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ねこむすび
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管理棟の窓口の前には、誰も並んでいなかった。ガラスの向こうで、朝の受付と同じ係の人が、ノートパソコンの画面とバインダーを見比べている。
「庄司です。確認走行のロガー、お願いします」
大輝はポケットから走行許可票を出し、窓口の台へ置いた。係の人は許可票の番号を名簿と照らし合わせ、足元の箱から黒い小さなケースを1つ取り出した。
「はい、こちらです。付ける場所はいつも通りで。走り終わったら、管理区画に戻ってきた時にこちらへ返却してください」
「了解っす」
ケースは掌に収まるくらいの大きさで、思っていたより重さがあった。大輝はそれを握ったまま、ロープのこちら側を自動車部のテントへ戻った。
陽斗はパイプ椅子に座ったまま、スマートフォンで配信を流していた。画面の中では、どこかのショップのGRヤリスが四段つづらの最初のヘアピンを抜けていくところで、同じ車の排気音が、少し遅れて坂の上から実物で聞こえてくる。
「もらえた?」
「もらえた」
大輝はテントの奥へ回り、ダッフルのファスナーを開けた。ジャケットを脱いでパイプ椅子の背に掛け、ワークパンツを脱いで、OMPのスーツへ脚を通す。袖に腕を入れて肩まで引き上げ、胸元のファスナーを半分のところで止めた。スーツの生地が、湿った空気を吸ってわずかに重い。
内ポケットから、小さなピアスケースを取り出す。右の鼻翼のピアスを外し、続けて左耳のものも外して、ケースへ並べて蓋を閉めた。ファスナーを喉元まで引き上げてから、パイプ椅子の陽斗の方へケースを差し出す。
「これ預かってて」
「人遣い荒いな」
陽斗は画面から目を離さないまま、空いている方の手でケースを受け取った。
「今日はそういう日だと思って割り切って」
シューズの紐を締め、グローブとバラクラバをヘルメットの中へ押し込み、FHRを肩に掛けた。ヘルメットバッグごと片腕に抱えると、陽斗がようやく画面から顔を上げた。ピアスケースは、もうパーカーのポケットに収まっていた。
「しゃあないな。体験教室ある日、とことんこき使ってやるよ」
陽斗は顎で、エボXの方を示した。大輝は笑って片手を上げ、テントを出た。
エボXの運転席のドアを開け、ヘルメットを助手席の座面に置く。係の人に言われた通り、いつもの位置へロガーを取り付けた。それからもう一度車を降り、1周、ゆっくり車体の周りを歩く。
V107のトレッドには、2日前に流した分だけの薄い擦れが、4本とも同じように付いていた。小石を噛んでいる溝はない。ダッフルの脇から出しておいたエアゲージを1本ずつバルブへ当て、冷えたままの空気圧を確かめてキャップを締めた。トランクの中にはサブウーファーが残っているだけで、転がるものはない。車内に戻り、ドアポケットとシートの下に手を入れて、何も入っていないのを確かめた。
バラクラバを被り、ヘルメットを被って顎紐を締める。FHRのテザーをヘルメットの両側へ留め、身体側のストラップを確かめてから、6点式ハーネスのベルトを1本ずつバックルへ差し込んでいった。肩のベルトを最後に引き絞ると、フルバケットシートに背中が押し付けられ、身体と車の間の隙間がなくなる。
イグニッションを回した。4B11が目を覚まし、アイドリングの振動がシートから背中へ伝わってくる。助手席側の3連メーターで、ブースト計は負圧の位置に収まり、水温と油温は朝からの暖機の分だけ針が上がったところで止まっていた。ステアリングコラムの表示を切り替えると、SSTのフルード温度も同じように落ち着いている。
