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『幸せなマイホーム』
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僕の名前は”拓也”4人家族の長男だ。家は貧乏で平屋に住んでいる この家は4人で住むには狭い
拓也「はぁ、なんで僕は不幸なんだろ…友達はみんな広い二階建てに住んでるのに家は…なんて狭さなんだ」
すると廊下から足音が聞こえ扉を強く開ける音がする
康太「兄ちゃん起きて朝だよ!!」
拓也「グフッ!!」
弟の康太が俺に飛び掛る
拓也「康太重い…離れろ」
こんなに狭い部屋だから当然弟と同じ部屋
おやつもはんぶんこ
何かあると直ぐに「お兄ちゃんなんだから」と親に言われる
母「ちょっと、拓也!学校遅刻するわよ!」
拓也「わかってるよ」
母「全く…」
学校に着く
崇恵「…」
女子達「(クスクス」
机に落書きが書かれている。その反応を女子達は、笑っている
崇恵「…!(拓也くんに不のオーラが…纏わっている)」
拓也「…(笑)」
モブ「それでさぁ(笑)」
放課後
拓也「あぁ帰りたくねぇなぁ…遊びたくてもみんなバイトだし」
崇恵「ね…ねぇ…拓也くん」
拓也「?(何だ陰キャかよ)」
拓也「何だよ俺忙しいから」
崇恵「何か悩んでますか?」
拓也「は?」
崇恵「いや、その」
拓也「あのさ、陰キャが話しかけてくんなよ…」
崇恵「…」
拓也「チッ…キモ」
拓也は教室から出る
崇恵「(何も無ければいいけど)」
帰り道
拓也「(あの陰キャ本当ウザいわぁ…)」
拓也「はぁ…」
???「そこのお兄さん…」
拓也「…」
???「お兄さんあなたに言ってるのよ」
拓也「え、俺っすか?」
???「えぇ、そうですよ 」
その人は黒いマントを着ていて顔は見えなかった
その店は、願いを叶えるところだった
???「お兄さん何か悩みがありますよね…私に話してみませんか?話せば楽になりますよ(笑)」
拓也「(何だこのインチキ野郎…)」
???「…(笑)」
その人は不気味な笑みをしているのに拓也は不思議と口が開く
拓也「俺の家貧乏でいつも何もかもはんぶんこ…何かあると「お兄ちゃんなんだから」といつも言われるんです」
???「それは酷いですね…」
???「そんな貴方の望む願いを私が叶えてあげましょう」
拓也「願いを…そんな事出来んのかよ」
???「えぇ、できますよ」
???「さぁ、貴方の願い聞かせてください(笑)」
拓也「…」
拓也「大きな家に住みたい!!自由に生きたい!!家族なんていらない!!俺の事邪魔する奴」
???「その願い…叶えてあげよう」
すると視界が真っ暗になり気がつくと知らないベットで寝ていた
拓也「ん…ここは…」
拓也「本当にあの人願いを叶えてくれたんだ…俺が望んだ世界」
拓也「こんな家に住めるなんて夢みたいだ…自由だ自由だ」
拓也はたいそう喜んで家を探索する
拓也「すげぇ、こんなデッケェ食堂見た事ねぇ」
拓也「よっしゃおやつ食べ放題じゃねぇか」
漫画もゲームもやり放題好きなテレビ番組も見れる。お風呂場も広い
最初の時間は、楽しく自由に暮らしていた好きな事が沢山できる…
拓也「…」
拓也は食堂で1人孤独にご飯を食べる
拓也「ハハッ…お、美味しいなぁ…毎日美味しいものは食べれるなんて…ハハ…」
拓也「ゲームでもしよ」
ゲーム音
ピコピコ…ドォーン
ゲームクリア
拓也「よっしゃぁ…やっとクリアしたぞ!!」
拓也「はぁあ…つい一晩中やっちまったな(笑)」
拓也「ここには学校もないし邪魔する人もいない…..確か弟《あいつ》このゲームクリア出来なかったな…あいつ不器用だし」
拓也「そうだ!弟に自慢してやろう 」
拓也は勢いよく部屋を飛び出す
拓也「(弟に悔しがるだろうなぁ(笑)…弟)」
拓也は足を止める
拓也「そっか…そういえは弟いなかったな…いいや…他のゲームをしよ」
この家では拓也が望んだものは手に入る
食べ物も尽きない暑くて泳ぎたい時は、
プールができ家を高くしたいと思えばその通りになる
やりたい放題できた。だが欠点としてこの家には拓也以外の生物はいない願っても出てこない
拓也「…」
気がつけばおじいちゃんになっていた
やりたい事なんて無くなった
逆に何しても孤独を感じるようになった
拓也「(俺の人生…いったいなんだったんだろ)」
「お前が望んだことだろ」
願いを叶えた人《あの人》の声が聞こえる
拓也「…うん…でも…」
「お前が欲しいのは自由だろ」
拓也「違うかもしれない」
「…なんなんだ…お前が望んだものは叶えている」
拓也「俺は…こんな願いはいらない」
「望んだものは変えられないお前は一生孤独に生きるんだ…」
拓也「俺は…家族といたい」
すると空に亀裂が入り光が漏れ出す。そこから手が差し伸べられ拓也はその手を掴む
拓也「…ッ!!」
目が覚めると病院にいた
隣では弟と母がいて母は泣いていた
母「良かった…」
康太「お兄ちゃん」
拓也「俺…なんでここに」
母「心配したのよ…拓也3週間も行方不明だったんだから」
拓也「え!」
母「なんでも屋さんが貴方を見つけてくれたのよ…本当に良かった」
拓也「…ごめんなさい」
病院の外では
リンネ「…」
鬼灯「何見とれてんだ?」
リンネ「別に…」
鬼灯「…あんなクズっぽそうな奴助けてよかったのか?」
リンネ「そうだな…確かに助ける価値は無いよ…だが、母親があんなに代償を払ってでも息子《宝》をなくしたくなかったんだろ」
鬼灯「フゥン…その箱はなんだ?」
リンネ「時箱だよ」
鬼灯「時箱?」
リンネ「本当は強い妖や悪霊を閉じ込めるためのものなんだ」
鬼灯「でも、人間が入ってたじゃないか」
リンネ「この箱の中に入ったものは、開けられるまで永い年月を過ごす…それも人間となると寿命で死ぬ可能性がある」
鬼灯「あいつピンピンしてんぞ」
リンネ「私の寿命を分けたんだよ…歳月は人を待たずって言うし…まぁ、面倒なことに妖を見させることになるが…(笑) 」
鬼灯「…」
リンネ「さて、誰が誘惑をしたのかは分からないが…こんな、大したからくりを作れるヤツだ…決して許されることではない …絶対見つけだしてやる」
コメント
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読み終えました。第3話、すごくじんわり刺さりました…。 「みんな消えちゃえばいい」と願った瞬間から手に入れたはずの自由が、気づけば孤独という檻になっていく流れが切なかったです。おじいちゃんになるまで時間が過ぎて、「家族といたい」と気づくシーン、胸が痛みました。 でも最後に母が泣いていて、弟もいて、「ごめんなさい」の一言に全部詰まってる気がして…そこが何より救いでした。リンネさんの寿命を分けたくだりも含めて、この世界観の奥行きをもっと知りたくなりました。続きがすごく気になります🌷