テラーノベル
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覚えてるぜ。あの事だけは。
オレが生まれたすぐの時。
「こんなダメな子、産まなければよかった」
そんな本当の母の声。
そして、ビニール袋に入れられて。
ゴミ出しの時に、ゴミと一緒に出されたのさ。
袋は閉まってる訳じゃなかったから、息はできたんだよ。
周りのゴミの袋はカラスに漁られて。
生ゴミのにおいで鼻が潰れそうになった。
ゴミ収集車の音が聞こえた時、オレの人生は終わったと思った。
でも、収集係の人が気づいてくれた。
オレがずっと大泣きしてたからな。
オレはその人の家に引き取られた。
その家庭はとても暖かかった。
それに、オレに名前もくれたんだよ。
それが、「丹羽木トビカ」。
学校にも行かせてくれた。
衣服も買ってくれた。
オレに、好きなことをやらせてくれた。
そんな父さんと母さんに、幸せになってほしい。
「………..オレからはこれだけだ。」
「やっぱ月影館は辛い過去がある奴らが多いんだね。」
月影館中学校。不良の多い学校で有名だ。
特にその学校のある不良グループはとくに有名だ。金稼ぎで。
しかもそのグループ全員、辛い過去を持っている。
そのグループではないが、トビカも見た目は不良だし、先ほどの話も過去の話だ。
きっと、シカマルとイタチもそうなのだろう。
そう考えていると、投票時間になった。
「おい、今日は全員オレに投票してくれ。」
トビカがそう言った。
猫神@//♡@凱李 kairi
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おれは唾をのんだ。
『それでは、投票結果をお知らせするよ。』
『丹羽木トビカくん、7票。最多得票者は丹羽木トビカくんだ。』
7票。それは参加者全員分。トビカも自分自身に投票した。
『丹羽木トビカくんには退場してもらおう。』
「おい、サイ。」
「何、トビ。」
「後は任せた。」
「分かった。」
トビカが見えない何かに体を掴まれた。
それは窓ガラスを粉々に粉砕し、トビカを連れ去っていった。
サイシロウは何か決意をしたような顔をして、自分の部屋に戻っていった。
コメント
7件
ああ〜もうダメ泣いた😭💦 トビカの生い立ちが重すぎて胸がギューってなったよ…「ダメな子」って言われてゴミと一緒に捨てられた過去、でも助けてくれた人がいて温かい家庭で名前ももらえて…その後の「幸せになってほしい」って言葉が刺さる。最後の「後は任せた」も覚悟感じるし、窓ガラス割って連れ去られるシーンめっちゃ気になる!!次話どうなるの!?