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太宰の優しさに気づくがれちゃん可愛い、、、デットアップルのあのシーンで私、「お⁇匂わせか??????もっとやれ」って言って滅茶引かれました。(Amazon prime from dアニメストアで見た人)
芥川(α)×敦(Ω)⚠️年齢操作有
20歳芥川と16歳敦 ※太宰さん登場、太中匂わせてます。
⚠️若干惨い表現がございます。
⚠️長セリフ多めです。
太宰「芥川くん。敦くんが彼処にいた理由、知ってる?」
『………いいえ』
太宰「矢張り……先に話しておく可きだったね。 話すと長くなる……最後まで確り聞いておくんだよ」
そう云うと、太宰さんは僕の前に紅茶の入ったカップを置いた。
太宰「そう固くならないの。リラックスして聞いて」
『……済みません。失礼します』
ふわりと優しい紅茶の香りに包まれていく。
太宰さんは息を吐くと、ゆっくりと話し始めた。
太宰「敦くんには…虎が宿っている。其れも超希少な白虎だ。世界中の様々な連中が彼を狙っている……。
君も、彼の頸に其れなりの価値がある事は判るだろう。
…彼の人生の歯車は生まれた時から狂っていた。生まれて直ぐに父親を失い、新しくやってきた男は酒癖が悪いし暴力的で、彼と母親は暴力を受けていた。
結局、母親が自分の命と引き換えに五歳の彼をあの孤児院に送った。
孤児院で虎の事が周りに知られることも無く、十二歳までは順調だった。
でも……彼は虎の子、そしてΩだった。」
『矢張……Ωですか………』
太宰「あの量のフェロモンならαの君には簡単に判ってしまう。
彼のフェロモンは普通の物とは違ってβやΩの人間でも感じることが出来るらしい……。
更に…彼は発情すると厄介な事に虎が彼を乗っ取ってしまう。
これ以上話すと長くなるけど……聞く?」
『……はい』
太宰「初めて発情期を迎えた時、彼の中の虎が大暴れした。
其の結果……白虎は孤児院を血に染めた。
彼の中の虎は異能力だから銃等の物理攻撃なんて物は効かない。
虎は無差別に彼処の職員達を食い、何事も無かったかのように敦くんの躰へと帰った。
翌朝、無惨な姿の職員達と傍に倒れている敦くんを発見した院長は彼を殺そうとしたが、彼の頸に大金がかかっていることを思い出し、地下に閉じ込めて罵倒し、殴った。
……私の口から言えるのは、此の位だ」
『……僕は、敦を救えるでしょうか………』
太宰「君次第だね。
彼の子を救えるのは……君だけかもしれない。
芥川くん、君がやるべき事が判る?」
『……敦を………救う』
太宰さんの口角が上がった。
太宰「君の任務は、一生を賭けてでも敦くんを幸せにすること。
之が最後の任務だよ」
太宰さんは優しく笑うと、僕の額に指を当てた。
……彼の頃とは違う、とても優しい手だった。
太宰「彼を幸せに出来るのは…君だけだ。
かたちは問わない、応援しているよ。」
『………はい。必ず』
……涙を零したのは何時ぶりだろうか。
溢れた涙を拭うことすらせず、自分の無力さを呪い、嗚咽を漏らすことしか出来なかった。
(あと一話で終わる……かな?)
※でっどあっぷるを見たのですが、本作品はあくまでも私の妄想で創り上げてるので本編とは違いますのでご注意を。
(でっどあっぷる素晴らしかったです♡
太中もごちそうさまでした)