僕は、人間が嫌いです
「ある1人の少年が言いました。とても辛そうな表情で。」
僕は、人間を辞めたいです
「ある1人の少年が言いました。泣き出しそうな表情で。」
僕は……人間じゃなければ何でもいいです
「ある1人の少年が言いました。無表情で。」
僕は人間が大っ嫌いだ
この物語は作成者の思いが募っているそんな小説です。
読みたくない方は読まないようお気をつけを。
荒らしは嫌いです(*^^*)
第1話 彼は何者か
僕は人間だ。普通の、何も能力を持たない、人間。だけど、僕は今日、人間という種族に、絶望した。
だって、みんな…他人を蹴落として自分が上に上り詰めようとしているから。人の事を傷付けて精神的に苦しめようとしているから。自分が強ければ、自分に仲間が多ければ、簡単に同じ種族の人間を傷付けようとしているんだ。
だから人間を辞めたかった。いいや、辞めたんだ。人間に絶望したから。人間、という種族に呆れが来たから。
僕は……「人間を滅ぼす異種族になったんだ」
「異種族とは:簡単に言うと動物(人間以外)に力が与えられた種族って事。」
みんな人間を憎んでる。だってそうでしょ?
犬猫が捨てられているのを良く見た事があるけどあれ、全部人間がやってる事だから。お世話をするから、癒しが欲しいから。そんな理由で飼い始めた癖に、転勤だ、引越しだ、マンションだから、連れて行けないから、アレルギーを発症したから、家族が動物嫌いだから。だからみんな捨てていく。そんな人間達を憎まない動物なんて居ない。犬猫なんて特に。
犬猫って殆どが人間の転生する先になるらしい。だから人間がどれだけ酷いのか分かってる。
人間には優しい人もいる。でもその優しい人は限りなく少ない。
ずる賢く生きる人間も、盗みを働く人間も、殺害を企てる人間も、世の中には沢山いる。優しい人間なんて片手で数えた方が早い。
ねぇ、そんな人間に固執してる君は、何の為に産まれてきたの?何の為に生きてるの?
幸せになるため?友達と話したいから?好きな人がいるから?勉強が好きだから?可愛いものがあるから?かっこいいものがあるから??
僕には生きている理由が分からないな。まぁ、頑張って生きなよ。僕は上から見物してるから。
…僕の名前?僕は…白狼「はくろう」だよ。覚えて帰ってくれたら嬉しいな。
それじゃあね、「哀れな人間さん」