コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
兄弟パロ?みたいなの。ちょっと暗い捏造の過去
御本人様には一切関係ございません!
izwさんside
須「鶴ー!明日遊びに行こうや!」
鶴「明日ですかぁ…明日は他の人と約束が…」
須「えー。鶴さー、前もそうやったやん!」
鶴「まぁ、そうなんですけどタイミング悪すぎなんですよねぇ…」
須「うぅーー、分かったよ…でも、次こそは行こうな?」
鶴「次は行きましょうね!」
山「あの2人、ほんと仲良いですよねー。」
福「ねー。実際、須貝さんが
“相思相愛なんですよ!”
とか言ってましたよね。」
問「須貝さん、鶴崎さんの事、ほんとに大好きなんだって伝わりますよね。」
言「この前のダービー企画で、最後の問題当てて、その後の反応すらも完璧に一致してましたよね。」
河「完コピガイすごいよね。」
伊「しかもハリ◯・ポッターみたいにキャラの真似とかじゃなくて、まだわからない反応を当てましたからね。」
問「それ完コピガイの部類なの…?」
言「もはや超能力者じゃん。」
東大博士コンビともいわれる、須貝さんと鶴崎の2人。その仲の良さは本物で、2人でゲームをやったり、鶴崎が買い物した後、真っ先に須貝さんに見せたり、2人が何かしらでペアになった時、とても嬉しそうだし。
…にしても、って感じではあるけど…。
問「個人的に、須貝さんが鶴崎さんに懐いてるイメージですね。」
山「須貝さんを犬かなんかだと思ってる?」
言「まぁあの懐き方は犬だよね。」
山「懐き方とか言われてるし…。」
福「鶴崎も、割と須貝さんに話しに行くイメージがあるよね。」
河「わかるそれ。」
伊「マジで相思相愛じゃん。」
山「でもほんと、不思議ですよね。あの2人。」
河「なんて言えばいいんだろう。兄弟とはまた違うけど、友人ってだけな感じはしないし…」
福「表現するのが難しいよね。」
なんて話していると…
鶴「なんの話してるんですか?」
福「わあっ!?」
鶴崎が福良さんの後ろに回りこんでいたらしい。びっくりした…。
鶴「僕と須貝さんがなんとかって聞こえましたけど…」
山「めっちゃ聞かれてるー!」
鶴「あれ、まずかったですか?」
山「あ、いや。そういう訳じゃないですよ。」
伊「…。」
ここは、聞いてしまおうか。
伊「鶴崎と須貝さんってさ、すげぇ仲良いじゃん?もちろん他の人とも仲良いけどさ、2人をみてるとまた違う、仲の良さ?がある気がしてさ。」
鶴「あー…それなんですけどねぇ…」
……?なんだか言い淀んでる?どうしたんだろう…。言いづらいなら別に無理して言わなくてもいいけど気になっちゃうな…。
鶴「……今なら須貝さんいないし…いっか。実は……僕と須貝さんって、兄弟なんです。」
……え?
鶴「ちょ、うるさ…」
全員が叫べばそうなるわ…でもさ!これは情報にびっくりしたからだわ!
山「マジの兄弟なんですか!?」
鶴「正確には本物の兄弟じゃないけどね。ただ僕は須貝さんを”弟”のように思ってますし。」
福「え?須貝さんが弟なの!?兄でしょ!」
鶴「いやまぁ、今はそういうイメージですけど…」
問「今は?」
伊「昔は違ったって事?」
鶴「甘えたがりの可愛い子でしたよ?」
言「”甘えたがりの可愛い子”……?歳上ですよ?」
鶴「歳上は歳上でもその頃は10歳でしたよ?」
言「いやいや!鶴崎さんはもっと歳下ですよね!?」
鶴「まぁそうだね。」
河「ちょっと待って?鶴崎さ、小さい頃から須貝さんと知り合ってたの?」
鶴「あぁ…そこからですよねぇ…ここからは結構ややこしい話ですけど…聞きますか?」
ここまで来たら…なぁ?
