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NAL
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#病気パロ
NAL
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皆様お久しぶりです。
なかなかあげることができずすみません🙇♀️
実はJI BLUEのシリアルで拓実のオフラが当たりました〜!!
まさか当たるとは思ってなかったのでびっくりです笑笑
今回はリアル設定恋愛のお話です。
苦手な方は🔙お願いします。
美優side
“アイドル目指しとる”
そう言われた時の衝撃は今でも覚えてる。
頭の中が一瞬真っ白になって、
確かにイケメンだもんな〜なんて
呑気に考えた。
「そっか、」
口から出たのはそれだけで、
拓実の顔が少しだけ歪んだ。
拓実「…..それだけ?」
「え?」
拓実「いや、なんでもない」
いつもなら笑って終わるような会話。
なのにその日はなぜか笑えなかった。
拓実「応援してくれる?」
そう聞かれて迷わず頷く。
拓実の夢を応援したい。
本気でそう思った。
でも、その「応援する」という言葉が
こんなに苦しくなるなんて知らなかった。
次の日
拓実「おはよう」
いつもと同じ声。
いつもと同じ笑顔。
「おはよう、拓実」
昨日、あんな話をしたのが嘘みたいだった。
いつも通り待ち合わせをして
いつも通り一緒に歩いて
いつも通りくだらない話をする。
だけど、なぜか少しだけ距離が遠く感じた。
拓実「….美優?」
「ん?」
拓実「今日、なんか静かじゃない?」
「そう?」
拓実「うん」
拓実が私の顔を覗き込む。
拓実「昨日のこと、考えてた?」
「…..ちょっとだけ」
拓実「そっか、」
それ以上、拓実は何も言わなかった。
私も聞かなかった。
これからどうなるのか。
拓実がどこまで考えてるのか。
私たちはこれからも今まで通りなのか。
聞きたいことは沢山あるのに、
怖くて聞けなかった。
そのままただ時間だけが過ぎてあっという間に帰る時間になってしまった。
拓実「じゃあまた明日」
「うん、またね」
手を振って拓実と別れた。
数分後歩いたところでスマホが震える。
拓実(今日はありがとう)
少し迷って画面を操作する。
(こちらこそ!楽しかった!)
すぐ既読がついて、その後拓実から届いたメッセージをじっと見つめる。
拓実(俺、美優にちゃんと話さなあかんことある)
胸が、嫌な予感でいっぱいになった。
(なに?)
そう送るけど既読はつかない。
スマホを握ったままただ画面を見つめる。
拓実(電話してもいい?)
(いいよ)
送ってすぐ、スマホが鳴った。
拓実「もしもし…..?」
「もしもし」
いつもの拓実の声。
なのに、今日は少しだけ震えていた。
「どうした?」
拓実「……昨日、言ったやん」
「うん」
拓実「俺、本気で目指そうと思ってる」
「…..そっか、」
拓実「これからオーディションも受けようかなって思ってる」
「うん」
拓実「受かったら、今までみたいに美優に会えなくてなると思う」
胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
「そっか、頑張ってね」
多分、笑って言えた気がする。
拓実「……ほんまに?」
「うん」
拓実「….寂しくない?」
「…..寂しいけど」
「それでも応援してくれる?」
空を見上げる。
「当たり前じゃん」
そう答えれば電話の向こうっで拓実が小さく息を吐いた。
拓実「…..ありがとう」
その声が、今までよりも悲しく聞こえた。
「拓実?」
拓実「……ん?」
「なんか、変だよ」
「まだ何かあるでしょ?」
長い沈黙のあと拓実が小さな声で言った。
拓実「明日、直接会って話したい」
「……分かった」
拓実「明日、会える?」
「うん」
拓実「じゃあ、いつもの場所で」
「うん」
電話が切れる。
静かになった部屋でスマホを胸に抱えた。
拓実は明日、何を話すつもりなんだろう。
