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「うわぁあぁ!!回しすぎだってば!! 」
「あははっ!楽しい〜!!」
「うぅ、気持ち悪い……」
「れんちゃん大丈夫ー?」
「大丈夫じゃないよ、全く!!」
「ごめんごめーん!!」
「あっ、次はアレ乗りたいな!!」
「……?」
「れんちゃん、気分悪いんじゃなかったの?」
れんちゃんはジェットコースターに乗りたかったらしい。
「ジェットコースターは別なんだよねー」
ジェットコースターに乗っている人はほとんどみんな悲鳴をあげている。
「……わぁ、すごいね」
「もしかして、レロくんビビってる?」
「そんなことありませんー!」
「ふーん……」
別にレロちゃんビビってないからね☆
「なんだー、つまんないなぁ」
「怖がると思った?」
「まぁね……」
思ったより怖くなくてよかった☆
「暑いね〜、お店入ろうよ」
「わぁ〜!キーホルダーとかお土産がいっぱいだね♪」
「…… 」
「何か見つけた? 」
「これ、あの子に似合いそうだなって思って」
れんちゃんは桃色のヘアピンを見つめていた。なんだかんだいって、れんちゃんも失恋ちゃんのこと大好きだよねー。
「レロくんは、お土産買う人とかいないの?」
「お土産かぁ〜」
あ、これワンちゃん好きそうだな〜!!プレゼントしたら喜ぶかなぁ?でも……やっぱりいいや。
「うーん、あんまりいないかも」
「へぇー、フェンくんにお土産買わなくていいんだね」
「……うん、今回はいいかなー」
「ふ〜ん……そうなんだ」
「ねぇねぇれんちゃん!」
「なぁに?」
「遊園地デートといえば観覧車じゃない?観覧車乗ろうよー!」
「あー、確かに!あとデートじゃないから!」
「思ったより並んでるね〜!」
「カップルに人気なのかな?男女2人組が多いし」
「流石恋愛フラグだね〜♪」
「まぁね!」
れんちゃん、褒めるとすぐ喜ぶよね〜!
……意外とチョロい?
「れんちゃん、天界ってどんな感じなの?」
「天界ねぇ、神様がいて、死神天使がたくさんいて、そんな感じかな」
「へぇー、男の子の死神天使はどれくらいいるの?」
「今のところ破滅くん以外いないかな」
「そうなんだ」
「レロくんって、嫉妬とかするタイプ?」
「レロちゃんは嫉妬とかしないよー」
「どうかなぁ」
「そういえば、遊園地のデートでよくカップルは別れるって聞くじゃん!」
「あぁ、うん」
「れんちゃんとぼくなら別れる気がしないんだけど〜♪」
「えぇ……うーん」
れんちゃんと話してたら楽しくて、早く僕たちの順番が来た。空が暗くなってきたな〜。この観覧車が1周したら、もうれんちゃんとのデートは終わりなのかな。悲しいな。
次回に続く