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第19話「代償と真実」
塔の最上階。
みこの手に握られた新たなステッキは、黒と赤の混ざる禍々しい輝きを放っていた。
みこ「この力が……“真の魔法少女”の……」
カレン「ええ。だが、その力は“契約”と“代償”によって成り立っている」
みこ「代償……?」
カレンは、みこに向かってゆっくりと歩み寄る。
カレン「その力を使えば使うほど、あなたの“感情”は薄れていく」
カレン「喜びも、怒りも、悲しみも、いずれ感じなくなる。最終的には、“ただ戦うだけの存在”へと近づいていく」
とき「……そんなのって」
ふぶき「それでは、まるで“心を削る”ような……」
海「ふざけるな……そんなもん、力でもなんでもない!」
—
しかし、みこはカレンの言葉を静かに受け止めていた。
みこ「……それでも、私はこの力を使う」
とき「みこ……」
みこ「怖いよ。でも、それでも……誰かが、この力を受け止めなきゃいけない」
みこ「誰かを救いたいって思った。その気持ちを、私は手放したくない」
—
カレン「強い子ね、桜田みこ。あなたは、“第零契約”を結ぶにふさわしい存在よ」
海「……第零契約?」
カレンが手をかざすと、空間に魔法陣が浮かび上がる。
その中に現れる1冊の書物。
それは《Magica Order》の“原初の契約書”。
カレン「この書に名を刻んだ時、あなたは真に《マジカ・オーダー》の頂点に立つ」
カレン「同時に……この世界の“真実”に触れることになるわ」
—
みこが手を伸ばそうとした瞬間、塔全体が揺れた。
らんま「来た……!“アノマリー”、本格的に動き始めた!」
塔の外——
夜空が赤く染まり、巨大な闇の裂け目から、“何か”が這い出てくる。
カレン「……時間がないわね。みこ、契約は後回し。まずは“あれ”を止めなさい」
みこ「わかった……みんな、行こう!」
—
戦いの始まり。
だが、“アノマリー”とは何なのか?
なぜ世界は壊れ始めているのか?
そして、カレンの本当の目的とは——?