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「」→黒尾鉄朗 []→孤爪研磨
()→思っていること
今日いや、結構前から浮気されてた気がする。
ねぇねぇ クロ!
「なんですか?オジョーさん」
特になにも〜
(私とクロは、中学卒業と同時に告白されて付き合い始めた)
(でも、私とクロが高校二年生の時に)
え…(クロが他の子とキスするのを 見かけてしまった)
(その日を境に クロは忙しくなった)
(一緒に帰ろう、と誘っても
今度の日曜日遊ぼう、と誘っても
「忙しいから無理」の一点張りだった)
(それが、約半年続いた)
三年生にもなり、受験とかに集中したいのもあったため、
だから今日 振った…
(別に浮気のことについては 何も聞かなかった
聞きたくなかったから
クロだって 「いいよ」って 言ってくれた)
でも やっぱり悲しいなー
(自分で 別れよって 言った癖に
いざ 本当に別れたら まだ好きだったということを 認識させられる)
よし!研磨に相談してみよ
(研磨とは 元々仲が良かった
だから クロ以外のことでも よく相談していた)
〈 LI○E 〉
研磨〜
[何 ○○]
クロと別れちゃった笑
[…そうなんだ]
うん そうなの笑
[クロ へこんでたよ]
え?
[なんでなんだよ…って]
うそ…そんなはずないよ
[だって クロ俺にも相談してきたよ]
[○○に振られたって]
[ねぇ ○○1回 クロに会ってみてくれない?]
いやだよ
[だよね]
[でもさ 本当のことがわかるかもしれないよ]
え…?
[だから お願い]
…わかった
[ありがとう ○○]
クロのL○NEブロックしてたから
わからなかったけど
着信とかメッセージが すごい沢山
来ていた
〈 L○NE 〉
クロ
「○○!」
「本当にごめん!」
「1回 直接会って 話したいんだけどいいか?」
いいよ 今何処にいるの?
「いや、俺が行く」
「何処にいるんだ、○○」
…公園
〈 クロ目線 〉
(公園って言ったら ひとつしかない!)
(俺が○○を助けた場所)
(○○本当にごめん、今伝えたいのはそれだけだった)
「○○」
クロ…
「○○本当にごめん」
「俺 ○○の気持ちなんか考えないで」
「別れよ、って言われたとき ちょっとした 冗談だろって思ったら、○○がすごい悲しそうな顔したから、あれ?って思って…」
「その後 研磨に相談したら[バカじゃないの…]って言われて、そのときようやく気づいたんだ○○は本気なんだって」
「本当は あの時止めれば良かったのに…」
もう、いいよ
「は?」
ねぇ、私の事好きじゃなかったんだよね?
「振られる前も、なんなら今も好きだ」
じゃあ、なんであの時 他の子とキスしてたの?
「あれは、違くて…」
何が違うの?キスしてたことに変わりはないじゃん
「○○!本当にごめん」
なによ
「あれは ギリギリキスはしてない」
えっ…
「しつこく あっちから言われたけど、俺は○○一筋だから 決して他の人とキスなんかしてない、それに好きでもない」
えっ…じゃあ、最近帰りとか放課後、忙しくしてたのは?
「あれは…いや、もう少ししたら教えるから待っててくれないか?」
(私は 不安だった、待ってて?これ以上私を不安な気持ちにするの?でも…)
うん、わかった
「ありがとう○○」
「それと ○○、」
何?
「もう1度 俺とやり直してくれないか?」
…なんで?
「まだ ○○のことが好きだから」
(私は、内心とても喜んでいるでも、1度振った相手とまた、付き合うの?そう思うとなんかOKしずらいな…)
じゃあ、帰りとか放課後忙しかった理由教えてくれないと、付き合わない
(私は、とても我儘を言ったつもりだ)
「そうか…」
「じゃあ 後1週間待ってくれ、そうしたら絶対に教える」
わかった じゃあね、
「さようなら、オジョーさん」
(なんで、今教えたくないんだろう)
(っていうか、なんで一週間後? とくに1週間後何もないよね…あっ、そういえば私の誕生日があるけど、私クロに誕生日話したことない…じゃあ違うか…何なんだろうな〜いったい)
━━━1週間後
クロからLI○Eが来ていた
「○○今日の放課後、研磨の家に集合な」の一言だけだった
(まぁ、行くけど…何処に本当のことを話したいからって 親友の家に集合させるやつがいるのか理解は出来ないけど…)
わかった
(の一言だけを送信した)
(放課後になってしまった)
一応、クロと研磨の教室を覗いて見たが2人は居なかった
(まぁ、集合って言ってるから 一緒に帰るってわけではないよね…)
私は寂しく 1人で歩いていた
(研磨の家に行くなんて、いつぶりだろう本当に小さい頃に行ったきりかな?)
