて初耳だ。
「君が言うならよっぽどだね、僕そんな軍とかここがはじめてだから。」
「しっかし、お前みたいなやつが入れるんだな」
「し、失礼な!」
椅子からガタッと飛び上がる
「ご、ごめんって!でも、本当のことだろう?最近何かと物騒だしこの国もいつ終わるか、焦ってるんだろう?」
「……そうだけど。」
数十年前各国は、戦争を始めた。我が国は巻き込まれまい、と目立った動きをせず息を潜めていたが、戦争が一通り終わった頃、全ての戦争に勝ち続けたひとつの国が我々に目をつけたのだ。
要求をのまないならば、いづれお前らも始末する。
要求は簡潔にいえば酷いものだった。
戦争が起きればお前らが盾となれ。
国の財政は全て我々が握る。
我が国の国民は全てにおいて優遇される、
もっともっと酷いものもあるが国のトップが頑ななのだ。
「……でも、今はそれよりも近くの恐怖がもっと怖いや」
「近くの恐怖?」
「ほら、目玉だけ取られてるヤツ。」
「あー、」
最近頻発している事件。毎週1人は生首の状態で見つかるのだ。目玉だけがくり抜かれている。金目のものは一切取られない。目的が分からないからこそ怖い。一説によれば目玉が主食の化け物だーとか、目玉を集めるマッドサイエンティストだとか、目玉を取られたから恨みで取って回っている、怨霊だとか、
「愉快犯かね?」
「さぁ」
「まぁ、長期休み入るし、あんまり怖ぇことは考えたねぇなぁ」
「僕、実家帰るんだァー!」
「気をつけろよぉ?帰ってきたら目玉がないとかゴメンだぜ?」
「狙われているのは強い人だけだから!だいじょーぶ!」
最後に米をかきこみご馳走様!と去っていった。
「お前は案外強いんだぜ?つっても聞こえてねぇだろうけどさ」
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