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地雷の方はback!!
※センシティブ要素ちょいアリです
※直接的なのはなし
※♡喘ぎ少しあり、キャラ崩壊あるかも
※nmmn注意
※ご本人様とはまっったく関係ございません
💡「」
👻🔪『』
中華パロ🥟
┈┈┈┈┈┈
嫉妬
〈お、伊波くん!今日も元気だねぇ!!〉
〈おはようライくん!これお裾分け!!〉
「いいんですかぁ?!ありがと〜!!」
〈これもあげるよ!〉
これも、これも。こっちもあげる!
「うわ、っと。」
こういう時、いつも断れない。だってみんな、全然悪気とかないんだもん。俺に喜んで貰おうってがんばってる。
しょうがないか。俺って可愛いし。
けどこれは、ちょっと多いかなぁ。
両手で支えきれない量のお菓子やら肉まんやら。これからロウのところに行かなきゃならないっていうのに。
「うーん、」
かといって何処かに捨てていくなんて選択肢はない。せっかく貰ったんだからね。
「しょうがないし、みんなにも分けてあげよ。」
もう一度荷物を持ち直して、駆け足で4人の拠点へと急いだ。
┈┈┈┈┈┈
『なんだその荷物。』
「いやぁ、やっぱ俺ってモテちゃうからさ。みんなお裾分けしてくれんだよね。 つーかるべとカゲツは?」
『あいつら今日は来ないってよ』
気に食わない。
ここに来る度に貰ってくるおびただしい量の好意の塊共。他の男の名前を出すところ。今は俺といるんだからそれでいいだろ。ていうかそんな量貰ってくるな。
「ロウ、リンゴ貰ったけど食べる?」
『いらんね』
ウサギの形にリンゴを切り進めていく。他人から貰ったものに警戒心がなさすぎるだろ。
『お前それ食べんの?』
「は?当たり前じゃん。おばさんのとこのリンゴ美味しいんだよ。」
お前知らないの?
こっちはそっちの身を案じて言っているというのに、まるで煽るような口調に少し苛つく。
『毒とか入ってるかもしんないだろ。』
「いやいや、おばさんに限ってそれはないって!疑いすぎだわ。」
ここは中華街だぞ。毒なんざどこでも買える。そんな平凡なババアでさえな。
『そんなにここらの奴と仲良いんだな、お前』
「ん、まぁね!俺ってやっぱ可愛すぎてさ。」
知ってる。だから困ってるんだこっちは。
その笑顔を、仕草を、他所でもやっているってことだろう?
もう一度言うぞ。ここは中華街だ。変な男に目付けられたらどうする。
売りつけられでもしたら…。
「なに、嫉妬したぁ?」
かわいいなぁロウは。
どの口が。この世にお前に勝る可愛いはないだろ。ほんとに自覚してんのか微妙だな。
「てか、この後俺も出かけちゃうからね。」
『は?どこに』
「ご飯誘われちゃってさぁ、いつもの定食屋に。」
『誰に』
「知らなぁい」
『はぁ?』
「奢ってくれるらしいからさ、貰えるものは貰わなきゃね。」
おーいおいおい。なんだコイツは。純粋の塊か?ふざけてんのか。
『行かせるわけねぇだろ』
「は?なんでよ」
『そこなら俺が奢ってやるから行くな。』
「ええ〜…。でも行くって言っちゃったし。 」
『じゃあ断りに行くぞ。着いてってやる。』
「でた過保護。それくらい一人で行けるし。」
┈┈┈┈┈┈
〈え〜!ライくん来てくんないの?!〉
「あはは…。すみません。用事入っちゃって。」
〈じゃあまた今度にしよ!次いつ空いてる?〉
「えっ、と…、次とかないっていうか…。」
〈ん?あ!来週の土曜とかどーかな?いいよね?じゃあ土曜にしよ! 〉
「えっ、あ、ん?あ、はい…? 」
思わずため息が出る。なんでそうも流されるのか。あんなの悪意、下心有りまくりだろ。さっさ断ればいいのに。
『おい。』
〈ん?なんすか?〉
『コイツ、俺の連れ。』
あと、飯もなしで。
〈あー、ね。そういうのはちゃんと言ってくんね?…あー、まじだる。冷めたわ。〉
「あー…ごめんね、ロウ。 断るって難しいね。」
『別にいい。』
気分がいい自分に腹が立つ。このまま、俺だけ頼って生きればいい。断り方なんて知らなくていいよ。
〈あれ、ライ?〉
「…?、あ!マナだぁ!!!」
〈やっぱライやん!ライ〜!! 〉
「なんでいるの?!珍しいね」
流れでマナに抱きつくライ。心臓の当たりがぎゅ、と掴まれる。苛つく。マナだってお前のことを睨んでるかもしれないんだぞ。
もはや相棒というより恋人のような距離感。
今すぐにライから離れてほしい。今すぐ。
やっぱり駄目だ。さっきの男も、マナも。そしてライも。
他の男に取られる前に、俺のものにしなきゃ。
「…ロウ?」
『悪い、マナ。これから用事あんだわ。』
〈ん、そうなん?ごめんな引き止めて!〉
『いや、大丈夫だ。お前も気をつけて帰れよ。』
「ちょ、ロウ!ねぇ、ねえってば!」
『なんだ』
「今日用事なんてないよね?なんでマナのこと帰らせちゃったの?!」
「俺まだ話したかったのに…」
『お前、本気で気づいてねぇの?』
「…は?なんの話?今はそんなこと…!」
『俺にとってはそんなこと、じゃないって言ってんの。』
「だから何が!…んぇ、 」
どこまでも鈍感な彼の唇に、そっと口付ける。
『こういうこと。』
「……そういうの、ちゃんとした人にやった方がいいと思うけど。?」
いかにも俺がふざけてるような声色で言ってくる。ここまでして本気でわかってないのか?
もはや心配になってくる。
わかってもらわなくては。
伊波ライという人の可愛さを。
俺のお前に対する思いを。その大きさを。
『しょうがねぇな。行くぞ。』
「っえ、どこに、? 」
『お前と俺の記念になる場所。』
┈┈┈┈┈┈
「なんだ、ロウの家じゃん。なんだよ記念って。」
ちょっと期待して損した。もっと何か豪華な場所かと思っていたのに。
『ライ、こっち来い。』
ロウがベッドの上をぽんぽん、と叩いて急かしてくる。
「はいはい。」
駆け寄ってベッドの上、ロウの隣に座る。
と、肩を掴まれて一気に天井が見えた。
「…へ、?」
押し倒された。ロウに。
『もし俺が小柳ロウじゃなかったら、お前このまま襲われてるよ。逃げるなら今だけど、どうすんの?』
「なに言って…、」
ほんとに何言ってるの。こんな状況で逃げられるわけないじゃん。
ロウに顔を覗き込まれて、肩をベッドに押し付けられて、羽織っている黒い上着のせいで周りの状況も見えない。
この心臓の音は、恐怖か羞恥か。
『逃げねぇの?知らないからな?』
「だから、逃げられないでしょって…」
『俺、めっちゃ力弱くしてっけど?』
「!!」
ロウの手が指輪やら数珠やらの音を立てながら俺の耳に伸びる。
そうして俺の耳と大きめの耳飾りに触れた。
「ひぁ…っ!♡」
『じゃ、いただきます。』
ロウの中の獣が、ゆっくり顔を出した。
┈┈┈┈┈┈
終わりです。
力尽きました。
ずっと溜めてた妄想の1つでした。kgri以外の投稿は初めてになります。
好評だったら続きを出そうかな、と呑気に考えちゃっています。
何卒よろしくお願いします。