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フランスがモンブランを作ってきた。
「試作品なんだけど食べてくれる?」だと。
各々の机に置かれていくモンブラン。
アメリカは美味そうに食い、日帝達は物珍しそうにフォークで少し突いたりしている。
ナチは「んまい……………………」とモンブランを美味そうに食っている。イタリアも同じだ。
さて…………どうしたものか。俺はめちゃくちゃ甘いものが苦手だ。
小さい頃はまだ好きだったが。
今じゃこのクッッッッソ甘ったるいであろうモンブランを食ったら多分顔が凄い事になる。
苦笑いも出来そうに無い。
だが机の上に乗っけられている以上食わなければならん。
一口も食わずにナチに渡す?そんな事したらフランスが傷付く。
なので………………せめて一口だけでも食わねば……………
「日帝ちゃん達。美味しいかしら?」
「ええ。凄く美味しいです!!今度作り方を教えて貰っても良いですか?」
「ええ!!勿論!!」
「美味しいんよ〜」
「こんなの食ったの初めてだ…………」
「確かに美味いが…………ソビエト…………大丈夫か?………」
「嗚呼………」
全然大丈夫じゃ無い…………口の中が甘ったる過ぎる。
二口目は無理だ。取り敢えず水か何かでも飲んでこの甘ったるいのを流すしか無い。
「…………フランス。ソビエト余り腹が空いてないらしいから俺がソビエトの分もらって良いか?」
「あら?そうなの?ごめんなさいね。気付かなかったわ。全然大丈夫よ。ナチ君」
「嗚呼すまんな……………ソビエト余り無理をするな。これ貰うぞ」
そう言って他の奴らに聞こえない声で言ってきた。
「ん………?嗚呼……………すまん………」
「謝るな」
「むっ…………」
ナチはそう言ってあっという間に平らげた。
アイツはあんな感じで超が付くほどの甘党だ。
あれぐらい平らげるのは余裕なんだろうな。
そんなナチを見てると「ん?なんだ?何か付いてるか?」とか言ってきやがった。
「………何もついてない……………」
「ん?そうか?なら良いが。美味い……」
本当にコイツを見ていると調子が狂う。昔はこんなんじゃ無かったんだが………
というかさっきからフランスがずっと俺らの方を見て笑ってるんだが………
「ニッポンチャンに報告ね……………新たなカップル………」
「かっぷ?」
「カップってなんですか?フランスさん?」
「秘密よ」