S-AWCのスイッチの右隣、SSTクーラーのスイッチをONへ倒す。左隣のインタークーラーウォータースプレーのスイッチは、AUTOに入れたままにしてある。
『確認走行の庄司さん、スタート側へお願いします』
パドックのスピーカーからだった。誘導棒を持った係員が、こちらへ手招きする。
シフトレバーのそばにある制御モードスイッチを前方へ倒す。マルチインフォメーションディスプレイの表示がNormalからSportへ切り替わった。もう一度前方へ倒し、そのまま3秒押さえ続けると、表示がS-Sportへ変わった。
ブレーキを踏んだままシフトレバーをDへ入れ、運転席側のマニュアルゲートへ倒す。ディスプレイに「1」が出た。パーキングブレーキのボタンを押し込み、レバーを下ろす。
人が歩くのと変わらない速度で、ロープのこちら側の通路を、スタート側へ進んだ。テントの下で陽斗が、ペットボトルを持った手を軽く上げた。ロープの向こうで何人かがこちらへスマートフォンを向けたのが、視界の端に映った。
西麓のスタートラインの手前で、オフィシャルが片手を上げて車を止めさせた。11時10分の少し前だった。
オフィシャルが運転席の窓へ顔を寄せ、大輝のハーネスと、ヘルメットの顎紐へ順に目を走らせた。
「準備できたら手、上げてください。シグナル、緑で出てください」
大輝は頷き、窓を閉めた。
狙うのは、3分42秒を挟んで0.3秒以内。午後のために、今日の路面と、この足と、この車の調子を確かめる。全部の区間で詰める必要はない。ブレーキは自分の目印より少しだけ手前で踏み、アクセルは踏める場所では素直に踏む。その差し引きで、だいたいその辺りに落ち着く。
ステアリング右脇のASCスイッチを長押しした。メーター内にASC OFFの表示が点く。
大輝は片手を上げた。
左足でブレーキペダルを奥まで踏み込む。右足でアクセルを床まで踏み抜いた。
4B11が吠える。回転計の針が跳ね上がり、5500回転に張り付いた。押さえつけられた車体が前へ出たがって震え、その震えがシートから腰へ上がってくる。
シグナルが赤から緑へ変わる。
左足を離した。
ブースト計の針が正圧へ跳ね上がり、4輪が一斉に路面を掻いた。西麓のアプローチは日向で、路面は白っぽく乾いている。回転が上がるにつれて右手のパドルを引き、2速、3速とつないでいく。
四段つづらの最初の右が見えてきた。
最初の2つのヘアピンは、朝のブリーフィングで言われていたよりも乾いていた。路面の色は日向と変わらず、ステアリングを入れた時の重さも、皮むきの時に新港の道で覚えた重さと同じだった。大輝はヘアピンの手前で減速を終わらせ、前輪が向きを変えるのを待ってからアクセルを開けた。V107は、舵を入れてから横へ力が立ち上がるまでが、前のシバタイヤよりわずかに遅い。その分、荷重が前へ乗り切るまで待っていられる。
3つ目の右へ上っていくと、路面の色が変わった。
山側の法面に近い半分だけが、まだ黒く湿っている。谷側の半分は乾いて、灰色の帯になっていた。大輝はラインを谷側へ寄せ、湿った帯へタイヤを乗せないまま旋回へ入った。ステアリングの手応えは変わらない。立ち上がりで、右の後輪だけが湿った帯の縁を踏んだ。ステアリングがわずかに軽くなり、すぐに戻る。
4つ目の左は、奥へ行くほど締まり込む。ここも山側に湿りが残っていた。大輝は目印にしているガードレールの継ぎ目より、車1台分手前でブレーキを踏んだ。左手のパドルで2速へ落とし、湿った部分の手前で向きを変え終える。アクセルを開けたのは、車体が出口を向いてからだった。
四段つづらを抜けて、西斜面のリズム区間へ入る。