伊「聞きたい…鶴崎が良ければ。」
鶴「…僕はいいんですけど…まぁいないしいいですよね。分かりました。少し昔話をしましょう。」
約20数年前………
trskさんside
母「…ねぇ、大事なお話があるんだけど、今いい?」
鶴「?どうしたの?」
父「…この家に、もう1人子どもを迎え入れてあげたいんだ。」
鶴「迎え入れる?」
母「実の子じゃなくて…その…」
父「…養子と呼ばれるものだな。」
鶴「養子…」
当時の僕は養子の意味も分かってた。でも、理由はなんなんだろう?そう思って聞いてみたらどうやら、結論から言うと、親がいない子だった。正確には親からの暴力が発覚して少し前に捕まった親の子だったって。
父「お前と3、4歳差か?お兄さんが来ると思ってるといいかもしれない。」
母「貴方がいやならこちらも断るから。でも、あの子をほっとけなくて…。」
あの感じは、相当長い間悩んだんだろうなってすぐに分かった。それに僕は反対する理由もなかったから、すぐに大丈夫だって言ったんだ。その時の2人の顔はとても安心してそうだった。
数日後……
?「…はじめまして。」
僕の前に現れたのは、少しボサボサの黒髪に、目つきがちょっと怖くて、でもどこか助けを求めてる目でもあった、プルプル震えて怯える子。
鶴「…はじめまして!僕は鶴崎修功!」
?「は、はじめまして…。」
その子は本当に人と話すのが苦手そうで過去に何かあったんだと勘づいた。暴力を受ける経緯になにかありそうだなって予想はついてた。
鶴「君、お名前は?」
?「……須貝…。」
鶴「下の名前は?」
?「……………捨てたよ。」
鶴「え?」
須「だから……捨てたんだよ…。」
捨てるなら名字では…?と思ったら、本人はこの名字が気に入ってるとの事。でも、それなら下の名前だってかえなくてもいいんじゃ…?とは思ったけど、同じ名前で呼ばれるのが怖いんだって。だから名前を捨てた…。
鶴「えー?じゃあなんて呼べばいいの?」
須「…須貝でいいです。」
鶴「でも、今日から名字が違えど家族じゃん!」
須「!家族…」
鶴「え?そうだよね?」
母「ええ。そうね。」
父「もう君を怖がらせる奴はいない。大丈夫だぞ。」
須「あ……」
そういうと、目に涙を浮かべた。
須「…僕、幸せになって良いんですか?」
鶴「当たり前じゃん!」
母「もちろん。一緒に色んな思い出をつくりましょう。」
父「ピクニックとか、色んな所に遊びに行くのも良いな!」
須「……う、うぅぅ…!」
今までの苦しみから解放された嬉しさからなのか、新しい幸せを掴めると感じたからか、大粒の涙を流しながらも、その顔はとても良い笑顔だったのが印象的だなぁ。
数日後……
鶴「ねぇねぇ、君の名前、決めよ!」
須「え?」
母「実は何個か候補をこの数日で家族内で出してたの。でもやっぱり、本人に決めてもらうのが1番良いって結論になったから、この中からじゃなくても良いけど、決めてくれる?」
そうして出されたのは3つだった。須貝さんは結構悩んでたようだけど、思った以上に早く決めた。
須「…これが良い、です。」
そうやって選んだのは、僕が考えた名前
“駿貴”だった。
須「…かっこいいから、です…。」
鶴「だよね!ちなみに意味も込められててね!実は……
……って事!」
須「嬉しいです…名前の意味を考えてくれてるなんて…」
母「じゃあ、これで決まりね。」
父「ああ。」
鶴「よろしくね!駿貴くん!」
須「!よろしくお願いします!」
鶴「ちょ、敬語なし!!」
須「え?」
鶴「僕達は家族なの!だから要らないでしょ?」
母「ふふ、そうね。」
須「……うん!ありがとう!」
その時の須貝さんの笑顔ったらなかったなぁ。太陽のように眩しかったもん。
そして現代へー
izwさんside
嘘だろ……プロフィールとかにも書いてなかったぞ…?てか、須貝さん、そんな暗い過去抱えてたのか…。今ではあんな明るい人なのは、鶴崎家の育て方がとても良かったんだろうな。
そして、2人に抱いていた、あの
“兄弟とはまた違うし、友人ってだけな感じじゃない”っていうのは、実の兄弟じゃないけど、かなり長い間一緒に生きてきたからこそ感じるものだったのかもしれない。
鶴「ちなみに、プロフィールとかに、そんな事書いてなかったでしょう?」
伊「あ、そうなんだよ。」
福「どういう事?」
鶴「実は、須貝さんがめちゃくちゃ嫌がって…」
え、あの人が??
鶴「話を聞くと
“誰かにこんな弱い過去を見せたくない”
との事で、そこらへんをうまく調整したらしいです。」
問「もしかして、過去話をする時、須貝さんがいないし話しても…みたいな事言ってたのって…」
鶴「須貝さん自身が過去を知られる事を恐れているからです。」
言「僕達に話しちゃって良かったんですか?」
鶴「みんななら、大丈夫って分かってるから」
他「!」
鶴「そうでしょう?」
伊「あぁ。」
河「すごく驚いたけど、事情もちゃんと分かったからね。」
鶴「ですよね!」
山「…ほんと、弟を心配する兄みたいですね〜。」
福「確かに。始めは須貝さんが弟側なの!?って思ってたけど、話聞いてたらそっちがしっくりきちゃった。」
河「それに、鶴崎と話したりする時のあの人の目はキラキラしていたし、弟って言われても不思議じゃないかも。」
山「分かります!いつもお兄さんって感じなのに、たまに鶴崎さん相手だと弟みたいになりますよね!」
鶴「……ほら、大丈夫だったでしょ?」
伊「え?」
鶴「そんなとこいないで出てきてくださいよ。」
そういうと、近くの扉に目線を向ける鶴崎。そしてその扉が開き、そこには…
伊「え、須貝さん!?」
珍しく視線を泳がせ、いたたまれなさそうにする須貝さんがいたんだ。
鶴「ずっと聞いてたんでしょ?」
須「…だって鶴、俺だけ抜きでなにか話してるんだもん。気になっちゃったから…。」
うお、ほんとに甘えた?になってる!珍し!
