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#ブルーロック
nagi.
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縦型洗濯機、洗剤、浴室乾燥機能付きの浴室、シャンプー、リンス、ヘアパック、ボディスポンジボディーソープ
鏡付き洗面所、ドライヤー、ヘアアイロン、コップ、歯ブラシ+歯磨き粉
3口コンロ+マグカップ&タンブラー+大皿&小鉢&お椀&お茶碗&深底皿+冷蔵庫
リビングダイニング兼寝室 ベッド+ローテーブル+テレビ+デスク(仕事用)&ノートパソコン&ノート&筆記用具+戸棚&本&デスク・チェア+掃除機+ゴミ箱+月めくりカレンダー+エアコン
これが私の家のすべて
オメガバースと男女という2つの性別に縛られた、面目だけの公平を保とうとしている世界
そして私は、迫害される側のオメガ
誰にもこの性別を話したことがなく、オメガと言う理由だけの差別的な給料減額から逃れて生きている、ただの平凡で居たい20歳
大学は出ていない
実家にお金がなかったから
中学受験で偏差値が平均よりも優秀とされるところに入って、高校までで英検準1級と数検・漢検の2級を取って。
お金が尽きたから大学にはいけなかったけど、一人暮らしも初期は援助してもらったから、というか今までずっと両親には感謝している。
自炊に慣れて、会社で昇給して、お酒の不味さを知って、抑制剤の高さを憎む。そんな日々。
もっと貯金したい。だからバイトもしている
何もかもがいつも通りで、ある意味安定していて、ある意味不自由。
でも、これでいい
そのはずだった
「一体これはどういうことだね、美玖くん」
1人呼び出された会議室で、上司が机に出したのは私のオメガバース検査結果の書類
美玖「⋯」
「うちの会社の記録では、君はベータという事になっている。な、の、に。公的機関での検査結果はオメガ。君は、嘘をついていたと」
美玖「⋯はい。」「オメガであろうと、私が他の社員よりも実績を出してきたのは事実で、オメガバースで給料が左右されるのはおかしいです。少なくとも、私はそれを避けました」
「うちの会社はオメガの人も他に雇ってる。君だけを特別扱いするのは無理だ。何より、万が一の場合に、この嘘が大事に繋がる可能性だってあるんだぞ」
美玖「実績を評価せず、オメガバースで給料が左右されるのが問題です。そうでなければ、嘘をつくこともありませんでした」
「うちの会社に入ったからには、うちのルールに従ってもらわないと困るんだよ!!」
美玖「知っています。既存のルールで私への損が少ないようにした結果です」
「⋯君は今週で解雇だ。木曜日だから、明日荷物をまとめてでていってくれ。担当引き継ぎはこっちでやる」
美玖「⋯承知しました」
久しぶりに、何もない金曜日
今週末が終わっても、出勤する必要も、行くべき場所もない
銀行口座残高はそこそこ。それでも、ただでさえ物価高な都心に住み続ければ2年も保たないだろう。
美玖「⋯再就職、かなぁ」
それ以外に選択肢は残っていないようなものだろう。
検定資格もあるし、年齢だって大卒と同じくらいなのだ。雇ってくれるところがないこともない
美玖(オメガを受け付けてて、完全週休二日制⋯ オメガだから給料が下がらないところで⋯ 次のところではちゃんと話さなきゃな、オメガバース)
どうもこんにちは。
新シリーズをふと書き始めました。
更新するか分からないですがよろしくお願いします
コメント
1件
ああ、この第1話、冒頭の家財道具のリストだけでグッときました。足りないもの、無駄にないもの——管理体制の行き届いた生活が浮かんで、そこから会議室の空気へ一気に引き込まれましたね。オメガバース世界なのに「オメガだから給料が下がらないところ」で再就職しようとする美玖の覚悟が、地に足のついた強さで好ましいです。続き、どうなるんだろう……。mkさん、素敵な新連載をありがとうございます。