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― Irxs様より二次創作注意 ―
強く強く握られた大きな手の影が目に映る
それとほぼ同時に頭に強い衝撃が走る
「殴られた」
そう理解するのには時間を要さなかった
何時もの事だし
もうそんなに苦でも無い
でも今日はこれだけじゃ終わらないみたい
きらりと光を反射する刃物が目の前にある
「嗚呼、これから刺されるんだ」
そう悟って静かに目を瞑った
何時まで経っても衝撃が来ない
腹が血で生暖かくならない
まだ目の前に刃物がある恐怖と
何時刺されるか分からない恐怖が合わさって
がくがくと体が震える
そぅっと、目を薄く開ける
「ぇ、?」
思わず声が漏れた
だってそこには…
さっきの刃物で殺されたあいつと
派手な赤色の髪をした青年が立っていたから
新連載『命の恩人』
Prolog『感』完結
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