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えだまめ🌟🌙
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1942年6月16日 ガダルカナル島近海
小嶋「お、おぇー…」
この人物は小嶋陸軍上等兵。
彼は訓練生時代、銃の扱いも体術も優秀。
成績優秀なため特別に特進を許された兵士であり頼りがいのある兵士とも言えよう。
中村「お、おい…大丈夫か?だから船慣れしとけって言ったのに…」
この中村という人物も同じだ。
しかしこの中村は少しミスを起こすこともあり、しかも人に見立てた藁にさえ銃剣を突き立てられない少し臆病なところもある。
しかし誰よりも優しさを持ってるのは事実だ。
戦争がなければよっぽど仕事先では信頼されてたであろう。
しかしこれは戦争。
情を持ち込むことなどご法度である。
小嶋「はぁ…なんとか落ち着いた…」
中村「そいつは良かったぜ。」
小嶋はようやく船酔いから解放された。
慣れない新隊員たちは初めての輸送艦であり、船慣れもしていないため船酔いによく襲われた。
陸軍新隊員1「お、おぇー…ゲホッゲホッ…」
陸軍新隊員2「おい!耐えろよ!汚いだろぉ!?」
ほかの新隊員たちも船酔いに苦しんでいる。
しかし海軍の軍人たちはピンピンしている。
日々ずっと船の上で過ごしてきた圧倒的に船のなかでは強者の存在。
海軍下士官「それでさ〜あの新隊員がやらかしやがってよ〜」
海軍下士官2「マジかっ!そいつは精神注入されないといけねぇな〜。」
お互いに談笑していた。
小嶋「あいつら…バケモンかよ…」
中村「海軍もなかなか侮れんな…」
お互いに海軍を初めて見直した場面であった。
その時スピーカーから招集がかかった。
スピーカー「招集。招集。陸軍及び海軍の上陸要員は急ぎ甲板へ集合せよ。繰り返す…」
小嶋「やべっ!行くぞ中村!」
小嶋たちは焦って甲板へと走っていった。
既に着いた頃にはほかの乗員たちが大勢いた。
そのとき副艦長が出てきた。
副艦長「貴様らっ!早く整列せんかぁ!」
そしてみんな急いで整列した。
ザッと足も揃え整列が完了した。
副艦長「招集完了しました。」
艦長「うむ。」
そして艦長が訓示する。
艦長「ここに集まってもらったのは他でもない!この先の進路にあるガダルカナル島に米軍が襲来する可能性があり、我々にはその米軍を撃退するための要!航空隊基地建設を護衛してもらうためである!」
艦長の訓示が始まり、一気に隊員たちの空気は重くなった。
艦長「良いか!身命を通して航空隊基地建設を護衛しろ!米軍に邪魔をさせるな!米軍など我々の敵ではない!!!!」
そう勇気づけるように訓示し、隊員たちも反応する。
一同「はい!!!!!!!」
吉田中尉「艦長に対し!敬礼!!!」
ザッと一同が敬礼した。
艦長も敬礼で返し、艦の中に戻っていった。
吉田中尉「総員聞け!これより我々は!ガダルカナル島に上陸する!素早く準備を済ませ、先ほど表した船の内部に集合!そこから上陸する!わかったな!返事!」
一同「はい!!!!」
そして一気にそれぞれの隊員たちが散り、準備を始める。
小嶋「中村!準備行こうぜ!」
中村「おう!」
小嶋たちもスタスタと自分たちの荷物があるところに行き、荷物をまとめ集合地点に行く。
既に船の内部にはたくさんの隊員がおり、上陸を今か今かと待ちわびている。
小嶋「おー、人がたくさんいるなー。」
中村「当たり前だろ?これからは上陸だ。さぁ、オレらも行こう。」
階段をおり、いよいよ人混みに突っ込む。
小嶋「後ろ側が空いてるから後ろに行こう。」
小嶋たちは人混みをかき分けながら後部へと行く。
そして着いた時、何者かに絡まれる。
穂馬伍長「おい、そこの新隊員。」
小嶋「はい?」
小嶋はいきなりのことに困惑しながら返事をする。
穂馬伍長は続ける。
穂馬伍長「お前、その階級章。上等兵だな?いきなり上等兵へ特進とは良いご身分だな。」
少し挑発を交えた発言に少しイラッとしながらも小嶋は抑えて反論する。
小嶋「これでもかなり努力しました。」
穂馬伍長「本当にお前みたいな新隊員が役に立つのか?俺は中国戦線にいて実戦も経験したんだ。」
穂馬伍長は中国戦線におり、何人もの中国人、人間を殺していた。
本物の実戦を経験した軍人だった。
小嶋「じゃあ、なんでここにいるんですか。」
小嶋は疑問を持ちそう聞く。
穂馬伍長はとんでもないことを言い出した。
穂馬伍長「実戦の途中…避難している民間人をぶち抜いちまった…だからここに飛ばされてきた…つまり死んでこいってこった…」
小嶋「なんで民間人を…!」
小嶋は怒りが抑えられなかった。
しかし怒号で穂馬はこう言う。
穂馬伍長「だがそいつは武器を持っていた!民間人の服装をした抗日迎撃隊だ!…俺はそれを撃っただけで…民間人を射殺したと思われた。」
小嶋「…」
小嶋は何も言えなくなった。
中村「おい…この人にも訳があるんだろうよ…俺たちが突っかかるべき問題じゃねぇよ…」
小嶋「そうだな…すみませんでした…伍長殿…」
穂馬伍長「いや…俺こそすまなかったな…」
そう言い残して穂馬伍長はどこかへ歩いていった。
第1話 END
コメント
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読了しました。第1話、「上陸」──実戦経験のない小嶋と中村、そして過去を背負った穂馬伍長。三人の立ち位置が一気に浮かび上がる導入で、戦場の空気がひしひしと伝わってきました。特に「民間人を撃った」という穂馬の告白にはグッと胸が詰まりました。誰が正義かなんて単純に割り切れない、戦争の重みを感じます。続きがすごく気になります。