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千空ちゃんが可哀想です。
勇気ある方のみお進みください!!
グラッ
「……、ァ。」
「ッ、//千空ちゃん……ッ!!」
ギュッ
「ッ…セーフ♪今引き上げるね!よいしょっ」
「…、ンっ、、実におありがてぇ。助かったわ。朝霧げ…」
ピョコンッ
「あ“、、ッ」
…、や、べぇ…、耳と尻尾がッ
一瞬の階段から落ちそうになった恐怖で…。
…階段上がってきてるやつに見られたらッ
また……ッ
周りの目がある中で耳と尻尾が出てしまったため、千空は過去の記憶が蘇る。
自分がうさぎの獣人だとバレてしまったら、また、あの時のようになってしまうのではないかと恐怖心を抱く。
千空が数秒固まっていると「千空ちゃん、大丈夫。大丈夫だから。、」と言ってからマジシャンの慣れた手つきで布を魔法かのように出して、そっと千空の頭に布を被せた。
「…一旦こっちに行こ、♪」
ガララッ
「…ッ、ジーマーで危なかったねぇ…。」と空き教室に入った二人。
「……、てめぇーは俺の耳と尻尾を見ても驚かないのか、?」と千空が幻に聞いた。
「…んー?驚いたよ、最初見た時はね♪」
とまるで過去に会っているかのような言い方をする幻。
「ッてめぇー、……あのと…ッ」
と千空が言い終える前に、幻は「…はい♪そこまで♪俺が千空ちゃんの教室まで連れて行かないといけないからね笑」と言いながら千空の頭を撫でる。
「……あ”、?耳と尻尾治ってる」と千空が気がつく。
「…この話は、また後でね♪これからはいつでも会えるんだしさ♪」と楽しそうに言う幻。
「…ッわーったよ。」と答えた千空なのであった。
幻は教室案内をした後、「また話そうね♪」と言って自分の教室に戻っていった。
「、…千空ちゃんか。まさか…また、会うなんて…良かった、ちゃんと生きてて…」と幻が呟いた。
幻視点
忘れもしない。一年前の出来事。
その日は夜までマジシャンのバラエティー番組の仕事で、未成年者が働けるギリギリの午後10時前まで撮影・収録をさせられた。
やっと仕事を終えて、タクシーでいつものように即帰っていた最中、ふと、誰もいるはずがない路地裏が目に入った。
「…….、ッッ!?」
…ッあそこに、誰かが倒れこんでいたような、、。
タクシーで自分の家がある、遠い道のりをかっ飛ばしていたため、気のせいだったかもしれない。でも、もし気のせいじゃなかったら…?
「…、、ッ、すみません、ここで降ります。」
メンタリストの嫌な予感は毎回当たる。
だから、俺はさっきの誰かがいたように見えたあの路地裏まで、らしくもなく突っ走った。
もしかしたら、ただの酔っ払いが路地裏で寝込んだだけかもしれない。…、けど、背筋が凍るような感覚がその思考を除外する。
「…、ッ見つけ……、、ッ、…、ッ、!?」
これ以上に見たことのない光景だった。
おそらく、何度も殴られたであろうボロボロになった体、酷く打ち付けられたであろう血を流している頭、ピクリとも動かない汚れたうさぎの耳と尻尾、そして何よりも…
服を着ていない
「…ッヒュ、//、、ッ、まさか…、ッ…」
周りに散らばっている、服、靴、鞄が目に入る。
見るからに自分よりも年下の学生。
急いで落ちていた制服を拾って服を着させようとする。
「…ッ、…、、ごめんね。、少し触るね。」
ズボンを履かせるために、傷だらけの体を優しく少しずつ動かす。
すると、
ドロッ…
「っ…ッ⁉︎、、これは、、ッ、ハっ…、、ッ」
……、、ッ、白い液体。
この子の後孔から、白い液体が出てきた。
考えたくない嫌な想像が一瞬、頭によぎる。
…そして、うさぎの獣人という、状況を予測するには充分な根拠がここにある。
うさぎの獣人は、貴重で、力が非常に弱く、なにかと狙われやすい。
考えられるのはただ一つ…、
