テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
88
364
うん…そんな気はした。♡が全然付かない!!(泣)まぁ頑張ってかきます…
___𝐒𝐓𝐀𝐑𝐓___
ドアがゆっくり開く。
「……あきら?」
れいは少し驚いたように目を丸くした。
「あきら、こんな時間にどうしたの?」
「先輩……。」
あきらは少し安心したように笑う。
その様子を見ていたれんは、小さく舌打ちした。
「……チッ。」
「れん。」
れいが名前を呼ぶと、さっきまで鋭かった目が少しだけ柔らかくなる。
「……何。」
「そんな怖い顔しないの。」
「姉ちゃんが言うなら。」
あきらはその変わりように思わず苦笑した。
(本当に……先輩にだけ甘いんだ。)
れいが首をかしげる。
「それで? 用事って?」
あきらはカバンから小さな紙袋を取り出した。
「先輩、この前好きって言ってたパン屋のクッキーです。今日寄ったら売ってたので。」
れいは少し目を輝かせる。
「え、覚えてたの?」
「もちろんです。」
その一言に、れんの眉がぴくりと動く。
「……よく見てんな。」
「先輩のことなら。」
静かな返事だった。
その空気に、れんは一歩前へ出る。
「お前さ。」
「はい。」
「姉ちゃん見すぎ。」
「見てます。」
「即答かよ。」
「好きですから。」
廊下が静まり返る。
れんはしばらくあきらを見つめたあと、低く笑った。
「……面白ぇ。」
その笑い方は、楽しそうというより、何かを試すような笑みだった。
「でもな。」
れんはあきらの胸元を軽く指でつつく。
「姉ちゃんには、俺しかいらねぇ。」
「れん!」
れいが慌てて止める。
あきらは目を逸らさない。
「違います。」
「……あ?」
「先輩には、先輩を大切に思う人が何人いてもいい。」
「俺は、その一人でいたいだけです。」
その言葉を聞いたれんは、数秒黙り込んだ。
「……そういうこと言う奴が、一番厄介なんだよ。」
ちょうどそのとき――
れいのスマホが震えた。
画面を見た瞬間、れいの表情が固まる。
れんもそれに気づき、笑顔が消える。
「……また、あの人?」
部屋の空気が、一気に張りつめた。
___𝐄𝐍𝐃___
𝐍𝐄𝐗𝐓⇻♡5
諦めない精神 (?
毎日投稿頑張ろうと思う (?
一日に3個ぐらいあげるかも
コメント
1件
読み終わりました。れんの「姉ちゃんには、俺しかいらねぇ」とあきらの「先輩を大切に思う人が何人いてもいい」の対比、すごく効いてますね。姉を独占したい弟と、姉の幸せを願う後輩——二人の価値観の違いが台詞の端々ににじんでいて、キャラが立ってるなあと感じました。最後のスマホの着信で一気に空気が変わるのも、うまい引きです。次が気になります!