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2024年09月23日

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宮舘は、渡辺が好きで好きでたまらない。

2人にはもう幼馴染みという、特別な感情はない。

皆んなと同じメンバーの1人としか見ない。

渡辺が先に宮舘にそう言ったのだ。

そう言われた宮舘は、もう渡辺に恋をしていた。

2人の間に特別な繋がりがなくなってしまった。



宮舘ー翔太、もう幼馴染みじゃないの?

渡辺ーない。他のメンバーと同じくらいにしか思ってない。

宮舘ー俺は翔太のことが・・。

渡辺ー知ってる。言わなくていい。

宮舘ーだったら!

渡辺ーそれでもお前を特別に思うことはない。

宮舘ーどうすれば・・。

渡辺ー半年間、皆んなにバレずに俺に告白してみろ。晩ご飯は食べに行ってやる。

宮舘ー誰にも内緒?

渡辺ー目黒は知ってる。

宮舘ー何で?

渡辺ー俺が言った。

宮舘ー目黒が好きなの?

渡辺ー友達だ、1番仲のいい。何でも相談するし、一緒にいると落ち着く。

宮舘ーそれでも友達なの?

渡辺ー目黒とキスしたいと思わない。



こうして、宮舘は渡辺に告白することになった。

しなければいけないし、皆んなにバレたら終わり。

晩ご飯を食べに来た時は「大好き」と何度も言う。

渡辺は笑うことなく、真剣に聞いてくれる。



1度、目黒が宮舘に「だてさん、頑張れ」と言った。

本当に友達なんだと思った。

2人しかいない控え室で、「翔太、大好き」と言う。渡辺はいつも同じ「分かった」と言う。



3か月が過ぎた。

宮舘は会うたびに「好き」と言う。

渡辺の心に届いているのだろうか?

「俺も」や「嬉しい」なんて言わない。いつも同じ「分かった」。

キスはもちろん抱きしめることも、許してもらえない。

なのに、晩ご飯を食べたらソファで眠ってしまうこともある。



宮舘ー無防備にも程があるでしょう。



身体に触れないようにブランケットを掛ける。

そうやって、半年が過ぎた。

改めて、渡辺が聞く。



渡辺ー涼太、俺が好きか?

宮舘ーん、翔太だけが好き。

渡辺ーこの先、変わることないか?

宮舘ー親には悪いけど、孫は見せてやれない。

渡辺ー涼太!

宮舘ーえっ、えっ、翔太?

渡辺ー俺には涼太だけだから。

宮舘ーえっ、えーーーーーーっ!



抱きついてくる渡辺。受け止める宮舘。理解が追いつかない。



渡辺ー目黒!

目黒ーだてさん、頑張ったね。

宮舘ー何で?

目黒ー翔太くんは、ずっと前からだてさんが好きなの。

宮舘ーえっ?

目黒ー半年、だてさんが好きって言ってくれるなら、この先の人生だてさんと一緒に歩きたいって。

宮舘ー翔太?

渡辺ー恥ずかしいから見るな。

宮舘ー翔太!

目黒ーだてさん、楽屋ね。



抱きしめていた、渡辺を離す。

嬉しくてニコニコしてる。

渡辺が目黒のそばに立つ。



渡辺ーその顔、何とかしてからスタジオに来い。

宮舘ー翔太、今夜うちに来て?

渡辺ー分かった。目黒、行こう。



1人になっても、宮舘の顔はニコニコしてる。

そこに、メンバーが入って来る。

努めて真面目な顔を作る。



向井ーだてさん、何かええことあった?

宮舘ーないよ。

向井ー嬉しい嬉しい、いう顔しとる。

宮舘ー・・。

向井ーしょっぴーと上手いこといった?

宮舘ー何で?

向井ー聞いてもた、しょっぴーに好きや言うてるの。

宮舘ー康二だけ?

向井ーん、俺だけ。

宮舘ー内緒な。

向井ー良かったな。



宮舘は頑張っていつもの顔をして、向井とスタジオに歩いて行く。

その日から、渡辺に触れることが出来るようになった。

抱きしめるだけ。宮舘は聞いてみたい。



宮舘ーいつから、翔太は俺が好きなの?

