続きです!
注意書きは1話をご覧ください!(R無し)
それでは、本編どうぞ~!
〜shk視点
shk「ん〜……、」
俺は、朝からあることにすっごく悩まされている。
それは、、
ガラララ、バンッ!!
nk「シャケあったー?!」
shk「やっぱない〜!」
教室の扉を開けて中に入ってきたのは、友達の水野こと、Nakamu。
実は、俺はそのNakamuからもらったボールペンをなくしてしまったのだ。
shk「昨日の6時間目までは絶っっったいあったのに…!」
nk「そっかぁ〜…ま、そのうち見つかるっしょ!気にしなくていいからね〜」
shk「うぅ…ごめん…」
nk「いいってばw」
Nakamuは俺の頭をポンポンと優しく撫でると、「じゃあね」と言って教室を出て行ってしまった。
俺は申し訳無さで胸がいっぱいだった。
shk「疲れた〜」
mb「でも楽しいじゃん?体育!」
俺たちは、体育の授業を終えて、教室に帰ってきていた。
俺の頭の中は、ボールペンのことと、“あの人”のことでいっぱいだった。
さっきボールペンをどこでなくしたか考えていた時に、ふと昨日の帰り際の出来事が頭に蘇ってきて、それ以来、また俺の頭の中を支配しだしたのだ。
shk「はぁ〜……、」
なんか、疲れることばっかりな気がする…。
てか、あの人はほんとにどこの誰なんだろう…?
ぶるーくとかNakamuなら知ってるかなぁ。
いや、名前わかんないし無理だ。
もどかしすぎて、色んなことが頭に入ってこない。
こんなだから、ボールペンなくしたんだ俺。
ほんと何やってんだろ……。
mb「……あれ?しゃけ、ちょっと。」
shk「え…?何?」
突然、友人に手招きされて、俺は友人のもとへ走った。
友人は、俺の机を指差している。
shk「なんかあった…?……って、」
shk「俺のボールペン!!!!」
なんと、机の上にNakamuからもらったボールペンが置いてあった。
shk「見つかった……良かったぁ〜!」
ぎゅっとボールペンを握りしめていると、友人が不意に「あれ」と呟いた。
shk「何?まだなんかある?」
mb「なんか…手紙?あるよ」
shk「え、」
驚きつつ、友人から手紙を受け取って開封する。
shk「……ん?」
内容は、こんなものだった。
『こんにちは。青時 歌と申します。先日、あなたのことをゴミ捨て場で見かけたのですが、そのさいに、このボールペンを落としていました。あなたは気づかず帰ってしまったので、拾いました。お返しします。……それと。もしよろしければ、お友達になりませんか?クラスを書いておきますので、時間がある時に訪ねてきてください。待ってます。』
紙を裏返すと、丁寧に“2年3組 青時 歌”と書かれていた。
shk「え…、これってもしかして……?」
いや、絶対にそうだ。
あの時、ゴミ捨て場で俺が見かけた、イケメンな人だ。
俺が一目惚れしてしまった、あの人。
友達になりたいなんて、こっちが思ってる。
ぜひとも会いに行きたい…。
でも、
shk「3組にあんなイケメンいたっけ…?」
疑問に思った俺は、噂好きのクラスの女子に声を掛けにいった。
shk「なぁ、ちょっといい?」
mb「何〜?って、緑間くん?珍しーね、なんかあったの?」
shk「3組にイケメンっている?」
mb「…え?何聞いてくるのかと思えば…。いるけど、どうしたの〜?」
shk「いる…の?」
mb「うん。青時 歌くんでしょ?学年一の美少年って噂されてる。」
shk「そうなのッ…?!」
mb「え、知らないの?w男子みーんな嫉妬してるけど?…ま、緑間くんそういうの疎そうだし。」
そう言われると、なんも反論できない。
俺は正直、恋愛が苦手だ。というか、女子が苦手。意見コロコロ変わるし。まぁ、そうじゃない人もいるんだろうけど……。
そもそも、人付き合いが苦手な俺に、恋なんてものは関係ない。
……って、思ってたのに……。
mb「何々?なんかあったの?」
shk「い、や…特には……。」
mb「ふーん?……まいーや。多分普段はクラスにいるから、会いに行ってみれば?」
shk「あ、ありがと…。」
俺は小さくお礼を言うと、その場を離れた。
今の話を聞いて、絶対に近づいちゃダメだって分かった。
だって、学年一のイケメンだよ?
