テラーノベル
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「おはようございます、結城さん。電話が繋がらなくてすみませんでした」
事務所に入るなりそう言った私に、結城さんはコピー機の前から
「ここまで来たからいいものの……普通ではないというか、これまでのように連絡が取れなかったり、案件がギリギリなのは何故?」
と、私を見た。
―― 仕事の依頼がなくなるのは困る
そう考え、私は
「少し事情があって……スマホを取り上げられました」
と正直に伝えた。
想定外のことだったのだろう。結城さんは、中途半端に紙を持ったまま固まっている。私はリュックを降ろすとパソコンの準備をする。
「今日はここを借りていいですか?」
「もちろん構わないが」
動き始めた結城さんは
「スマホ、誰に取り上げられたんだ?おかしな話過ぎるよな…?」
と事実を疑う音色で、私の隣へ来た。
「おかしいですよね、本当に……日常的に不便で大変ですけど、大人しく泣き寝入りするつもりはありません。パソコンはあるんで、反撃はしたいと思います」
すぐには何も言わなかった結城さんは、もう一度聞いた。
「誰に取られて、誰に反撃する?取られたまま、悪用されないのか?」
「誰っていうのが……一応夫なんですけど…」
「一応?」
―― 半分お義母さんなのは説明が面倒だな
「あ、はい……恥ずかしながら、夫に取り上げられました」
「それって、DVとかか?」
コメント
3件
話してみようよ、きっと味方になってくれるよ!!

あずあず、面倒なんて言ってないで結城さんにはホントの事を話していいと思うよ😊 仕事の連絡だってあるんだし… 異常な家族から救ってもらえるかも…
あずあず結城さんにはほんとのこと話してもいいんじゃないかな? フツーじゃない異常だし、柏木家そのものがおかしいからね、確かに説明は面倒くさいかもだけど、お仕事もあるし… どうかな?
#不倫
#離婚