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朝のstが終わって誰とも話さず、ただ次の移動教室の準備をしている。
「ねえ、ゆなちゃん!」
話したこともない子が私に声をかけてきた。おとはちゃんか。
美人すぎてみんな話しに行けないらしい。
「あのさ、友達にならない?」
「え?」
何でこんな私を友達にしようとしてくるんだろう。
こんなこと言われたの初めてだ。幼稚園でも小学校でも中学校でもずっとぼっちだったから。
「う、うん、いいよ」
「えっ!がちー!?嬉しい!」
テンションに追いついていけない…
「じゃ、移動教室いこ!」
「うん」
「私、入学した時から友達になりたかったんだよね!ほら!前も同クラだったし!」
あれ?そうだっけ?前のクラスのメンバーなんて覚えていない。
「でも、何で私なんか友達になりたいって思ったの?」
1番疑問に思っていたことを聞いてみた。
「ゆなちゃんをみた瞬間、この子なら友達になれる予感がしたんだよね。
まあ、いわゆる勘…って感じ! 」
「なにそれー」
会話が弾んでる。階段に鏡があったから一瞬みたら私の口角が上がっている。
え?私って今、笑顔?そんなつもりはなかったのに。
おとはが言っていたとうりなのかもしれない。
本当に運命の友達だったりして?