そんなやつの隣に、俺みたいなやつがいたら、皆どう思う?
それはもう最悪じゃん。
俺別にカッコよくないし、隈ひどいし、目つき悪いし……。
無理だ、会いにはいけない。
ボールペンのお礼もしたいし、正直言うと多分これは一目惚れ(?)だし、会いたい、会いたいけど……。
shk「ダメ、だよね…w」
大きなため息をついて、俺は机に突っ伏した。
ガラララッ、バンッ!!
放課後。教室の扉が朝みたく勢いよく開かれた。
nk「シャケ帰ろーー!!」
br「シャークーん!」
入ってきたのは、親友のNakamuとぶるーくだった。
shk「うるせぇよ…。静かに入ってこれないの?」
br「無理な話だね!」
nk「それより早く帰ろ〜」
shk「おう。準備してくるから、ちょっと待ってろ。」
n,b「はーい」
2人を教室の外に追い出し、俺は鞄を取りに席を立つ。その時。
mb「しゃけー!ごめん、ゴミ捨て行ってくんね?」
shk「…え?」
いや、今日は……。
断ろうとしたのに、口が勝手に動く。
shk「いいよー。」
mb「ありがと!!じゃ、頼んだ!」
shk「…あ…。」
最悪。またやらかした。
俺の悪い癖なんだ、人からのお願いを断れないのは。
shk「はぁ……行きますか…。」
俺はゴミ箱を手に取ると、Nakamuとぶるーくに事を説明し、玄関で待っててもらうことにした。
nk「ほんと、シャケは優しいんだから〜」
br「断れないなんていい子すぎるよね〜」
2人には苦笑いされたけど、「シャークんは優しいからね」って、頭を撫でられた。
嬉しかったけど、申し訳なかった。
shk「そういえば…」
ゴミ捨て場で出会った、あのイケメンさんは、どうしているだろう。
俺は、もうあの人のことは忘れようとしていた。
だって、どう考えても釣り合わない。
だから、忘れてしまったほうが楽だ。
でも、あの女子の話を聞いてから、やたら噂話が耳に入るようになってしまって……。
どう頑張っても忘れられないのだ。
shk「ま、あんなイケメン、生涯あうことなさそうだしな〜」
親友のスマイルよりもイケメンだった。
そんなやつ、初めてだったし。
shk「……ばったり会えたりしないかな」
そんな淡い期待を抱えながら、俺はゴミを捨て、その場を立ち去ろうとした。
shk「青時 歌、、ね。いい名前。」
無意識に、声に出ていたらしい。
?「呼んだ?」
shk「うわッッ?!?!」
後ろから、急に腕を掴まれる。
?「ごめんごめん!驚かせちゃったかな?」
shk「え、?え……?」
理解が追いつかない。
俺の背後には、
噂のイケメン、青時 歌が立っていた。
一旦切ります!
長くなっちゃったので!
疲れた!!w
でも楽しい。お話書くの楽しい。
皆さん、いいねやコメントありがとうございます!
すっごく励みになるし、元気出ます。
ほんとにありがとう。
感謝してもしきれないです。
……では、また次のお話で会いましょ〜
おつあめー!
コメント
4件
大好きです‼️‼️‼️😭
めちゃめちゃいいな… やっとの対面だから次回の2人の話し合いが楽しみ〜!!✨