日向の続くところは乾いていた。右中速へ100キロ前後で入り、舵を入れる。前輪に横の力が乗っていくのが、ステアリングの重さの増え方で分かる。V107は、乗った荷重を受け止めたまま、外へ逃げようとしなかった。次の左への切り返しで、荷重が左右へ移る間も、車体の揺れは1度で収まった。その先のブラインドの右は、樹冠の濃いところだけ路面の色が暗く、大輝は舵を入れる前に速度をもう少しだけ落とした。
短い直線で、助手席側のメーターへ目を落とす。水温も油温も、針は動いていない。ステアリングコラムの表示に出ているSSTのフルード温度も、上がり方は普段と変わらなかった。
ブラインドクレストが近づいてきた。山頂管制所のフェンスが視界の右端を流れる。
路面が落ちていく。車体が軽くなり、6点式ハーネスに身体が吊られた。大輝はステアリングを動かさず、アクセルもそのままにして、4輪が路面を踏み直すのを待った。タイヤが戻ってきたところで、もう一度右足に力を入れる。
北斜面の高速下降は、切り通しを抜けたところから林の中へ入っていく。
木の影が路面を斑に覆っていた。日の当たっている部分は乾いているが、影の濃いところは、まだ色が一段暗い。針が140キロを越えたあたりで、大輝は影の中の路面へ目を凝らした。表面が光っているところはない。ただ、影に入るたびに、ステアリングの手応えがほんのわずかに薄くなる。
ここで余裕を使い切る理由はなかった。大輝は左高速下降の手前で、目印よりほんの少し早くブレーキを当て、4速のまま舵を入れた。外側のガードレールが視界の下を流れる。舗装の継ぎ目を越えるたびに、車体が短く上下し、そのたびにステアリングから返ってくる力が一瞬だけ抜けて、また戻った。
下りストレートの終端で、強くブレーキを踏む。ハーネスが胸へ食い込み、左手のパドルを引くたびに、エンジンの回転が跳ね上がった。ペダルの踏みしろは、走り出した時と変わらない。
黒森複合へ入る。
左、右と抜けて、最後の左が奥で締まり込んでいく。その内側、大きな木が覆いかぶさっている部分だけが、他より黒かった。大輝はエイペックスを湿った部分の手前に置き、内側の縁石には寄せずに回り込んだ。前輪が出口を向くまで舵角をそのままにし、それからアクセルを入れる。
登り返し、右ブラインド、谷底の圧縮。左の短角を2速で回り、東麓フィニッシュ区間の下降ストレートへ出た。
針が上がっていく。最終ヘアピンの手前で、大輝はブレーキを踏み、2速まで落として左へ向きを変えた。車体が回り込むのを待ってアクセルを開ける。フィニッシュストレートへ押し出され、3速、4速とつなぎ、緩い右ベンドを抜けて、計測ラインを越えた。
ラインの脇の表示板に、数字が灯っていた。
3分42秒026。
「42秒026か」
バラクラバの中で言った。狙った辺りに、ちゃんと収まっていた。
大輝はアクセルを戻し、ブレーキを緩く当てながら減速路へ入った。速度が落ちていく間に、助手席側のメーターへ目をやる。水温も油温も、上がり方は想定の中だった。SSTのフルード温度も、クーラーを回していた分だけ低いところで止まっている。
それより先に気にしていたのは、さっきまでの路面だった。四段つづらの上の方は、山側の半分だけがまだ湿っている。北斜面の林は、影の中だけ手応えが薄い。黒森複合の最後の左は、内側の木の下が黒い。どれも、昼を回れば変わっていく場所だった。午後の14時までに、もう一度確かめる必要がある。
オフィシャルの誘導棒に従い、減速区間を抜けて、低速連絡路へ入った。競技路の外側を回る細い道を、歩くより少し速いくらいの速度で走る。木々の向こうから、次の車の排気音が聞こえていた。
西麓側のパドックへ戻り、自動車部の枠へエボXを入れる。ブレーキを踏んだままパーキングブレーキを引き、Pへ入れた。