そんなことを考えながら歩いていると、すぐに研磨の家に着いてしまった
私は、なんの躊躇いもなく、インターホンをおした
研磨の声が聞こえた
[鍵空いてるから 勝手に入って]と言われたので勝手に入った
そしたら パァーン! とすごい音が鳴り響いた
私は、最初は固まってこの状況が理解出来なかったが、ようやく理解ができた
クラッカーの音だった
それも、クラッカーを鳴らしているのはクロだった
その横で研磨は、[うるさい]と耳を塞いでいた、私はよく見た光景だな…と思い笑ってしまった
クロは「?」となっていたが、研磨は理解したのか笑ってくれた
その後は、中に入って3人で話をした。誕生日おめでとう、との事だった。たしかに今日は私の誕生日だった、でも話したっけと聞くと「[何年一緒にいるつもり?]」と答えられた、私はまた たしかにと言い、笑った
その後は、研磨のお母さんからケーキをもらい、3人で仲良く食べた
「美味しいなこれ」
[うん、美味しい]
私も美味しいといった
食べ終わったあとは、3人揃って おなかいっぱい、と言った
そうすると、クロは2人で話がしたいといい、クロの家に連れていかれた
研磨と研磨のお母さんにお礼をいい、クロの家に行った
どうしたの?
「話したいことがあって…」
(なんとなく、予想はついている)
なに?
「どうぞ」
?
「開けてみてください」
はい…
(気まづくて、2人とも敬語になってしまっている)
(私は、袋のリボンを解き、中に入っている小さな箱を取り出した)
えっ…
(その中には、指輪が入っていた)
うそ…
(私は、嬉しくて泣いていた)
「オジョーさん、そんなに泣かないでください」
(と、言うと 優しく抱きしめてくれた)
(私は、ただクロの腕の中で泣くことしか出来なかった)
私が、落ち着いたら クロは話し始めた
「この指輪、結構高かったんですから大事にしてくださいヨネ」
わかってるよ笑(私は そこで理解した、クロが最近忙しかった理由)
ありがとうクロ
後、疑ってごめんなさい
「いいんですよ、オジョーさん」
「それと、」
(クロは指輪を箱から、取り出して、私にこういった)
「結婚してくれませんか?」と
勿論私の答えは、決まっている
はい!よろしくお願いします!
【完】
〜おまけ〜
「はぁ〜…良かった」
何が良かったの?クロ
「断られなくて」
断るわけないじゃん!
「違いますヨ」
?
「ここまで、来るのにですヨ」
「1回、断られてから もう無理だと思っちゃいましたヨ」
あはは、ごめんごめん
それは、私も悪かったと思ってる
「なら、良かったデス」
「でも、実際にプロポーズ成功して良かったデス」
たしかに笑 私も良かった!
あ、研磨に報告しなきゃ💦
「そうだな」
せっかくなら ビデオ通話で!
〈研磨〉
研磨〜!
「研磨」
[上手くいったの?クロ]
「上手くいったに決まってるだろ」
[そっか… おめでとう]
ありがとう 研磨
[うん]
「研磨 ごめんな○○との時間とって」
え?
[別に取られた わけじゃないし、]
[でも、一緒にゲームする時間が減るのはいやだ]
それは、私も いや、です
「それぐらい、いいデスヨ」
「別に、”2人きり”で ゲームすることに対して、嫉妬なんか しませんからネ」
[そのときは、ちゃんとクロも呼ぶよ]
うん!呼ぼう!一緒にした方が楽しいし
「ありがとうございますネ」
別に誰かが、付き合ったり、結婚したとしても、あまり変わらない3人なのでした。
コメント
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ノベルは、初めてなので そこら辺は、ちょっと大目に見ていただけると有難いです!