鶴「ほんと昔から寂しがり屋ですよねw」
須「はぁ!?寂しいんじゃない!」
鶴「はいはい、分かったよ。」
このやり取りの感じ、多分何回かやってるんだろうな。鶴崎が手慣れてる感じだし。
須「にしてもさ、俺が聞いてるって分かってるのに話したん?」
鶴「止めにきたらやめてましたよ?」
須「嘘つけぇ!!そういって止めた試しないやんけ!」
鶴「はははwそうだねww」
須「ほんま意地悪やなぁ…」
鶴「可愛い弟はいじめたくなるもんでねw」
須「弟いじめて楽しいのかよぉ!!」
鶴「wwwwwwww」
…須貝さん、弟ポジション受け入れてんのか。なんか、この人の性格的に兄ポジに無理にでも行きそうなもんだけど。
山「てか、やっぱり須貝さんが弟なんですね。」
須「ん?確かにそうやな…」
鶴「僕達にベッタベタに甘やかされて幸せそうな貴方をみるのが家族の幸せの1つでしたから。」
須「!」
鶴「最初は全然甘えてくれなかったでしょ?」
須「そりゃあね、知らない人達に甘えるなんて難しいし…」
鶴「…それだけ?」
須「え?」
鶴「…僕にはそれだけだとは思えませんが。」
須「……。」
…?どうしたんだろう。
須「……だって、当時の俺は甘えるなんて許されなかったんだもん…甘えようとしても、母親には罵倒されるし、父親には殴られるし、ほんと酷かった。甘えるなって言われてきたから、甘え方も分からなかったし…」
他「…。」
い、いきなりえげつない過去でてきた…。
福「そんな酷かったんだ…」
須「…正直、今でも夢にみる。あの日の事。俺が何か言うたび殴ってきて、刃物で殺されそうになった事とかも。」
山「は、刃物!?」
とんでもないな…いつものあんな元気な姿からは想像出来ないほどの暗い過去…。
須「でも小さい頃、そんな夢をみた時に鶴は俺を抱きしめてくれて…ほんとにそれが嬉しかった…。」
鶴「隣で”ごめんなさい” “許してください”なんて寝言が聞こえるからほんとトラウマなんだろうなって思ってました。」
須「ごめんな?鶴、俺より歳下なのにそんな事させて…」
鶴「いいえ、貴方の過去は親から聞いてましたから、なにかあったら守ってあげてって言われてましたし、歳下っていっても3〜4年ですから!」
須「…ほんま、ありがとうな。」
鶴「いえいえ!」
いい話だな…でも、そうなってくると確認しなきゃいけないことがあるんだよな。
伊「……すーがーいーさーんー??」
須「ウエッ……なにそのキショい呼び方…」
キショいとは失礼な。
伊「色々聞き直させてくださいねー?貴方が過去を知られたくないという気持ちも分かりますが、嘘をついていたのには変わらないのでプロフィールとかいーっぱい書き直させてくださいね??」
須「ウゲッ…!」
鶴「頑張ってくださいねー」
須「こんな時に限って見捨てやがった!!」
鶴「www」
興味本意で聞いてみたら、とんでもない暗い過去が出てきて、すごく驚いた。けど、今こうして須貝さんが笑って過ごせてるのは鶴崎の…鶴崎とご家族の愛のおかげなんだと思うと感謝しかないな。田村に誘われて、こうやって出会って、今ではこんな大きな会社としてやっていけてるなんて。
きっと、誰かが欠けていたらこんな風に大きな会社に、いや、こんな仲間に恵まれる事はなかったんだろうな。みんながいたから、こうやって、笑って、楽しく過ごせている。この日常に、感謝しないとな!
須「…流石にあれは話さなかったんやね。」
鶴「あれは、本気で嫌がるだろうと思いましてね。」
須「ならさっきのも話さなくてよかったやんけ!」
鶴「まぁまぁ。落ち着いて。」
須「……全く…」
終……?
はい、過去ガチガチ捏造系ばっか書きます。
ちなみに、御本人様のご家族は、とても優しく温かいとの事です。だからあんなにナイスガイなんでしょうね(?)
今回は終わりが不穏な感じにしました。
あ、変な事いってますが、御本人様には関係ないですからねー!
では、閲覧ありがとうございました!