すぐにはエンジンを切らず、アイドリングのまま回しておく。その間にハーネスのバックルを外し、顎紐を緩めた。ステアリングコラムの表示で、SSTのフルード温度が下がっていくのを見ながら、ヘルメットを脱いで助手席へ置く。75度を切ったところで、SSTクーラーのスイッチをOFFへ倒した。タービンの熱が抜けるのを待ってから、イグニッションを戻す。
ドアを開けて降りると、エンジンルームから熱い空気が流れてきた。焼けたブレーキの匂いが薄く混じっているが、それ以上の焦げた匂いはしない。
大輝はバラクラバを頭から引き抜き、右前輪の前にしゃがんだ。V107のトレッドに手の甲を近づけると、熱が均等に返ってくる。ショルダーの外側だけが削れている様子はない。ホイールの隙間から覗いたローターとキャリパーにも、何かが滲んだ跡はなかった。立ち上がって車体の下へ目を走らせ、地面に何も落ちていないのを確かめる。それから左前、左後ろ、右後ろと、順に同じことをした。
「おかえり」
陽斗がスマートフォンを片手に、パイプ椅子から顔を上げた。
「42秒026だって。配信の画面に出てた」
「知ってる。表示板に出てた」
「狙ってたやつ?」
「ドンピシャ。きっちり合わせられた」
大輝はグローブを外し、テーブルの上のペットボトルの水を1本取って口を付けた。テントの奥で、菅原が部員の1人と何か話しているのが見えた。こちらへ一度顔を向けたが、すぐに手元のクリップボードへ目を戻した。
『続いて、確認走行。DRIFT Society、赤城夏帆さん。スタート側へお願いします』
スピーカーの声に、ロープの向こうの人の流れがまた動いた。
管理棟の方から、赤いエボIXがゆっくり出てきた。ロープのこちら側の通路を、誘導棒に従ってスタート側へ進んでいく。運転席には、赤いヘルメットが見えた。窓は閉まっている。大きなGTウイングが、テントの天幕の高さを過ぎていった。
ロープの向こうで、スマートフォンがいくつも持ち上がる。陽斗は膝の上の画面を、大輝にも見えるよう少し傾けた。
しばらくして、西麓の方から4G63の音が上がった。エボXより高く、乾いた音だった。回転が上がり、変速のたびに一瞬途切れ、また上がる。四段つづらのヘアピンへ入るたびに音が沈み、立ち上がりで弾けるように戻ってくる。そのたびに、ロープの向こうで小さく歓声が起きた。
音は斜面を上っていき、尾根の向こうへ回り込んだところで聞こえなくなった。
大輝はペットボトルを持ったまま、音が消えた方の斜面をしばらく見ていた。陽斗の画面の中では、小さな赤い車が北斜面の林へ入っていくところだった。
数分して、スピーカーが鳴った。
『赤城さん、東麓でフィニッシュです。確認走行、3分41秒台!』
ロープの向こうで、拍手が起きた。
陽斗が画面から目を上げ、大輝の顔を見た。大輝は水を一口飲んでから、キャップを閉めた。
3分41秒台。
寮のシミュレーターで組んだエボIXを、今朝見た実車に合わせて頭の中で組み直した時、車としては3分39秒台まで届くはずだと見ていた。車のぶんだけで言えば、まだ先がある。
ただ、今のは確認走行だった。自分が42秒前後で止めたのと同じように、赤城がどこまで踏んだのかは、外からは分からない。
テーブルの端でチラシを揃えていた琴葉が、手を止めてこちらへ来た。その後ろから、菅原も腕を組んだまま歩いてくる。
「タイム出ないとはいえ、赤城に勝てるの?」
大輝は陽斗の方へ手を出した。陽斗がパーカーのポケットからピアスケースを出し、掌に載せる。大輝は蓋を開け、右の鼻翼へピアスを通した。
「正直、秘策もないね。対策とかもないね」
左耳のピアスを指先で留めながら、大輝は続けた。
「ガチのパワー勝負となったら、赤城さんは、軽いから有利だと思ってると思う。向こうは」
