テラーノベル
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翌朝。からぴちシェアハウスは、いつもとは違う朝を迎えていた。
「んん…」
リビングから聞こえる小さな寝返りの音に、シヴァが目を覚ます。ソファーで毛布にくるまって眠っているのは、もちろん、幼くなったどぬ、ヒロくん、ゆあんくんの3人だ。昨夜は興奮したのか、なかなか寝付けない様子だったが、ようやく静かな寝息を立てている。
「よし、今日の当番は俺と…」
じゃっぴが今日の当番表を確認する。高校2年生の彼らにとって、毎日の学校は当然あるもの。だが、小さな子ども3人を放っておくわけにはいかない。話し合いの結果、毎日3人ずつ交代で学校を休み、残りのメンバーで子どもたちの面倒を見ることに決まったのだ。
今日の当番は、じゃっぴ、なお兄、そしてるなちゃんだった。
「みんな、行ってくるね!」 えとさんがどぬの頭をそっと撫でて、学校へ向かう準備をする。他のメンバーも、少しだけ名残惜しそうに幼い3人を見つめていた。
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