「……っ、陸……まって、ちょ……」
鈴音は震える脚で立ったまま、鏡の前に立たされていた。
後ろから陸に抱えられ、すでに何度も深く、ゆっくり貫かれている。
「んぅ……やっ、やぁ……っ! う、ぅぁ……!」
鏡に映る自分の顔が真っ赤だ。
口元はだらしなく開いて、目尻からはうっすら涙。
「……可愛い、涼音さん」
耳元で囁かれて、背筋がぞわっと震える。
「こんな顔、俺しか見たことないですよね……?」
「……っ、ばか……あっあ゛……!」
「ほんと、エロい。自分の顔、見てみてください」
陸の手が鈴音の顎を取って、鏡に向けさせる。
ぐちゃぐちゃに乱れた顔がそこにあって――
「や、見ないでっ……見たらやだっ……ねえっ」
「俺は見たいんです。涼音さんが、俺で感じてる顔」
「やだ……やだぁ……っ、あ……!」
腰をぐっと突き上げられるたび、
自分で見たくない声が勝手に漏れる。
「……あれ? ちょっとここ、膨らんでる」
「え……っ?」
お腹を、下腹を、陸がそっと撫でてくる。
「今、俺の……ここまで入ってるんですよ」
「~~っ、ばかっ、いわないでぇっ……!」
「ほんと……狭いのに、すごい。
もっと奥まで……」
「むりっ、むりぃ……っ、もう……くるしっいからぁ……っ」
「……でも、涼音さんの中、すっごい嬉しそうですよ」
「うるさ……いっ、あっ、やっ、くる……っ!」
腰を揺らされながら、涼音は鏡越しの自分に泣き顔を晒す。
どうして……どうして、この子じゃなきゃダメなんだろう。
「涼音さん、俺……まだ本気出してないんですけど」
「……はぁ? な、に……っ、言って……んああっ!」
「ちょっと、“全部”入れてみていいですか?」
「っっっ、むり、ぜったいむりっ、そこが一番おく、だからっ……!」
「……いきますよ。深呼吸して」
「や、だっ、やだっ……くるしい、くるしっ……んっ、ああああっ……!」
「……っ、入った」
「~~~っ、あ゛っ……あ゛っ……あっ……!!」
ずっしり重たく、深く、全身を内側から押し広げるような異物感。
自分の体じゃないみたいに、感覚が爆発していく。
「涼音さん……奥、ビクビクしてます。気持ちいい……?」
「ちが……ちが……ぁっ、んんっ、ぁっ、あ゛……!」
「ねぇ……もっと、奥、突いてほしいって顔してますよ」
「っ、ばか、バカっ、ちがうってば……んん゛ん゛っ!」
鏡越しに目が合うたび、涙が一粒ずつこぼれていく。
それでも、離れられない。抜けない。感じてしまう。
「好きなんです、涼音さん。だから……ちゃんと奥まで愛させてください」
「やだ……やだ……っ、んっ、でも……でも、もっと……っ」
愛おしそうに、奥をぐっと突かれる。
「あ゛……っっ……あぁっ……!!」
快感と羞恥と愛情が混ざって――
涼音はそのまま、陸の腕の中で達した。
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