ケースを陽斗へ返しながら、言葉を継ぐ。
「何故か。俺のエボは重いから。赤城さんは軽くて、パワーもある。俺もそれは知ってる。赤城さんのエボは、パワーもあるんだよ。俺のはせいぜいブーストアップくらいで、パワーもそんなに出てるとは感じないんだよね」
「それでも勝てるもんなの?」
琴葉が眉を寄せた。大輝は笑いながら答えた。
「だから勝てるんだよ」
琴葉の眉が、さらに寄った。
「赤城さんは、自分のエボに自信があるんだよ。俺のエボには自信がないんだよ。赤城さんには軽さもあるんだよ。俺にはないんだよ。だから、俺が勝てるんだよ」
「昨日練習した甲斐があったな」
陽斗が笑いながら、大輝の肩を叩いた。昨夜、寮の部屋で同じ動画を何度も止めては巻き戻し、2人で代わる代わる口に出していた台詞だった。
菅原は大輝と陽斗の顔を順に見て、鼻から短く息を吐いた。組んでいた腕を解く。口の端が、わずかに上がっていた。
「誠に、お主ほど曲者という言葉が似合う男はいない」
天幕の上で、ぽつ、ぽつと小さな音がし始めた。顔を上げると、霧のように細かい雨が、パドックの上へ降りてきていた。ロープの向こうで、何人かが手のひらを空へ向けている。
「うわ、降ってきた」
「マジか。午後まで持つって言ってなかった?」
折り畳み傘を出すかどうか迷うように、空とバッグを見比べている人がいる。最前列でスマートフォンを構えていた男が、隣の連れに画面を見せた。
「赤城、41だって。エボXの方は42」
「1秒ないじゃん」
「確認走行だろ。どっちもまだ踏んでねえよ」
「赤城は確認でも結構踏むって、前に配信で言ってたけどな」
「濡れたら、重い方が有利って言うじゃん」
「言わねえよ。誰が言ってんの、それ」
その2人の横で、つばの擦り切れたキャップの男が、腕を組んだまま鼻で笑った。
「つーかエボXって、パドルだろ。クラッチ踏まねえランエボって何なの」
「あれ、ランエボっていうかギャランだからな」
連れの男が頷きながら言い、キャップの男がまた笑った。
少し離れたところでは、DRIFT Societyのロゴが入った黒いTシャツの2人連れが、スマートフォンの画面を互いに見せ合っていた。
「41だよ41。確認でこれってヤバくない?」
「午後もう決まりでしょ。相手、あのエボXの」
「それ言うなって。叩くなって言われてんじゃん」
言われた方が口を尖らせ、画面を自分の方へ引き戻した。
その少し後ろで、肩車された子どもが父親の頭を軽く叩いた。
「パパ、雨降ったら走らないの?」
「走るよ。たぶん」
陽斗の膝の上の画面でも、配信のコメント欄が速く流れ始めていた。「雨きた」「午後ウェット?」「IX一択」「MTじゃないエボw」「相手いじるのやめよ」と、似たような文字が、上へ押し出されては消えていく。
しばらくして、低速連絡路の方から、赤いエボIXが戻ってきた。誘導棒に従って、管理棟の方の、DRIFT Societyのワンボックスへ進んでいく。運転席の窓越しに、ヘルメットを被ったままの横顔が一瞬見え、すぐに車体の陰に隠れた。
『確認走行の枠は、以上で終了となります。ご協力ありがとうございました』
スピーカーの声が流れる中、大輝はもう一度エボXの右前にしゃがんだ。V107のトレッドからは、まだ少し熱が返ってきていた。
コメント
1件
え、42秒台にドンピシャで合わせるのカッケェ〜〜〜!!😭💕 陽斗との「昨日練習した甲斐があったな」って流れ、読んでてにやにえが止まらなかったよw 赤城さんが41秒台出したとこで、一気に空気変わった感じがした…軽さとパワーで勝負来る相手にどう立ち向かうのか、ほんとに気になる展開すぎる! V107のタッチとか路面の湿り具合とか、描写が細かくて一緒に走ってる気分になったよ。続きめちゃくちゃ待ってます🔥