…、っ認めたくない、けれど…、っこの子は、暴力・性暴力に遭ったということ。
落ちていた鞄の中を咄嗟に確認して、生徒手帳を手に取った。
見ると、俺より2個年下の中学三年生。
名前は、…”石神千空”
……、心底怒りが込み上げた。
犯人は、この子を殴りに殴って気を失うまで犯した挙句、この子の体が少しも動かなくなったら怖くなって逃げ出したのだろう。
…、、っ俺がもっと、早く仕事を終えていたら…。
…そんなことを考える暇もなく、雨が降ってきた。
「…、っ、……ッ、、ッ…….」
思うことは沢山あるが、今は急いで服を着させないと…
…警察署に連絡する?、いや、そんな警察官を待っている余裕はない。
…、この子のお家の人に電話するのも……無理だ。電話番号が分からない。
…かと、言って俺の家は遠すぎる。タクシーを待っているうちにこの子の体力が尽きる。
…、なら、今はどこかの店に行って保護してもらうのが最善策…
ピクッ
「…ッ、…?!……ッっ」
……ッ少しだけど…っ動いた。
「….、、ククク、…っテメェ、助けに…ッ、、き…たの、…か。…、おあり…、がてぇ」
クルッ
「…ッあ……」
この子は状況を理解したかのように、「ケモノ返り」をして最も運びやすい本当のうさぎの姿になってくれた。
…、見てわかる、このサイズ感、この赫い瞳の色、白い毛並み。
……アルビノ。もしくはジャパニーズホワイトという種類のうさぎ。
…獣人は他人の前で滅多にケモノ返りすることはない。特にうさぎの獣人なんて弱い姿を見られないように必死に本来の姿を隠しているはず。
なのに…、俺が助けにきて、安心したのだろう……。
…、確か、っ近くにホテルがあったはず…。
「っ…すみません、夜遅くに。ッ…部屋を今すぐに借りれますか?この獣人が怪我をしていて…っ」
「ッ?!…ッ大変、すぐに部屋の準備を!他に何か必要なものはございますでしょうか!? 」
「…っ警察署に連絡をして下さい、!、後、怪我の手当てをできる物を一式借りれますか…ッ?」
「…すぐに手配致します!」
ホテルスタッフに部屋の用意をしてもらい、無事に部屋に入ることができた。
チャポッ
「…ッごめんね、千空ちゃん。」
殴られてボロボロになった体、散々痛めつけられ傷ついた体、…犯されて汚れてしまった体を優しく洗っていく。
うさぎの姿のまま洗ったため、さほど時間はかからなかった。
洗ってから、乾かし、ホテルスタッフから渡された、消毒液、傷によく効く塗り薬、絆創膏などを手に取る。
ここからは人間の姿になってもらわなければならない。
「……ッ千空ちゃん、戻れる?」
フワンッ
クタッ
「…ッ、千空ちゃ…!…、息はしてる…、良かった。…薬、塗るね。」
残された最後の体力を使って、人間の姿に戻り、千空ちゃんは疲れ切って近くにあったベッドに倒れ込みそのまま眠ってしまった。
薬を塗り終わった後、服を着させた。
その後は、色々あって警察官の人達が千空ちゃんが倒れていた路地裏を捜索したり、俺は何があったか詳しく説明した。
警察官の指示で今日は、千空ちゃんはホテルで寝かせて目が覚めたら被害に遭った本人に話を聞くと言っていた。千空ちゃんの家族にも連絡を入れて許可を取ったらしい。
俺は、パトカーで家まで送ってもらうことになって千空ちゃんとは、それっきり。
…、初めて会って、まともに話すらできないまま、関係が途切れてしまった。
コメント
2件
あぁーーーーーー千空ーーーーーーーーーーーーーーーーー😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭そんなに酷い扱い受けてたとは…😭😭😭犯人には怒りしか湧かないですね😡😡あとゲン…人間ができてる&シゴデキすぎてホントに惚れます😭😭💕✨🫶🏻️千空を見つけてくれてありがとうすぎて……😭😭階段でも、路地裏でも千空を助けるのはいつもゲンなのがすごくエモいです😭😭😭😭