その答えを私はまだ知らなかった。
次の日
いつもの場所に行くと既に拓実がいた。
「……おはよう」
拓実「おはよう」
目が合う。
でも、どっちも笑わなかった。
昨日の電話から、ずっとこの瞬間が怖かった。
拓実「座る?」
「うん」
隣に座る。
いつもなら近いはずの距離がやけに遠く感じた。
「なにか、話したいことあるんでしょ?」
拓実「…..うん」
俯いたまま拓実は口を開いた。
拓実「俺さ」
「うん」
拓実「アイドルになるなら、本気でやりたい」
「…..うん」
拓実「中途半端な気持ちっでやりたくない」
その言葉を聞いて、なんとなく分かってしまった。
拓実「だから….」
拓実の声が少し震える。
拓実「美優と別れたい」
時間が止まったみたいだった。
分かっていたはずなのに。
昨日からずっと、なんとなく予想してたはずなのに。
実際聞くと、何も考えられなかった。
「….なんで?」
やっと出た声は、自分でも驚くくらい小さかった。
拓実「美優のこと嫌いになったわけじゃない」
「じゃあ……なんで?」
拓実「好きだから」
その言葉に、涙が出そうになる。
拓実「好きだから、夢を追う俺のせいで美優を悲しませたくない」
「…..そんなの、私が決めることじゃん」
拓実「…..うん」
「私、待てるよ」
「会えなくても、連絡できなくても待つよ」
拓実は黙ったまま、ぎゅっと手を握った。
拓実「…..俺が無理なんだよ」
「え?」
拓実「美優のこと考えたまま集中できない」
「だから、離れたいの」
そう言った拓実の目には涙が浮かんでた。
拓実「ごめん」
その一言を聞いた瞬間、私の涙もとうとう溢れ落ちた。
でも、拓実を攻めることなんて出来なかった。
だって、今まで見たことないくらい拓実が苦しそうだったから。
「…..分かった」
やっと出した言葉はそれだけだった。
拓実「…..ほんま?」
「うん」
本当は分かりたくなかった。
「やっぱり嫌」って言いたかった。
だけど、拓実がずっと夢に向かって頑張ってきたことを知っているから。
その夢を、私にために諦めて欲しいなんて言えなかった。
「拓実は、アイドルになりたいんでしょ?」
拓実「….うん」
「じゃあ頑張って」
笑おうとした。
でも、上手く笑えなかった。
拓実「美優….」
「私、拓実のこと応援するから」
「だから、絶対夢叶えてね」
拓実「……ありがとう」
少しの沈黙の後そう言った拓実の声は震えていた。
「こちらこそ、ありがとう」
拓実「…..美優?」
「ん?」
こっちを向いたまま拓実は口を閉じた。
拓実「…..いや、なんでもない」
「そっか」
最後まで言えない言葉がお互いにあった。
まだ、好きだよ。
離れたくないよ。
ずっと、隣にいたいよ。
でも、全部飲み込んで拓実を見つめた。
「そろそろ、帰ろっかな」
拓実「….うん」
いつもなら家まで送ってもらう。
けど、今日は途中で立ち止まった。
「ここでいいよ」
拓実「……うん」
「今までありがとう」
拓実「….こちらこそ」
「元気でね」
拓実「….美優も」
最後なのに、あまりに普通で少し悲しくなる。
私に背を向けた拓実が一歩、また一歩と離れていく。
その背中を見ていると、急に寂しさが込み上げてきた。
「拓実…!」
そう呼べば少し遠くで拓実は振り返る。
「頑張ってね!」
少しだけ笑ってそう叫んだ。
拓実の片頬が少し上がる。
私の大好きな拓実の癖。
その笑顔を最後に拓実は歩いて行った。
もう、追いかけることはできない。
私の大好きな人は夢を追うために私の隣から居なくなった。
コメント
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うわあ……第2話、胸がぎゅっとなりました。 「好きだから別れる」って、すごく苦しい選択だなって。美優が「待てるよ」って言ったときの切なさと、拓実が「俺が無理なんだよ」って泣いたところ、どっちの気持ちも痛いほど伝わってきました。最後の「頑張ってね!」って叫ぶシーン、拓実の癖の笑顔が脳裏に浮かんで泣けそうです……。続きがすごく気になります。