※続きです
(すらんぷ)
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shp「…お前がここに居るからこうなるんやッ!!」
zm「はぁ!?元々守るのはお前やろッ!!」
ciが居なくなり、ぼんやりと暗くなった家で
2人は言い争った。
shp「だから盗賊は嫌いやねんッ…」
zm「お前なんかに守れるわけがなかったわッ…」
zm「お前が俺たちを素直に帰らせないから、こうなったんやぞ」
shp「被害者はワイや!!家爆発されてんねんッ!!」
「巻き込まれてんねんッ!!」
shpは、壊れそうな机を思い切りに叩いた。
彼たちは、もう仲良くなることが
出来ないのだろうか。
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ci「う”……、」
洞窟らしき場所に、ランタンが灯されている。
ciは、古びた椅子に縛られていた。
ci「ここどこ…?」
その質問に答えは出てこなかったが、
人影が現れた。
ut「やあ、気分はどうだい?」
顔に仮面を付けた男が現れた。
そう、彼こそがzmを狙っていた男だ。
ci「…どういうつもり?」
ut「んー?金目当て〜」
男は呑気にciの隣に座った。
仮面を外せば、綺麗な青色の瞳が見えた。
ut「本当はzmを拐うつもりやったんやけど…」
「なんか空気ピリついとったし、お前にしたわ」
ciは口を開いた。
彼も、もう限界なのだ。
ci「いっその事、殺してくれ」
ut「は?」
ci「俺がいるから、皆仲が悪くなる」
ciは、もう自分の未来に光などを消していた。
その瞳には、もう輝きなどない。
ut「なにを…殺すつもりは無い」
ci「…」
ut「そもそも、なんで金があるのにそんなこと思うん?」
「俺なんか金がないから、こんな悪行に手を染めたんやぞ」
ci「…俺の事、本当に大切にしてくれてる気がしないんだ」
「見られてないよ、俺なんか」
ciは、utに目を向けた。
utの後ろには、大勢の人が居た。
仲間だろう。
ci「お前は、こんなにも大勢の人に必要とされてる」
「俺は違う」
ut「…はぁ、お前、愛情に気づいてないってこと?」
ci「与えられてないのに、気づけるわけない」
ut「…俺は、お前が羨ましいよ」
ci「それはこっちのセリフ」
そして、太陽が沈み出した頃。
ciは眠りについた。
すやすやと、寝息を立てて。
utは、洞窟を後にした。
お前は、幸せになるべきだと。
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硬いイスとは違う感覚で目を覚ます。
ふかふかとした、布団に寝転がっていた。
ci「ん”……、、あれ、?」
見覚えのある景色が広がる。
ここはshpの家だ。
ボロボロに崩れかけている階段をゆっくりと降りる。
耳には、あの大好きな声が聞こえてきた。
ci「…、ふたりとも、」
zm「ciッ、!!」
shp「起きたかッ、!!」
2人は、慌ててciに駆け寄った。
勿論、ciも2人に駆け寄った。
ci「…なんで、2人とも…、」
shp「探してる途中に、ut…とかいう男が来て」
「ciの場所を案内してくれたんや」
zm「何者かは分からんが、そいつのおかげや」
そう、あの後、utは2人と合流し、
ciの場所へと案内をしたのだ。
なぜ、彼がこの行動を取ったのか。
ciは、理解できなかった。
zm「それと、…なぁ、ci、提案があるんや」
ciの手を取り、zmは言い出した。
zm「俺らと住もう、一緒に」
ci「…、俺……ら、?」
後ろを見れば、shpが笑顔で笑いかけてくれた。
そう、zmとshpはお互い似たもの同士だと、
気づいたのだ。
ci「…いいの?」
shp「俺、自分の事ばかり見てたわ、」
「これからは見方を変える」
zm「俺も、そのつもりや」
2人は、月の光と共に輝いていた。
ciは一瞬不安にもなったが、
今日会った、あの男。
utに背中を押されたような気がした。
ci「俺、幸せになりたいッ!!!!」
それからというもの、彼らは砂漠から
草原の街に引っ越した。
綺麗な木造の家だ。
その家からは、毎日の様にshpとzmが
喧嘩をする声が響いているが、
時間が経てば、仲良く3人の笑い声が響く。
そして、その街で、ciは親友を作った。
彼を助け、今あるこの時を作り上げた男。
ci「ut!!遊ぼ〜!!」
ut「ci!!」
それが、あのutである。
ちょっと待ってください。
こんなにもボツな作品になるとは思ってませんでした。
私の想定では、凄い感動して、ぶわーって
なる予定だったんですケド😭
なんですか。この無理矢理感は…!?!?
オチ弱大魔神として、これからも頑張ります。
コメント
12件
あの人間のクズと言われてるutがあんな優しくてci思いなのが好きすぎる♡
ut先生に感謝
もう泣きすぎて噴水状態ですが…?() ut先生…🥺🫶🫶やっぱ兄さんだな、、!!Shpとzmが喧嘩しててもciが来たら仲良くなってそう…(願望)やっぱ控えめに言って好き