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紫蘭
2,423
・ 狼 裙 の 嘘 つ き 。
・ u r e t
( 微 y a e t )
──────
─ 貴 方 は 嘘 を つ く 。
──────
「…あぁ、またか。」
いつも見かける君の姿。
でも、最近は違う。
隣にいるのは私じゃない。
いつもよく分からない女性。
笑ってる。
私の大好きな彼が、誰かも分からない女性と笑っている。
これが浮気というものだ。
もう何度目だろう。
彼の浮気現場を目撃するのは。
『なんで私じゃないの?』
『好きって言ってくれたじゃない』
そんな感情はもう捨てた。
でも、彼から逃れられない。
私が逃れたくないのだ。
だから私は君の姿を見て、走って帰る。
嘘つきな君のために、涙を流して_。
──────
帰ったらまず玄関に寝転ぶ。
君のために、私は泣く。
浮気性で、
もう何度も何度も裏切ってくる君が嫌いなはずなのに、
何度も何度も涙が出る。
『なんでだろう。』
何十回…、いや何百回も思った言葉。
そして思考が巡っている間に、
眠りに落ちる。
──────
朝起きたら私はベッドの上にいた。
隣には、浮気性で、 私の大好きな人で、離れられない、同居中の彼がいる。
ぐっすり眠っているようだ。
多分私が玄関で寝ていたから、
ベッドまで運んでくれたのだろう。
「…こんなとこだけ、優しくてッ、、」
男性にしては少し長い茶髪に、
人なっつこいような可愛らしいい寝顔、
そして長いまつ毛、
今は眠っているけど、いつも私を優しく見てくれている茶色の瞳…。
これだから彼を恨めない。
恨んだら、バチが当たりそうなほど整っている、綺麗な顔だ。
彼の頬にそっと触れながら、私はそう考えていた。
そして、眺め終わったあと、私はベッドから離れ、リビングに向かった。
──────
「…んっ、 et彡おはよ。」
彼が起きてきた。
そして、私に近付いて抱き着く。
いつものルーティーンだ。
「ふふっ、et彡の匂い…。」
「ちょッ、離れなよ…/// 」
照れるけど、私はこれが好きだ。
彼を近くで感じることができるから。
「…おにぎりじゃん」
「…う、うん。好きでしょ、ur。」
「うんッ!大好き。」
そんな言葉を交わし、
私たちは朝食を食べ、
家を出て、大学に向かった。
──────
「おはよ、et彡」
昔からの幼馴染裙が話しかけてきた。
「おはよ、yan裙!
今日は初っ端数学だね〜、
あ”ぁ〜、めんどくさ」
「…また、泣いた?」
「…ッ」
さすが幼馴染裙。
同居中浮気彼氏にもバレなかったのに…
だてに数十年の仲じゃない。
幼馴染裙とは隠し事をしてもバレてしまう、
意味がわからない親しい仲だ。
…だから彼の話もよくしてるんだけど、、、
「…あのね_」
──────
「_なわけで、」
「… “ また ” か。」
そう、 “ また ” なのだ。
彼は私の事を大事にしているのは知っている。
だけど浮気性は直らない。
幼馴染裙に話してない話もまだたくさんあるし。
「…別れないの?」
「…」
『浮気性の相手と別れた方がいい』
そう、幼馴染裙は言っている。
浮気している彼は好きじゃない。
…けど、
付き合っているur、
家に居て私に抱きついているur、
私に笑顔を見せているur…。
例え浮気していたとしても、
私は彼がとても好きで、愛しているのだ。
「…別れたく…、ない。」
「…そッ、」
「…でも、
…辛い。」
「…そッ。」
幼馴染裙は頷いて席を立ち、
私の目の前に来た。
「…?」
「…ねぇ、et彡。
この天才yan裙からの提案があるんだけど…。 」
「帰っていいかな?」
「冗談です、すみません。」
幼馴染裙は何を言おうと…?
幼馴染裙が言った言葉は、
私の想像のはるか上を飛んでいた。
「…et彡、」
「俺と、浮気しよ?」
コメント
3件
うわっ、この第1話、めっちゃ刺さった……。主人公の「彼が好きだけど浮気される辛さ」と「それでも離れたくない矛盾」が生々しくて、玄関で泣き寝入りするシーンがもうぐっときたわ。そして最後の幼馴染の「俺と、浮気しよ?」にはマジで声出た。関係がどう転がるか、続きが気になりすぎる🔥