テラーノベル
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運命は意外とあっさり二人を近づける。
「席替えするぞー。」
担任がくじを配る。
kty「えっと……B-4……。」
けちゃが席を探して歩いていく。
kty「あ。」
けちゃは立ち止まる。
なぜなら隣の席には____
mz「……。」
kty「……。」
気まずい。
教室中がざわつく。
「え、あの二人隣?」
「けちゃちゃん話しかけられるかな?」
「まぜ太くん絶対話さないでしょ。」
kty(なにか話さないとッ、)
「えっと……よろしくね!」
しかし返ってきたのは、
mz「……ん。」
たった一言。
kty(え”!?それだけ!?)
(何その返事〜!もっとあるでしょ!)
その様子を見ていたクラスメイトは苦笑い。
「やっぱりまぜ太くんはぁ…ねぇ、」
「通常運転だね。」
昼休み。
「けちゃ〜!一緒にご飯食べよ!」
kty「うん!」
あっという間にけちゃの周りには人が集まる。
笑い声が教室に広がる。
その少し離れた場所で、まぜ太は一人、パンを食べていた。
「まぜ太くんっていつも一人なの?」
誰かが尋ねる。
「放っとけ。」
誰かが言う。
まぜ太がこちらをチラリと見る。
(まぜ太くんって……。)
けちゃは思う。
(そこまで悪い人だとはおもわないんだけどなぁ?)
放課後。
けちゃは1人教室に残っていた。
kty「あれぇ〜?」
筆箱がない。
kty「どこいっちゃたのぉ……?」
机の中。
ロッカー。
カバン。
ない。
kty「うーん…落としたのかな……。」
廊下へ出ようとした、その時。
mz「これ。」
目の前に差し出されたのは、見覚えのある桃色の筆箱。
kty「あ!」
mz「階段に落ちてた…。」
kty「え”っ…そんなところにッ…!」
けちゃは目を丸くした。
kty「拾ってくれてありがとう!」
笑顔で受け取る。
まぜ太は一瞬だけ視線をそらし、
mz「…別に…気を付けろよ。」
そう言って歩き出した。
kty(え……。)
(今……心配してくれた?)
ほんの一瞬。
ほんの少しだけ。
“近寄りがたい”という印象が揺らいだ。
しかし次の瞬間。
まぜ太は振り返ることもなく去っていく。
kty「……やっぱり変な人なんだよなぁ。」
けちゃは小さく笑った。
その笑顔を、廊下の角から見ていたまぜ太は誰にも聞こえないくらい小さな声でつぶやく。
mz「……もっと笑った方が、かわいいじゃない?」
その言葉を知る者は、まだ誰もいなかった。
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コメント
6件
なんかもう…、ほんと全部可愛い!
あー、やっぱりツンデレだ…!
くぅぅぅぅ…可愛い!尊い🤦♀️💓
いとま
967
ほのか
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730
12