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ちょうど春の声が聞こえなくなった時期だった


何もかも無くなった夏だった





空を踊る綺麗な色を持つものなどは見なくなり


夏の声を象徴するものも顔を出す少し前の


冷涼な色彩の紫陽花がこちらを睨んでいる時期の話


空からの眼差しや空の涙まで遮り帰宅してた話





働き者と言われる昆虫が育つ時


薄れかけてきている白い線を揚々と進む君を見てた時





空からの眼差しにより輝いている花を見つめていた日


君と知らない白いドレスの方を傍から祝っていた日






空からの眼差しが弱くなり辺りが灰色になった時間


絶え間なく雨の音が耳鳴りのように響く時間


浴びてた眼差しなど気にならなくなる温度の時間


瞬きした時に消えた君の時間








その時期から、


その日してた話から、


見てたその時から、


時間は止まった








あの時、あの日、あの時期




目を凝らしていれば、君は消えなかった


手を伸ばしていれば、後悔しなかった


耳を凝らしていれば、踏切の音に気付いていた



































かもしれない







この作品はいかがでしたか?

33

コメント

1

ユーザー

ここまで見てくれた方ありがとうございます🙏🏻 ̖́- 結末や何があったのかを言うつもりは無いので、考察して見てくださいね‪👍🏻 ̖́-‬ 『 かもしれない 』は何処に対してなのか、まったく固有名詞が出てこないのは何故か、全て考察しがいがあると思いますのでお好きな方は考察してくれたら嬉しいかぎりです⸜🙌🏻⸝‍ 考察の内容はコメントで共有しあってみて下さいね✊🏻 ̖́-‬

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