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紫苑×四季
四季「紫苑は、補習な」
授業終わりの鐘が鳴り、生徒が各々教室を出て行き始めていた時、羅刹教師である四季が突然1人の生徒に向かって言い放った。
紫苑「え〜」
補習だと言われた生徒、朽森紫苑が文句を言い放つ。
だが、心の中では担任の四季と一緒に居られる事を嬉しく思っていた。
四季は紫苑の文句を言う声を慣れているといわんばかりに無視し、授業で使った教材を片付けている。
馨「分かってるよね?紫苑」
いつの間にか隣に来ていた同級生の並木道馨が紫苑の耳元で忠告でもするかの様に囁く。
紫苑「へいへい」
そんな馨の問いかけに慣れているのか、紫苑は呑気に答え、四季を早くと急かした。
馨「先生、お疲れ様でした」
四季「お〜、ちゃんと休めよ〜」
馨「はい」
パタンと音がして、教室の扉が閉まる。
数秒の静寂の後、四季がこれ補習プリントなといいながら紫苑の前にプリントをおき、自身も隣に座る。
四季「紫苑もついに赤点か」
紫苑「今回結構難しいかったんですもん」
四季「いつも勉強してないからだろ」
紫苑「他のテストは赤点回避したのに〜」
四季「それは凄い」
少し喋りながら紫苑はスラスラとプリントを書き進めていく。
それを見ながら四季は紫苑は頭いいんだからもっと頑張ればいいのに。そんなことを考える。
紫苑「でーきた!」
四季「お〜みせろ」
四季は一通り目を通すと紫苑にプリントを返し、帰っていいことを伝える。
紫苑「やった〜」
四季「次は赤点にならないように」
紫苑「は〜い、ねえ四季先生」
紫苑の声が能天気な声から少し真面目な声に変わる。
声を変えるのと同時に少し距離を詰めて自分と四季の顔の前で手を握る。
紫苑「ご褒美ちょうだい?♡」
四季「紫苑、?」
紫苑「補習頑張ったご褒美くれるよね?」
四季「ご褒美って、」
紫苑「もちろん、キスでしょ」
当然と言わんばかりにキスと言い放った紫苑にすごい速さのデコピンが飛ぶ。
そのデコピンのあまりの痛さに手を離し、額を抑え悶絶する紫苑を他所に、四季はプリント諸々を回収し急いで扉の方へ走った。
四季「紫苑!先生をあまり揶揄うな!」
そう言い残し、四季は大きな音をたてて扉を開け出ていった。
紫苑(あ〜あ、逃げられた。でも、赤面可愛かったなぁ♡)
まだ少し痛みが残っている額を抑えながら、紫苑が静かな教室で四季のかわいい赤面を見れた余韻に浸っているところへ、馨が1人で教室へ入ってくる。
馨「紫苑、先生が廊下走り去っていったんだけど何かした?」
馨が後ろから黒いオーラを漂わせながら、怒りを含んだ声で紫苑に問いかける。
馨のただならぬオーラに紫苑は怯えながらも、何もしていないと否定する。
馨「約束覚えてるよね?」
少し経って落ち着いたのかさっきよりは優しい声色になる。
紫苑「そんぐらい覚えてる、卒業までは手をださない」
馨「よかった、ちゃんと覚えてたんだ」
紫苑「馨は俺をなんだと思ってんだよ、てか破った後が怖いからな」
馨「まあね、何かしたら先輩達に言い付けるからね」
紫苑「ひえ、」
馨の忠告に紫苑が少し怯えた声だす。
それと同時にさっき見た四季の赤面のことは墓場まで持っていくと決めたのであった。
終わり!!
結構長くなった、
誤字とか脱字あったらごめんなさい、
今回は♡=200
じゃね!!
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