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おまたせしました〜!
今回はリクエストのgktyです♪
Dom/Subユニバース
⚠モブあり
それでも良い方はどうぞ!
朝日が差し込む部屋の中
朝食を食べていた彼が口を開いた
『とやさん、今日ちょっと仕事があって、帰るの遅くなりそうです』
「……あー、そう、分かった」
自分でそう言った声がなんだかいつもより低くなったように感じて、慌てて言葉を付け足す
「帰ってくる前にちゃんと連絡入れてくださいね」
『……とやさん』
いきなり後ろから腕が伸びてきた
「っえ……何、いきなり…?/」
『いや…最近Playも出来てないから、大丈夫かなと思って…』
「……大丈夫ですよ、僕あんまりしないでも体調悪くならないし」
『…できるだけ早く帰ってくるので待っててください』
そう言って頬に優しくキスを落とした
『…ん、行ってきます』
「……行ってらっしゃい…/」
リビングの窓から、遠ざかっていく彼の背中が見えた
彼の姿が視界から無くなった瞬間、膝から崩れ落ちる
「っふー……………ん……」
次第に目眩や吐き気に襲われる
しばらくPlayをしていなかった影響が、想像以上に体を蝕んでいたようだ
正式なパートナーでない間は、定期的にPlayをする必要がある
ふらつく足で寝室に向かう
ベッドに倒れ込むと彼の匂いで充満していた
「ふ……ぅん…っ……/」
身体の中から熱くなるような感覚に陥る
ぼんやりとした視界で彼の寝間着や布団に巻き付く
そして気がつくと彼の匂いに包まれながら自分自身を慰めていた
「…っん……〜っ…ふ…/」
いつからか、彼に触れられる事が少なくなっていた
頭の中に彼の顔が浮かぶ
笑顔、寝顔、獲物を見るような顔
いくら自分を慰めようとスッキリすることはなく、気がつくとそのまま寝てしまっていた
大きな音で目を覚ます
外はすっかり暗くなっていた
「ん………ぅぅ゙…」
繰り返し押されるインターホン
眠い目を擦り玄関に向かう
自分が忘れているものに気づかず
「…ん、はぁい」
【あ、郵便でー…す……】
「あ、ありがとうございま」
言い終わる前に強い衝撃を感じる
目を開くと、玄関に押し倒される形になっていた
目の前には息の上がった配達員、そして溢れ出すGlareを感じた
まずい
そう感じた時には既に遅く
【…kneel】
目の前に火花が散る
自分の意志と反して身体が動き始める
その時、自分の首元にあるはずのものが無いことに気づいた
【…crawl 】
「…っあ………ぅ」
生理的なものか恐怖からか、涙があふれる
それでも身体は動くことをやめない
目の前の男が唾を飲み込む音が聞こえた
頭がふわふわしてくる
【……strip】
「…っ!………っぁ…う…」
動き始める手を必死に抑える
そうしているうちに頭がこんがらがって
呼吸がしづらくなる
「はっ…………ふ………ひゅっ………」
【…っstrip 】
「ぃあ゙っ………う……、ふっ……」
頭の奥が鈍く痛み、目の前には火花が散る
身体は震え始め手には力が入らなくなってくる
徐々に自分の肌があらわになるのを感じた
そのとき
『……とやさん…?』
「…っ……は………ひゅっ……が………くん…」
【…っ!?…お前男いんのかよっ…!!】
焦点が定まらない視界の中強いglare を感じるとともに、怒号が聞こえた
意識が遠のく感覚に襲われる
『……さ…!……やさん!』
「ひゆっ…………ふっ………は」
耳鳴りがする
彼の腕に抱かれている感覚がした
そしてよく通った声で聞こえた
『とやさん、look』
「…っう……ふっ………ひゅ……」
『…うん、good boy 』
途端に暖かい感覚に包まれる
耳鳴り、頭痛、目眩が収まっていく
『とやさん……kiss』
「……は……ふ………っん」
柔らかい声、優しい温もりに包まれた中
彼にゆっくりと近づき、重ねるだけのキスをした
『ん……good boy』
その言葉を聞いて涙が溢れ出す
「ひっ………う……がっく……が…っく…っ」
『遅くなってごめんなさい、とやさん…怖い思いしましたよね』
「ごめっ…なさ……collar つけてないのっ…気づかなくてっ、…」
『大丈夫です、とやさんおちついて…とりあえず寝室戻りましょう…?』
「ふっ……う……」
『…とやさん、落ち着きました?』
「……っふ……………ん」
背中を撫でられる徐々に落ち着きを取り戻す
それと同時に彼の香りが近く感じられて、身体の奥が疼く
『…トラウマとかになってたらヤバいですし…しばらくPlayは避けたほうが』
「っだめ!!」
『……え』
反射的に出た大声に彼が目を見開く
「…えっと……あの………/」
『………』
彼は、穴があきそうなくらいこちらを見つめてきてなんだか居心地が悪い
視線から逃れようにも、彼の腕が強くつかんで、それを許さない
「……今日、がっ…くんと…したい……/」
『……何をですか?』
「…Play…/」
『…Playだけ?』
彼はこちらを煽るように口角あげる
顔が火照っていくのを感じる
「…っ分かってるでしょ…//」
『……っふはw……かわい』
「〜っ//…いいからはやくっ!/」
『はいはい♡』
その返事と同時に頬に手が添えられ、彼にキスを落とされた
『…おはよ、とやさん♪』
「……おはよーございます」
『あれ?目合わせてくれないんですか?』
「…っるさい/」
顔を覗き込んでくる彼を避けながら着替える
『…昨日はあんなに素直だったのになー』
「…〜っ//」
『素直なとやさん可愛かったなー』
だんだん胸に不安が積もり、たずねる
「…素直じゃないと、かわいく、ない…?」
『…愛してる』
「はぁっ!?//」
『どんなとやさんでも可愛いから、噛んだんですよ♡』
「……なら、良いけど/」
『〜っ♡かわいいっ!!♡』
「…るさい/」
明日も明後日も、君と一緒だといいな
そんな思いを胸にリビングへ向かう
窓から差し込む光は暖かくて、吹き込んだ風はうなじの傷を優しく撫でていった
欲を詰め込んだ結果遅くなってしまいました…
リクエストまだまだお待ちしてます♪