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涼音さんと陸くん

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涼音さんと陸くん

12 - 第12話全部入れてみていい?

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2025年06月01日

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「……っ、陸……まって、ちょ……」
鈴音は震える脚で立ったまま、鏡の前に立たされていた。

後ろから陸に抱えられ、すでに何度も深く、ゆっくり貫かれている。


「んぅ……やっ、やぁ……っ! う、ぅぁ……!」


鏡に映る自分の顔が真っ赤だ。

口元はだらしなく開いて、目尻からはうっすら涙。


「……可愛い、涼音さん」


耳元で囁かれて、背筋がぞわっと震える。


「こんな顔、俺しか見たことないですよね……?」


「……っ、ばか……あっあ゛……!」


「ほんと、エロい。自分の顔、見てみてください」


陸の手が鈴音の顎を取って、鏡に向けさせる。

ぐちゃぐちゃに乱れた顔がそこにあって――


「や、見ないでっ……見たらやだっ……ねえっ」


「俺は見たいんです。涼音さんが、俺で感じてる顔」


「やだ……やだぁ……っ、あ……!」


腰をぐっと突き上げられるたび、

自分で見たくない声が勝手に漏れる。


「……あれ? ちょっとここ、膨らんでる」


「え……っ?」


お腹を、下腹を、陸がそっと撫でてくる。


「今、俺の……ここまで入ってるんですよ」


「~~っ、ばかっ、いわないでぇっ……!」


「ほんと……狭いのに、すごい。

もっと奥まで……」


「むりっ、むりぃ……っ、もう……くるしっいからぁ……っ」


「……でも、涼音さんの中、すっごい嬉しそうですよ」


「うるさ……いっ、あっ、やっ、くる……っ!」


腰を揺らされながら、涼音は鏡越しの自分に泣き顔を晒す。

どうして……どうして、この子じゃなきゃダメなんだろう。


「涼音さん、俺……まだ本気出してないんですけど」


「……はぁ? な、に……っ、言って……んああっ!」


「ちょっと、“全部”入れてみていいですか?」


「っっっ、むり、ぜったいむりっ、そこが一番おく、だからっ……!」


「……いきますよ。深呼吸して」


「や、だっ、やだっ……くるしい、くるしっ……んっ、ああああっ……!」


「……っ、入った」


「~~~っ、あ゛っ……あ゛っ……あっ……!!」


ずっしり重たく、深く、全身を内側から押し広げるような異物感。

自分の体じゃないみたいに、感覚が爆発していく。


「涼音さん……奥、ビクビクしてます。気持ちいい……?」


「ちが……ちが……ぁっ、んんっ、ぁっ、あ゛……!」


「ねぇ……もっと、奥、突いてほしいって顔してますよ」


「っ、ばか、バカっ、ちがうってば……んん゛ん゛っ!」


鏡越しに目が合うたび、涙が一粒ずつこぼれていく。

それでも、離れられない。抜けない。感じてしまう。


「好きなんです、涼音さん。だから……ちゃんと奥まで愛させてください」


「やだ……やだ……っ、んっ、でも……でも、もっと……っ」


愛おしそうに、奥をぐっと突かれる。


「あ゛……っっ……あぁっ……!!」


快感と羞恥と愛情が混ざって――

涼音はそのまま、陸の腕の中で達した。


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