渡辺ーいつからか覚えてない。

宮舘ー俺が先に好きなんだね。

渡辺ー多分な。

宮舘ーいつになったらキスしていい?

渡辺ーいいぞ、しても。



言うなり宮舘に抱きしめられる。

宮舘がキスをしてくる。

熱いキス。

バランスを崩してソファに倒れる。

上に乗り、キスをやめない。

渡辺は宮舘の頭を叩く。



渡辺ー子供か!がっつくな!

宮舘ー嬉しくてつい。

渡辺ーちょっと待て、俺が下か?

宮舘ーダメ?

渡辺ーちょっと勇気がいる。

宮舘ー待つから。



気持ちいいのは好きだが、これは想定外だ。

思わず唸ってしまう。

だが、いつかは宮舘の思う通りになるのだろう。



渡辺ー待てよな?

宮舘ーん。

渡辺ー気持ちいいのは好きだから。

宮舘ーいいの?

渡辺ーだ〜か〜ら〜。

宮舘ーゆっくりしたいと思います。

渡辺ー頼むぜ。



今夜は目黒の家に来ている。

晩ご飯を食べて、コーヒーでも飲んで、だいぶ落ち着いた。



渡辺ー子供かってーの。

目黒ー嬉しいんでしょ。

渡辺ー俺が下だって。

目黒ーありゃ、大変かも。

渡辺ーやっぱり?

目黒ーそりゃ、身体の造りが違うし、だてさんの勢い凄いし。

渡辺ー待ってもらってる。

目黒ーもっとゆっくり進めていく方がいいかな。

渡辺ーそう思う。



仲が良いを通り越している感じがあるが、2人は友達なんだと言う。

きっと、宮舘が目黒に嫉妬する時がある。

だが、渡辺は友達なんだと言うだろう。特別仲が良い友達なんだと。



渡辺ー気持ちいいのはいつでもウェルカムなんだけど。

目黒ーもっとってなると困るよね。

渡辺ー助けを求めるかも。

目黒ーいいよ、止めてあげる。



普段、練習が始まるまで渡辺は目黒とラウールといる。

遠くから宮舘が見ている。

向井がそばにいて、「だてさん、バレるで」と言う。

慌てて視線を逸らす。

高身長に挟まれた恋人は、可愛いとしか言いようがない。



渡辺ーバレたら、もうここには来ないぞ。

宮舘ー頑張る。

渡辺ー気持ちいいこと、しよう?

宮舘ーいいの?

渡辺ーお子様でいいのか?

宮舘ー翔太!



がっつくと子供と言われ、何もしないとお子様と言われてしまう。

宮舘は渡辺を押し倒し、服を脱がせる。



渡辺ーなぁ、俺がやっぱり下?

宮舘ーうん、気持ちいいとこ止まりでしょう?俺が気持ち良くしてあげる。

渡辺ーありがたいことで。

宮舘ー翔太、好き、大好き。

渡辺ー知ってる。

宮舘ー翔太は?

渡辺ー好き、大好き。早く!



綺麗な身体の渡辺。

宮舘はゆっくり撫でていた。

頭を下げて渡辺の物を口にする。



渡辺ーんっ・・はぁ・・もっと。




可愛い声だけで宮舘の身体は熱くなる。

もっと聞きたい。




渡辺ーりょ・・た・・いい・・。




可愛い、可愛い。

宮舘は渡辺の物を口にして自分も、扱いてる。

渡辺にしてもらいたいのだが、待ちきれない。




渡辺ーんっ・・じぶん・・で?

宮舘ー我慢出来ない。

渡辺ーふふふ・・はぁ・・いい。



2人は同時にイッた。

宮舘がもう一度と言う。

渡辺は唇を舐め、キスをせがむ。

宮舘がキスをする。

身体が密着し、渡辺が宮舘の物を扱く。




宮舘ーしょ・・た。

渡辺ー気持ち良くしてやる。




身体を入れ替え、渡辺が上になり、宮舘の物を口にする。

渡辺の頭を自分に引き寄せ腰を突き出す。



宮舘ー翔太!



互いに上になり、下になり。

快感を求める。

宮舘は夢中になる。

渡辺の方が余裕がある。

これから先も、主導権は渡辺にありそうだ。

それでも宮舘は幸せだと思うのだ。





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