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2 - 第2話 兄弟パロ(zmshk)①

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2025年01月03日

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こんにちは、翠黒です!

WT短編集とか言っときながら早速mzybさんを出します()


今回は暴害組の兄弟パロ

病みではないけど暗め、あとクソ長いので3パート位に分けます

何でも許せる方だけ




◯設定

zmさん→兄 shkさん→弟


Let’s go→







―shk視点―

俺の名前はシャークん。

今日は俺の昔話をしよう。長くなるけれど聞いてくれるか?

…ありがとう。じゃあ、話すよ。





俺にはzmっていう兄ちゃんがいる。10歳位離れてるけど。

兄ちゃんはすごく優しかった。俺らには両親がいなかったから、兄ちゃんが全部やってくれた。本当に親みたいだった。家事もカンペキで、勉強も教えてくれるし、すごくすごく優しくて、頼もしくって、最高の兄ちゃんだった。


…なんで両親がいないのかって?これは兄ちゃんに聞いた話だけど、母は俺を産んだ時に亡くなったらしい。すごく美人だったとか兄ちゃんが言ってたな。一瞬でも良いから、会ってみたかったな…。父は優しかったけど、母がいなくなってから壊れてしまった。酒に溺れて、女と遊んで…最低のクズ野郎。次第に家に帰ってこなくなったらしい。生きてるか死んでるかも分からない、って言ってた。




だから 俺は兄ちゃんに育ててもらった。

ずっとこのまま兄ちゃんと幸せに暮らそうって思ってた。でも…











叶わなかったんだ


俺の小学校の卒業式の日、兄ちゃんは忙しくて卒業式に来れなかった。

でも俺は帰ったら兄ちゃんが”いつものように“出迎えてくれると思ってたから不思議とそこまで悲しくなかった。


卒業証書をもらって、兄ちゃんに見せてあげようと意気揚々と帰ったんだ。






…でも家に兄ちゃんはいなかった。

シャークん、ごめんな 』の一言だけの手紙一つを残して。

兄ちゃんは居なくなった。




俺は放心状態だった。

ずっと兄ちゃんと仲良く幸せに暮らしていけると思ってたのが突然壊れたんだ。


おぼつかない足取りで、その手紙を持って警察に行った。

急にいなくなったから捜してほしいと何度も何度もお願いした。

でも、子供だったから相手にされなかった。




家に帰って自分の部屋に戻った。

そこには昨日撮った写真が丁寧に飾られてた。


shk「そういえば昨日…卒業式行けないから今日撮ろう、って撮ったんだっけ。」


その写真にはピースして満面の笑みで写る俺、といつもの緑のパーカーじゃないスーツ姿の兄ちゃん。

でも、兄ちゃんの顔だけ綺麗にちぎられていて無くなっていた。




shk「兄ちゃん…どこいったの…?」

「帰ってきてよ…泣」

そう短く言い残して、俺は布団に潜った。

もしかしたら明日戻ってくるかもしれない、という淡い期待を抱いて。






でも、兄ちゃんが戻ってくることはなかった。











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