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帰り道。
五木と一緒に電車に揺られながら話す。
「 んー次は夏合宿か… 」
「 …五木、残るんだ。 」
「 うん。受験もあるけど、悔しいし。春高も頑張りたいよ。多分3年皆そう思ってるよ。みんな負けず嫌いだから 」
スマホの画面を見る目は変わらないけど穏やかに笑った。
でも、どこか奥底に秘めたる情熱みたいなものを感じた。
「 …よかった。頑張ろうね。 」
「 ん、次は夏合宿か…あ、それに期末もあるね。 」
「 期末…ね 」
悪いものを思い出した。
一年の時に草ノ瀬くんと木萩くんの赤点を回避するべくどんなけ苦労したか…
「 合宿か… 」
最寄り駅に近づく夜景を眺めながら色んなことを考える。
そして項羽中央に着くと五木と別れて家に向かう。
「 はぁ…今日の夜ご飯なんだろうな… 」
なんか…今日は麵類がいいな…
最近ちょっと暑くなってきてるしそうめんとか…
あ、でも俺冷麦も好きかな
そんなことを思いながら歩いていると家に着く。