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飾るだけ、飾られた自室の中、私は思考に囚われていた。

「あの子が‥…‥あんな声を出すとか‥…‥信じられませんわ‥…‥」

『静まれェェェッッッッッッッ闇の力ァァァァァッッッッッ!!!』

私は妹の思春期の叫び(やや誇張)を思い返し、妹の変化の原因について考え始めた。

でも、そこまで深く考えるまでもない。

やっぱり‥…‥‥…‥私のカリスマ?

‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥…‥あり得る。アリエスギル!

お父様が見てない隙に、今まで可愛がって(イジめて)きた中で、あんな声は聞いた事がない。

あの子は不気味だった。

『人形』。

あの子にピッタリな言葉。

何を言っても、何をしても、『人形』のように黙っている。

そんなお人形さんが無謀にも家出をし、苦労という苦労をして、究極で完璧なお姉さま(妹が家出をして三日後、普通に妹の存在を忘れた姉)と再会‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥再会の喜びでハシャぎたくなるが、あの子は思春期だから、恥ずかしくて喜びをマトモに言えず、思春期の叫びをしてしまった‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…‥

フフフ‥…‥‥…‥ナルホドですわ!

全ての謎が解け(?)、喜ぶ第二王女レイラだった。


スープの具やら何やらで、上半身が徹底的に汚れたイリスに俺は、誠心誠意に謝ってる。

『すまん‥…‥‥…‥つい‥…‥』

「だ、大丈夫……です?」

『なんで疑問形なんだよ……』

「だ、だから……だ、大丈夫ですって‥…‥【アリーシア・ネロ】」

イリスが聞き慣れない語句を口に挟んだ瞬間、何もない空間に水が生まれ、イリスの服を濡らさないまま、スープの汚れだけを洗い流した。

『え?!今の何?!魔法?!』

それを最も間近で見た俺は、久しぶりに童心に帰った。

「ま、魔法ですね‥…‥やはり、な、ナカユビさんの世界には‥…‥魔法って‥…‥‥…‥」

『なかったよ。』

「で、ですよね‥…‥」

質問が尽きた。魔法関連の質問は、聞いても分からんだろうし‥…‥

俺はエレベーターでの一件を思い出し、悩み始めた。

気まずい‥…‥さっきのお姉さま襲撃事件も大きいが、元より俺の質問ラッシュで成り立っていた会話だ。

質問が尽きたら、会話も途切れる。単純明快だ。

なんかないかな‥…‥‥…‥質問できそうなやつ‥…‥

‥…‥‥…‥うん。あるっちゃあるな。聞いて失礼にならなかったら良いが。

『イリス。』「はい。」

『イリスって今、何歳?』「じゅ、十四歳です。」

『その‥…‥学校みたいな?ナニカ学ぶ場所に行かないの?』「ああ、が、学舎のことなら、休学ぅ、してますので‥…‥」

『休学?学校休んでるの?』「は、はい…‥家出した時点で、じ、自動的に休学になりました。後、が、がっこーじゃなくて、学舎です‥…‥」



今日はこのぐらいです‥…‥

私の体調もよろしくないので‥…‥

コロナだったらどうしましょう?

ヤバいじゃん。生体兵器ハラムの誕生じゃん。

魔王の娘の中指に転生しました。

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