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兎赤
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『 〇〇高校決めたー‼︎ 』
あの耳に残るようなホイッスルの音と共に、実況の声がコート上にいる俺らにも聞こえた
春高準優勝、俺たちは負けた
負けてしまったら3年生は部活引退してしまう。
俺はそんな事は構わないと思っていたが、やはり引退してしまうのは悲しくて悔しいしやっぱりまだ、あと何日か
『 木兎さん達とバレーやりたいなぁ… 』
そんなことを言っても時間は過ぎていく、ある時の帰り道に見覚えのない花屋ができていた
うちの学校は卒業生に花を贈るという行事がありその花もいつかは見ないといけないので赤葦は寄ることにした
その中には綺麗な花が並べられており不意に目についたのが
「…カサブランカ?」
そう、カサブランカだった。
カサブランカの花言葉が気になり店員に聞いてみると
赤葦「すみません、この花の花言葉ってなんですか」
店員「あぁ、この花言葉は確か
【信頼】【偉大】【純粋】
ですね!」
赤葦「…!」
赤葦「じゃあ、この花18本ください」
店員「かしこまりました。少々お待ちください」
カサブランカとは、百合の女王様と呼ばれるほどの高貴な花で、白く大きな花が咲く花がカサブランカです。
赤葦(ふ〜ん。カサブランカの花言葉には純粋って入ってるんだ、確かに木兎さんも俺が初めて高校入った時にフェイントを教えてって言ってきたし、エースって呼ぶだけで簡単に調子が上がるんだからぴったりじゃないか)
店員「お待たせしました!」
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赤葦(18本って言っても結構多かったなぁ…)
???「ん?あれって赤葦じゃね?」
???「え!本当だあかーしじゃん!!」
赤葦「…っえ⁉︎」
次回:「あかーし何してんの?」