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太「先輩は…死にました」
そんな、重い言葉が発せられる
国「は…?」
乱「……」
敦「そんな…」
ガシッ
国木田君が私に襟を掴む
国「何で助けられなかった!?お前はッ…」
下に俯く
太「…私だって予想は出来なかった。自分から死ぬなんて思わなかった。…自殺愛好家としては確かに死ねるチャンスだったけども」
国「クソッ…」
その場は暗くなる
その時_
ガチャ…
?「あ、うまく行ったみたい」
?「なら良かった…」
ある二人組が現れる
その色を見た瞬間_
太「…何をしに来た」
国「は…?」
敦「君達は_
”遺体の無い血痕”事件の犯人!?
その場が静まり返る
?「そう、せいかーい!」
?「姉がお世話になってます…」
太「何をしに来た」
殺気丸出しで云う
?「そんなに殺気丸出しじゃなくてもよくなーい?私達の目的はね_
”津島家を排除すること”
彼女達はニヤッと笑う
太「津島家_!?」
国「あの_
”異能力殺人一家の_”
?「そう!そいつらを殺しときたくてね」
?「上手くいったみたい…」
太「何で探偵社に来る?」
その瞬間、彼女達は静かになる
?「…アンタには関係無い」
ガタッ
乱歩さんが椅子から立つ
乱「真逆_
?「おっ!おにーさんは判ったみたいだね」
姉と云われる人物は乱歩さんに問いかける
?「どうする?おにーさんならどうする?」
彼女達はまるでQみたいだ…
乱「…どうもしない。信じる」
?「…つまんないの」
彼女達は帰ろうとする
国「待て」
国木田君が呼び止める
?「なにー?私達は捕まえられないよ?」
国「違う。何故お前達は_
”何故あの津島家を追っている?”
その場が静まる
?「…其処のおにーさんなら判ると思うよ」
そう云って私を指差す
バタン…
そう云って彼女達は何処かへ行った
国「太宰…どういう事だ」
太「…彼女達は_
”津島家の大罪人だ”
国「は…?」
異能力一家としても有名な津島家だが_
異能力”殺人”一家としても有名な津島家。
勿論、分家も存在する
尤も、誰も津島家に近付こうとしないものだが_
そんな中、近づいた姉妹が居た
太「それが彼女達だ」
国「それが何故大罪人になる?」
乱歩さんが顔を顰める
太「…津島家、分家にはこんな約束が存在する」
”津島家には近づいてはならぬ_”
太「それは情報も、家自体もだ。ただ単に近づいたら御免で許されるものでは無い」
”彼女達は近づいた罪で、母親が殺されて、彼女達自身も五年間投獄されている”
皆の顔が一気に変わる
国「…何処でそんな情報を知った?津島家なんてそんな事は開示しないと思うが」
太「昔、ポートマフィアに居た時に調べた。此処までなら調べられるって先輩が」
敦「夜月さんって凄いですね…」
今になって思う
なんで先輩は其処まで調べられると”知っている?”
津島家の人間?
でも、現在津島家は_
国「でも、復讐と云っても、今は九代目当主が殺されて、当主が居ないんじゃなかったのか?」
そうだ、
今は津島家には当主が存在しない
十代目当主も行方不明となっている
そんな彼女は誰に復讐をする?
太「はぁ…」
考えるだけで益々判らなくなる
まず、何故探偵社に来た?
復讐をしたい相手が探偵社に居た?
でも、そうしたら誰に_
太「…真逆」
先輩_
津島家について調べられる範囲も知っていたし、
あの人ならそうかも_
と云いたい処だが、そうしたら私も津島家になる事になる
私の幼少期の記憶には存在しない
違うだろう。
太「…じゃあ」
”彼女達が復讐をしたい相手とは結局誰なんだ?”
短いとか云うな!!