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翌朝。
僕は、自分の部屋のベッドで目を覚ました。
首の後ろをそっと触ってみる。
あんなに熱を持っていたチップはもう冷たくなっていて、
視界を邪魔していたオレンジ色のノイズも、嘘みたいに消えていた。
水.彡「……終わったんだ。本当に…。」
僕は小さく呟いた。
もう、誰かに操られることも、突然命を奪われることもない。
けれど、その代償なのかな。僕の体は激しい熱に包まれていた。
強力な電磁波を浴びた副作用のせいで、ひどい熱が出ていたんだ。
桃.彡「いむ、起きてる? ……入るよ。」
ないちゃんが、お盆に氷嚢とお粥を乗せて入ってきた。
水.彡「ないちゃん……。おはよう、…。」
桃.彡「おはよう。……顔色、まだ悪いね。今日は授業、無理して出なくていいから。アニキたちが上手く誤魔化してくれてるよ」
ないちゃんは優しく僕の額に手を当てた。
水.彡「……ごめんね、ないちゃん。僕のせいで、みんなに迷惑かけて。」
桃.彡「何言ってるの。いむが助かったんだから、それでいいんだよ。」
(青.siten)
その頃、教室で俺は、苛立ちを隠せずにいた。
俺の隣、ほとけの席はぽっかりと空いたまま。
それだけならまだしも、前の席のアニキとしょにだが、
さっきから深刻な顔でひそひそと話し込んでいるのが、嫌でも目に入る。
俺は、意を決して二人の会話に割り込んだ。
青.彡「…おい、しょにだ。ほとけ、どうしたんや。風邪か?」
俺の問いかけに、しょにだはびくりと肩をあげた。
一瞬、逃げるようにアニキと目を合わせ、それから……。
見え透いた、不自然な笑顔を俺に向けた。
白.彡「あ、あぁ……。まろちゃん、おはよう。いむくん、ちょっと昨日張り切りすぎて、知恵熱出たみたいやわ(笑)」
青.彡「知恵熱? あいつ、そんなタマやないやろ。……アニキ、自分もなんか知っとるんやろ。」
俺はアニキを強く睨みつけた。
いつもなら真っ直ぐ返してくるはずのその視線が、今はふい、と横に逸らされる。
黄.彡「……おう。まぁ、ゆっくり休ませたれや。俺らも後で見舞いに行くから。」
……それだけかよ。
俺は、机の下で拳を強く握りしめた。
隠し通せていると思っているのか?
昨日、地下へ向かう4人の姿を、俺は偶然見ていた。
地下に何があるのか、あいつらが何をしようとしていたのか、俺には何もわからない。
自分だけが呼ばれず、自分だけが何も知らされていない。
その事実が、鋭い刃物みたいに俺の胸を抉っていた。
放課後。俺は、ほとけの部屋へ向かった。
あいつが欠席なんて、どう考えてもおかしい。
教室でのアニキたちの態度も、絶対に何かを隠している空気だった。
扉を開けようとした、その時。 中から、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
赤.彡「ねぇ、これ食べれる? 俺が買ってきたゼリーだよっ」
水.彡「わぁ、ありがとうりうちゃん! ……あ、ないちゃん、それ僕の漫画!」
桃.彡「あはは、ごめんごめん!(笑)…でも、本当に良かったよ。一時はどうなるかと思ったけど。」
……中には、俺以外の5人が全員揃っていた。
一気に頭に血がのぼるのがわかった。 気づいた時には、勢いよく扉を蹴り開けていた。
青.彡「…ッ、ええ加減にせえや!!」
俺の怒鳴り声に、部屋の中が凍りついた。
ベッドに横たわるほとけが、びくっと肩を揺らす。
桃.彡「ま、まろ……?」
青.彡「『まろ』やない! ……お前ら、昨日から何隠しとんねん。なんで俺だけ、仲間外れなんや!」
叫んだ俺の視界が、少しだけ熱くなる。
怒りじゃない。……悲しくて、やりきれなかった。
青.彡「ほとけ、…俺のこと、信頼してへんのか? 先輩として、頼りにしてええって言うたやろ!」
水.彡「違うっ、違うの、いふくんっ、…! それは……っ、」
ほとけは必死に何かを言いかけようとしたけど、言葉が続かない。
その沈黙が、何よりも答えだった。
青.彡「……もうええわ。」
俺は、自分でも驚くほど冷たい声で言い放った。
青.彡「チーム『いれいす』…。最高のチームやと思っとったのは、俺だけやったみたいやな、(笑)」
俺は背を向け、そのまま部屋を飛び出した。
後ろで誰かが俺の名前を呼んでいた気がしたけど、
振り返る余裕なんて、今の俺には一ミリも残っていなかった。
(水siten.)
いふくんが背を向け、部屋を飛び出していった。
桃.彡「まろっ……、!」
ないちゃんが追いかけようとしたが、僕がその袖を掴んだ。
水.彡「…ないちゃん、行かないで。…っ、僕のせいだ、。僕が、っ嘘をついてるから…ッ…、」
目から熱い雫が溢れ出した。
チップの呪縛からは逃れられた。
けれど、その代わりに、一番失いたくない人の信頼を失ってしまった。
その時、スマホに、一通の通知が届いた。
チップは壊れたはずなのに、それは「学園の公式メール」を装った、母国からのメッセージだった。
____『――通信途絶を確認。……裏切り者には、相応の報いを。……“掃除屋”を派遣した』
水.彡「ッ、……!!!!」
本当の戦いは、まだ始まったばかりだった。
更新遅くなったので沢山詰めました()
ごめね、更新遅れて、。
遊び行ってたら遅くなったんです()
土下座します()すませんぬ()
でもでもでもでもめちゃ頑張ったんだよ褒めてよお願い()