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20○○年 5月 ○○日
今日は休日だった俺、暇だったので片付け&整理をすることにした。
ガサゴソガサゴソ
ん?(引き出しを開ける)
「何だっけ?これ?」
「ああ、これか…」
それは桜模様が片隅に書かれた封筒だった
俺はその封筒をそっと開けた
誰も居ない部屋でお茶をすする
青木 快鳥の母はずっとこの調子だ
お茶をすする、休日はそれしかやることがない
それに今日は運悪く大雨
昼寝をするか?テレビをみるか?新聞を読むか?それとも、思い切って温泉でも行こうか?
その時頭に掃除という二文字が浮かんだ
よし、掃除をしよう、快鳥の母はそう決めた
ガサゴソガサゴソ
懐かしい
そうおもったのは…
青い小鳥が片隅に書かれた封筒だった
快鳥の母はその封筒をそっと開けた
拝啓 母さん、父さんへ
大人になって二人に手紙を書くのは初めてですね。こんなこと言うのも恥ずかしいですが、家族に手紙を書くって結構勇気がいるんですね。そう、二人にはいつも世話になった、だから恩返しをしたいんだ。そこで、本題に入ります。実は子供ができたんです。性別もわからないし、名前も決めてないけど。それで、一度そっちへ帰ろうと思うんです。出産の準備とかこれからの事とか、色々あるし、母さんや父さんに色々聞いてみたいんだ、子育てのこととか。お返事まってます。
青木 快鳥より
「こんなこともあったわね…」そうつぶやく
そして快鳥の母は掃除を始めた
テレビ「お天気予報です、あと1時後には晴れる予報です!以上天気予報でした」
拝啓 快鳥へ
まさか快鳥からしっかりした手紙が来るんなんてね。それに赤ちゃんの件、よく頑張ったね、辛いこともあったでしょ、これからもっと忙しくなるんだから、たまにはゆっくりしていきなさいな。このこと父さんに言ったら大喜びしてたよ。快鳥のお友達も呼ぼうね。もう準備万端だから、いつでも来てね、待ってるわ。
父さん、母さんより
「こんなこともあったなー(笑)」
「よし!掃除再開だ!」そしたら…
「ただいまー」小傘の声がした